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元「就活アドバイザー芸人」森川、この度UZUZを退職します。

今回は、UZUZを退職する社員・森川に、インタビューを実施!

21歳で入社し、今では26歳になった森川。この5年間での「UZUZでの思い出」や「退職に至った経緯」などを包み隠さずお話ししていただきました!

▼プロフィール
1994年生まれ。千葉県出身。高校卒業後に就職したものの憧れの芸人になりたいと考え、1年で仕事を辞めお笑いの世界に。しかし芸人だけでは食っていけず、ネット回線をひたすら売り続ける営業代行会社で働きながら活動を続ける。UZUZに転職後は、法人営業兼キャリアアドバイザーとして業務に取り組む一方で「就活アドバイザー芸人」として活動していた時期も。この度約5年働いたUZUZを退職し、知人と会社を設立する。

私がUZUZに入社した“ワケ”

ーーまず最初に、UZUZに入社した経緯から教えてください。

UZUZに入社する前は光回線の営業をしていました。実績も出せてはいたのですが、当時はいわゆる“強引な営業”をしていたため、連続クレーム件数の日本新記録を達成してしまって……。

クライアントから正式に「森川NG」が出たためやることがなくなり、別の商材の担当を提案されたんです。ただ、“生活できないほど安い賃金”を提示されてしまい、怖くなり走って逃げて退職しました。

※この辺りはJobpicsのインタビュー記事が面白いので、ぜひ読んでみてください!

「とにかく次の仕事を探さなくては……!」と、ひとまず前職の同僚に連絡をしたところ、既に本人がバイトしていたUZUZを紹介してくれたんです。はい、これがUZUZとの出会いです。

当時ソニーミュージックに所属し芸人として活動していた私は、面接時に「休みをもらう可能性もありますが、大丈夫ですか?」と確認。予想以上に軽い感じで了承して貰えたので、2016年の5月にアルバイトとして入社しました。

同じくらいのタイミングで、白川(現執行役員)や林、10歳年上の森が正社員で入社していたので、僕は勝手に同期と呼んでいます(笑)。

日中は、当時開催していた「ウズウズカレッジ 営業コース」を担当しながら、夜はUZUZのオフィスを借りて、コンビを組んでいた同級生とネタ合わせをさせてもらう日々。

忙しくも順調な毎日を送っていたものの、入社して3〜4ヶ月が経ち業務にも慣れてきた頃に、事業全体で結構な赤字が出てしまったんです。結果、担当していた事業は一時凍結することが決定。

「もうクビかな、次の仕事探さないと……。」と思っていたところ、代表の岡本に声をかけて貰い、CA(キャリアアドバイザー)として再スタートすることになりました。


ーー未経験のキャリアアドバイザーに挑戦してみようと思ったのはなぜですか?

既に数ヶ月働いていて「UZUZの事業」や「社風」がなんとなく分かってきたタイミングでもあったので、単純に「なんか楽しそうだ」と思ったんです。

あと芸人のアルバイトはコンビニや居酒屋が多いので、“キャリアアドバイザー”と名乗れるのは面白そうだなと。そのときは芸人メインで活動していたので、珍しいバイトだからネタになると思いました(笑)。

正直、今までの人生で面接を受けたことはほとんどないし、エージェントの存在もUZUZに入社して初めて知ったくらいで。そんな状況だったため、上司や先輩がOJTで細かく指導してくれたのがすごくありがたかったです。

日中は先輩の面接対策等に同席させてもらい、通常業務が終わったあとに代表の岡本に、ひたすら面接対策の練習をしてもらったことを覚えています。あの時夜ご飯として岡本が頼んでくれた出前館の味は、今も忘れません!

“芸人”と“仕事”の両立は、UZUZだからこそできたこと

ーー慣れない仕事と芸人との両立は大変そうですが、実際どうでしたか?

かなり迷惑をかけたと思います。急なオーディションが入った時はお休みをいただいたり、ちょっと早く上がらせて貰ったり……ということがよくありました。

アルバイト時代はシフトをうまく調整して柔軟に対応できたのですが、RA(リクルーティングアドバイザー)をやり始めるタイミングで、正社員登用の話をいただいて。

僕は芸人をやりたいので、休みがなくなるのはきついと伝えたのですが「副業として見るから別に良いよ」と言ってくれて、その言葉を信じて正社員になりました(笑)。

当時は今よりも社員数も少なくある種ゆるい面があったので、正社員になってからも少し早めに退勤してライブに出させてもらったりもしていましたね。

ーー「就活アドバイザー芸人」として様々なメディアに出ていましたが、今も芸人は続けているのですか?

