「介在価値」を発揮してユーザーを幸せに。企業の経営課題に向き合ってきた最年少マネージャー経験者がUPSIDERで目指す世界
UPSIDERが手がけているのは、ユーザーを第一に考え、課題解決を全力でサポートし「ともに」成長していくビジネスです。経営課題の相談先として、最初にUPSIDERを想起いただけるようにしていきたいですね。
そして自分自身、「挑戦したことがあるかどうかで人生の幅は変わる」という言葉を胸に挑戦者を支えながら、ユーザーの課題解決を第一に考え、ユーザーや一緒に働くメンバーと目線を合わせ、全力で走り抜けていきたいです!
・・・
UPSIDERで働く人を紹介する『Who we are』シリーズ。
今回語ってくれたのは、2024年2月に入社したKeisuke Suzuki(鈴木 啓介)さん。新卒でパソナキャリアに入社し、企業の経営課題に向き合い最年少でマネージャーに就任した営業のエキスパートが、仲間に加わりました。
彼がUPSIDERへの入社を決めるまでに、どのような経緯があったのでしょうか。秘められた熱い想いや、今後の展望についても伺いました。
2024年2月に入社したKeisuke Suzukiさんです
東日本大震災と米国留学を経て芽生えた「介在価値」の意識
ーーご経歴を含め、まずは簡単な自己紹介をお願いします。
はじめまして、鈴木(以下、Keisuke)です!2024年2月からSMBチームに所属するGrowth Partner(グロースパートナー)としてセールスとカスタマーサポートのふたつの役割を担っています。
経歴としては、2018年に新卒でパソナキャリアへ入社。プロフェッショナル人材が「顧問」として企業を支援する事業で、お客様の新規開拓から課題解決まで一気通貫で従事していました。最終的にチームマネージャーになりましたが、ユーザーの課題解決をもっと近い距離で実行していきたいと考え、転職を決意。UPSIDERに入社しました。
ーー新卒での入社以前は、どのような学生時代を過ごしていたのでしょうか?
宮城県塩竈市という港町で、3人兄妹の次男として育ちました。兄の影響で少年野球をやっていましたね。中学時代は島の学校で過ごし、そこには同級生が7人しかいなかったのですが、潮干狩りをしたり、運動会でナマコを持ってリレーしたり(笑)と、島ならではの学校生活を送りました。
そんななか、2011年に東日本大震災が発生。人生観が一変する出来事でした。幸い親族や友人に被害はなかったものの、家は津波で泥だらけ。つらく大変でしたが、大勢の人が早期復興に向けて力を貸してくれたので、感謝の気持ちが強く残りました。
震災に加えてもうひとつ、大きな転機になったのは「TOMODACHIプログラム」への参加です。岩手県、宮城県、福島県の東北3県に住む高校生と大学生が約3週間、アメリカに留学して地域貢献やリーダーシップについて学ぶのですが、それまで自分のまわりにはいなかった、さまざまな挑戦をする同世代の人々が集まっていました。
同世代のメンバーと異国で一緒に時間を過ごせたこと、そこで自分自身を変化させてもらえたこと、さらに震災を経て生まれた「感謝の気持ち」が結びつき、自分が関わることで周りの人を幸せにしたいという、いま大切にしている「介在価値」の考え方につながっていきました。
ーー新卒でパソナキャリアに入社したとのことですが、どんな仕事をしていたのでしょうか?
米国留学で得た「出会いを通じて人が変わる」経験、そして「自分が関わる人に何か還元したい」という思いから、「人の意思決定に携わりたい」という人生観をもつようになりました。それが体現できるのは人材会社ではないかと思い、パソナキャリアに入社しました。
入社後の配属先は、新規事業として立ち上がったばかりの「企業向け顧問サービス」の営業です。キャリアアドバイザーとして転職志望者の方々の意思決定に携わりたいと考えていたので、その配属には驚きました。
一方、実は震災当時、現地へ足を運んでくださった経営者の方々とお話しする機会があり、そこで知識や経験が広がる面白さを感じていたんです。そのため、仕事のなかで経営者や顧問といった方々とお話しできる環境はとても楽しく、どんどん事業にのめり込んでいきました。
ただ、入社してから2年ほどはまったく成果を出せませんでした。朝から晩まで新規開拓し、打ち合わせの時間をいただいて訪問してもうまくいかない日々。会社を辞めて転職しようかと思った時期もありました。どうしたらお客様のためになるか、もがき続けていたなかで転機になったのは、上長から「商談の中身をまとめてから、企業と同じ目線に立ったコミュニケーションを取りなさい」と言われたことです。
それまでは商談で聞いた内容を自分の頭で整理するのみでパートナーの顧問の方へ伝えており、その結果、企業側の期待とずれたアウトプットになっていたのです。
そこで上長からのアドバイスをもとに、商談が終わったらすぐに「お伺いした内容」と「ネクストアクション」をテキストにまとめてお客様に確認。すると、「間違いありません」「少し異なるので〇〇は△△」と返信をいただくことができ、コミュニケーションのずれがなくなりました。こうしたやりとりでお客様とも関係が深まって営業成績を残せるようになり、MVP受賞や最年少でのマネージャー就任といった結果につながりました。
その後、転職を考えるようになります。マネージャー業務が増えるなかで、やはり「お客様」と直接向き合って課題解決=介在価値を発揮したい思いが強くなったんです。また、経営者や顧問の方々と話すなかで、「挑戦したことがあるかどうかで人生の幅は変わる」という言葉をいただいたのも大きなきっかけでした。社内だけではなく外にもっと目を向けてみようと、転職を考え始めました。
「一方通行なコミュニケーション」で二度、失敗。大切にする心構え
ーーこれまでの人生を振り返り、挫折やターニングポイントはありましたか?