実は、今はとっくに芸人を辞めています。

3〜4年前にガジェット通信の寄稿で初めて「就活アドバイザー芸人」を名乗ったのを皮切りに、「@人事」や「JOB PICKS」「ラジオの文化放送」「Abema TV」など、色んなメディアに出させてもらいました。

たくさん取材が来たことまでは良かったのですが、芸人としての活動の中でも徐々に“就活ネタ”を求められるようになって。就活芸人を名乗ったものの、正直メディアに出ることだけを考えていたのでコントのネタなどは思いつかず。しかも当時はピンで活動していたので余計に無理だと思い、徐々に芸人としての活動を終了していきました。

また、ちょうどその辺りから、自分の中で仕事が楽しくなってきたことも“芸人”を辞めた理由の1つです。

それまでは、正直あくまでも芸人の下にUZUZがあると思っていて。芸人として活躍するためにUZUZで働いていたんです。それが段々とUZUZの方が楽しくなってきて。

仕事はもちろん、UZUZはみんな社員との距離が近くて。当時は毎週のように専務の川畑や他のメンバーと飲みに繰り出していました。毎日楽しくて仕方なかったですね!

※社員旅行で漫才を披露したときの一枚

“横浜支店”の立ち上げは、5年間での一番の思い出

ーー約5年間在籍したUZUZでの、一番の思い出は?

悩みますが、直近だとやっぱり「横浜支店で働いたこと」ですね。横浜支店への立ち上げ・異動が決まったのが、24〜5歳くらいのタイミング。実はこの時、ちょうど自分の中でくすぶっていた時期でした。

というのも、CAとして働きだした当初から結構成果を出せていましたし、メディアにも取り上げてもらったりと、しばらくは本当に調子が良かったんです。でもそんな好調がずっと続くわけもなく……。その後、ゆっくりと調子が下がっていってしまいました。

当時のUZUZには、役員とリーダークラスを交えた未来PJという取り組みがありました。正直自分にはあまり関係ないと思っていたのですが、当時の上司から「きっと次は剛君が入るだろうね」と言われていて。

その時は社員の中で一番年下だったので「これに選ばれたらもっと上にいけるな!順風満帆だな!」と感じていました。でも結局、最後まで呼ばれることはありませんでした。

さらにそのタイミングで、僕より年下で勢いがある後輩がどんどん入社してきて。キャラも濃いうえに努力家の面々。今まで自分が一番年下で可愛がってもらえていた手前、「後輩に抜かれる、やばい。何か変えなきゃ……!」とすごく焦っていたんです。

こんな“くすぶり時期”に横浜支店立ち上げの話が出て。

もう引っ越してでも横浜に行って、環境を変えて、ここで絶対立ち上げを成功させるしかないと。すごく悩んで下した決断でした。

ーー実際に横浜支店に異動してみてどうでしたか?

上期は、結果が全く出せずに惨敗して「やばい」の一言でした。成績は、最下位から2番目でしたね。「巻き返そう!」と意気込んで横浜支店に異動したのに、全然成果を出せませんでした。

その間も、三宅や菅田などの“後輩CA”は絶好調で。「どうしよう、どうしよう」と毎日もがいていました。

実は横浜支店に異動するタイミングで、担っていたマネジメント業務などを全部手放していて。横浜支店の社員も3〜4人しかおらず、とにかく面談しかすることがなかったんです。なので、数字はひとまず気にせず、とにかく面談に集中する作戦に! 当時上司だった白川にも1on1でミーティングをしてもらい、もう“何くそ根性”でがむしゃらに目の前の面談に取り組みました。

結果、最終的に下期1位、通期2位の成績に持っていくことができました。ちょうどコロナの波をもろに受けていた時期だったので正直キツかったんですが、この成績が出せるくらいには努力を重ねたなと、自分でも思います。

くすぶっていた時期に思い切って決断したことは、自分の中で大きな転機になりました。「本当に横浜支店に異動して良かった」と。

もちろん誰も2位なんて覚えてないし、表彰されたわけでもないんですが、自分の中では大きな自信に繋がりました。

やはり良い時よりも悪い時の方が記憶に残るのか、これがUZUZで一番印象に残っている出来事です。

自分の挑戦心を活力に、前に進み続けたい

ーーそれでは、退職をしようと思った理由を教えてください。

今回退職を決めた一番の理由は、「タイミング」です。

UZUZ退職後に会社を設立するんですが、一緒に設立する知人とは4〜5年前に出会っていて。そこから定期的に飲む関係で「いつか一緒に何かやりたいね」くらいの感覚で話をしていたんです。