大学時代、就活支援団体の立ち上げで大きな挫折を経験しました。全国に支部がある大きな就活支援団体で、福島支部を立ち上げるタイミングでメンバーとして加わり、紆余曲折あって代表を務めることになったんです。
高校時代の米国留学の経験をふまえて、「何か還元したい」「恩を返していきたい」という思いから、朝から晩まで後輩向けの就活対策のイベントや個別面談を実施しました。バイトをやりながらも、週4〜5日は団体の活動に奔走する日々でしたが、自分にはそれがとても楽しかったんですよね。
しかし、人によって活動への熱量、優先度は異なります。当時はそこに意識がおよばず、同じ熱量で同じ量、同じスピード感でやることを、他人にも押し付けてしまっていました。その結果、メンバーと喧嘩したり少し疎遠になった時期もありました。
バイトをしてお金を稼ぐことも、恋愛、旅行、インターンなど、人によってやりたいことの優先度は異なる。全員が同じ優先度ではないし、もっと相手のことを理解しようとすべきでした。人には人の優先度があると知った、いい機会ですね。
ただ、近い内容で前職のマネージャー時代にも失敗してしまったんです。
目標が未達だったメンバーに対して「なぜ行動量を担保しないのか」「ネクストアクションを立てたのになぜ正しく実行していないのか」と、自分自身が楽しかったからコミットできていた方法を「正論」にしたコミュニケーションを取ってしまいました。定常的にこうしたスタンスを取り続けた結果、当時のチームメイトから「Keisukeさん、怖い」といったフィードバックをもらったこともあります。
コミュニケーションの誤りに気づいたのは、上長との1on1の場です。「間違ってはいないけど、メンバーはついてこないよ」「相手の立場に立って、応援することを忘れずに」と言われてハッとしました。大学時代と同じ失敗をしてしまった、と。
相手には相手の、物事に取り組む優先順位がある。それを理解しながら「どうしたら一緒に大きな成果を出せるか」を考えるのが自分の役目であり、メンバーに「伴走」することが大事だと思い至りました。
相手と同じ目線に立ちながら、ともに前へ進む。まだできていないことも多いですが、今後も大切にしていきたい心構えですね。
「挑戦者」として向き合えるカオスな環境に惹かれて
ーーUPSIDERへの入社の経緯を教えてください。
UPSIDERは、転職を決意したタイミングでエージェントさんから紹介いただきました。資金調達の発表やプレスリリースをよく見かけていたので、前職在籍時から手がけているサービスは知っていました。エージェントさんから「いまのフェーズでの入社はプラスですし、目指す世界が近いかもしれないのでぜひ!」とおすすめされて、それならばと面接することになったんです。
一次面接の担当だったのがShigeru(神宮司)だったのですが、いい意味で面接らしさがなくて親しみやすく、話していてわくわくしっぱなしの時間でした。面接が終わってすぐ、エージェントさんに「選考に受かったら絶対に入りたいです!」と電話したのを覚えています(笑)
UPSIDERに入社した決め手は、大きく3つあります。ひとつ目は、社員全員がユーザー志向であること。ユーザーのためなら、自社製品以外についてもサポートしようとしていますよね。ふたつ目は、壮大でわくわくするミッションにメンバー全員が共感し、その達成に向けて常に全力で取り組んでいること。そして3つ目が、カオスのなかでも前を向いて、社員が貪欲に事業へ向き合っていることです。
面接では、自社で未確認の事象が起きた際に、圧倒的なスピード感で各自が裁量権をもって意思決定し、ユーザーの課題解決まで一気に駆け抜けていくという話を聞きました。
ほかにも、選考過程ではShigeru(神宮司)、Yusuke(益戸)、Kazuma(安本)とお話ししたのですが、終始わくわくが止まらなかったです。前職で成果を出した方々が新たにカオスな環境へ飛び込みながら、熱く事業について語っていたのは羨ましかったですね。自分自身も、その一員として関わりたいと思いました。