それが今年の年明けくらいに「そろそろ本気でやらない?」と誘われて。

最初は冗談半分で捉えていたのですが、徐々に話が加速していき「本気で考えないと」と思ったのが2021年2月頃です。

正直、最初に話をいただいたときはかなり迷いました。でも横浜支店の勤務で成績を巻き返せた経験が、大きな自信になっていたんです。

1位ではないですが通期で2位の成績を残せて「ああ良かった、俺まだ腐ってなかったんだ」と。

そして「自分ならまだ何かできるんじゃない?」と考えたときに、挑戦してみたいと思ったんです。

またUZUZに入社したときが21歳で、今は26歳。もしこの先会社を設立するとなっても、30代になると自分はもう怖気付いて決心できないだろうとも考えました。

「もし今だったら、最悪失敗しても何とかなるかな。自分の中でコケられる最後の年齢かな」と。

この知人からの話がなければ、今も変わらずUZUZで働いていたと思います。

ーー次の会社ではどんな事をするのですか?

最初の2年程は、“体育会系に特化した新卒の人材紹介”をやる予定です。

体育会系の就職活動って、人伝が多いんですよ。「先輩に相談してみよう」「先輩が使ってたからあのエージェント使おう」とか。

今回一緒に会社を設立する知人が、体育会系出身で。実際かなり多くの新卒から相談を受けるそうなんです。僕は「企業の開拓」などを担当して、二人三脚で進めていく予定です。

最初に「人材紹介をやろう」という話が出た時は「UZUZの了承を得られないだろうから、別事業の線が濃厚かな」と思っていました。しかし上司に相談をし1ヶ月ほど話し合った結果、最終的に承諾してもらえました。

今後、UZUZは新卒の就業支援に注力していくとのことなので「うまい形で提携できたら良いね」とも言っていただけて。なので、本当に喧嘩別れとかではないです(笑)。

人材紹介を2年ほど実施したあとは「高卒のキャリア育成」もしたいと考えています。

というのも、今僕はUZUZで働きながら高校生のキャリア教育を行う一般社団法人に所属していて。高校生が学校を通して就活する場合、学校や県の決まりで1人1社しか受けられず、さらに約4割が製造業に就職するというのが実情です。

そのため、高卒の方を自社で採用し、徹底的に鍛えてビジネスの経験値を積めるような事業ができればと考えています!

ベンチャー企業だったからこそ、ビジネスの戦闘力をあげられた

ーーUZUZに入って良かったことを教えてください!

“人の良さ”をあげる社員が多いと思いますが、僕としては“ビジネスの戦闘力をあげられたこと”ですね。

入社当初はCA/RAの両面を担当していたので、候補者対応に加えて企業対応もがっつり挑戦させてもらえました。また先輩から引き継いで「地方創生の事業」にも携わりましたし、先程お話しした「横浜支店の立ち上げ」など、本当に色々な経験ができたんです。

あとはやはり、「事業を運営していく」ということを間近で見られたのは大きいですね!

同じ業界の方に話を聞いても、やはり“いちCAの仕事はひたすら面談をこなす”というのが普通で。UZUZは、自分のKPIや売り上げだけでなく、決定率など会社全体の細かい数値に触れる機会が多く、メンバークラスでも数字をかなり意識しているんです。そういった環境に身を置けたことは、とても大きな学びになりました。

実は僕、つい先日結婚したんですが、両親に挨拶した際に「話す内容や性格が変わった。理屈っぽくなったね」と言われました。

両親は社会人1年目の僕と今の僕を知っている存在。いわく「昔みたいに勢いだけで行動するのではなく、論理的に考えたり要点をまとめて話すことができるようになった」らしく。

僕の中では、これはすごく褒め言葉でした。こういった面も含めて、ビジネスの戦闘力が上がったと実感します。

そもそも光回線しか売ったことのないただの高卒だったのが、会社を作ろうと思えるまでになったという点で、かなり力が付いたなと思います。

ーーこれからUZUZに入社する方に向けて一言お願いします!

UZUZ社員は、なかなかキャラが濃い人が多いです(笑)。なので入社してから悩む瞬間もあると思います。でも、とにかくみんな人が良いです。

“人をバカにする”とか“いじめる”などの文化は、入社してから1回も感じたことがない。

入社当初は僕しか高卒がいなかったのですが、それを理由に何か言われたことももちろんないですし、全員平等に扱ってくれます。とにかく手を上げて「なんでもやります!」という人は必ずチャンスをもらえるし、活躍できると思います。

今のUZUZは、第二次創世記で。人材紹介事業部を再編成していたり、コロナ禍もあり、グイッと伸ばしていくタイミングなんです。だからこのタイミングで成果を出せたら、良いポジションを獲得できる。ビッグチャンスだと思います!

少しでもUZUZが気になる方は、まずはとりあえず応募してみて社員と話をしてみてほしいですね。

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