この記事は https://magazine.unionnet.jp/special/interview/staff-interview/ からの転載となります
皆さん、こんにちわ。ユニオンネット広報の丸山です。
今回はユニオンネットの現場の雰囲気をお伝えするため、制作チームのリーダー2人に質問していきたいと思います。この業界に興味を持ったキッカケや普段どのような仕事をしているのか、また両名がリーダーとして心掛けていることをお届けしたいと考えています。
佐々木:デザイナーチームの「母」的な存在。 無類のミッフィー好き。でも実はきっと情熱的。
山尾:エンジニアチームの「アニキ」的な存在。 とにかく“シュッとしてる”猫好き。
丸山:広報(インタビュアー)
制作リーダー2人に聞く、Web制作・チームへの想い
入社の経緯は何でもない、ごく一般的な理由。
丸山:
まずは簡単に入社の経緯からお願いします。どちらから行きますか?
佐々木、山尾:
・・・。
丸山:
・・・。
佐々木:
あっ、はい。じゃあ私から!
丸山:
はい、じゃあ佐々木さんからお願いします!
佐々木:
私は独学でこの業界に入ったのですが、ユニオンネットは制作会社としては2社目でした。前の会社は出産をきっかけに退職しまして、それから3年間は子育てをしながら家で仕事をしていました。
ただ元々在宅で仕事をしたり、フリーランスになるつもりは無かったので、子育てが一段落したらどこかの会社に就職するつもりでした。まだ子供が小さくてお迎えの時間もあったので、ユニオンネットへは始めはパートで入社しました。
丸山:
あぁー、そうでしたね。もう昔過ぎて覚えてないですが笑 ちなみに、その頃のユニオンネットを選んだ理由は覚えてますか?
佐々木:
ユニオンネットを選んだ理由は、シンプルに「実績や自社サイトのデザインが可愛かったから」ですかね。当時のサイトはもっと“スマイルくん”が全面に出ていて、かなり柔らかい印象があったので、その点も理由の1つだと思います。
働きはじめてから個人的に嬉しかったのは、パートだと「一部の業務しか任せてもらえない」と思ってたのが、「正社員と変わらない業務」を任せて貰えたのは嬉しかったですね。
丸山:
当時は確か僕がトップデザインを作って、その下層デザインをお願いしてたと思うんですけど、もうね・・・作業スピードが早すぎて。あれは、社内でも話題でしたよ。「え!もう出来たの?」って。
佐々木:
笑
丸山:
実際、時間に追われながらの仕事はどうでしたか?
佐々木:
今となってはあまり覚えてないのですが、周りのフォローに助けられたのが大きいと思いますね。繁忙期などの忙しいタイミングはありましたが、お願いをすれば定時に帰れる雰囲気はあったので本当に助けられました。嫌味とかを言われるとかも無かったですしね・・・笑
それから3年ほどパートで働いて、子どもが小学校に入学したのを機に正社員になりました。おかげさまで、今ではデザインチームのリーダーを任せてもらっています。
丸山:
ありがとうございます。じゃあ、次に山尾くん。簡単に経歴と入社の経緯を教えてください。
山尾:
僕も前職は制作会社だったのですが、Webに携わる仕事はやったことがありませんでした。
ずっとWebの仕事がやりたくて独学でコーディングを勉強してました。ただ前職ではポスターやチラシの仕事が多くて、本格的にWebの仕事をしたのはユニオンネットが初めてですね。
そんなわけで実務経験も無いので、転職にもあまり自信がなくて・・・正直諦めかけていました。そんな時に、“たまたま”内定をもらったのがユニオンネットでした。
丸山:
たまたま?となると正直、制作会社であれば「どこでも良かった」てこと・・・ですかね?
山尾:
はっきり言ってしまうと、そうですね笑
丸山:
ですよね笑
山尾:
最初はカスタマーサポートとしての入社でした。
当時、エンジニアでスゴく気の合う先輩が居て、本当親身に色々と教えてくれて、その人のおかげで今の自分があるとも思っています。とにかく仕事を早く終わらせて余った時間で何か勉強する、そんなことを半年ほど続けていたらエンジニアチームに異動になっていました。
今はフロントを中心に開発しながら、エンジニアチームのリーダーをしています。
丸山:
ありがとうございます。2人とも長い期間ユニオンネットで働いていますが、デザイナーとして・エンジニアとして働く面白さはどこにあると思いますか?
山尾:
改まって質問されると難しいですね。エンジニアとしてはコードを書いてること自体が楽しいからなぁ・・・。あ、でも「みんなでやっている感覚」は楽しいですね。
2月・3月の繁忙期になると公開の案件が重なって、はっきり言ってめちゃくちゃしんどい忙しいんですけど、みんなで協力しながら何とか公開まで持っていく達成感は、他の仕事では味わえないかもしれないですね。辛いし、大変だし、過酷ですけど・・・ホントに笑
佐々木:
私も山尾さんと一緒で、デザインしていること自体が好きだし楽しいですね。後はユニオンネットだと、案件の中にはデザイナーも打ち合わせに参加できるので、「どんな意図でデザインをしたのかをお客様と話す機会がある」のは楽しいですね。
リーダーの立場が、制作者としての気付きにもなる。
丸山:
次に「リーダーとして」の質問ですが、チームのまとめ役として大切にしていることはありますか?
山尾:
急に真面目な質問ですね笑
えーっと、そうですね・・・今エンジニアチームでは「基盤づくり」を目標に掲げているのですが、これには「目の前の作業に追われずに目標を少しずつ実行して、足元をじっくり固めて行こう。」の想いが込められています。
ここ最近で言えば「サイトのスピードチェック」を目標にしました。これまでは体感としてのサイトスピードは気にしていましたが、数字に落とし込んでの計測までは行っていませんでした。
このように、派手さはないけど「当たり前で大切なこと」に目を向けるのも自分の立場では重要なことだと思うようになりました。
後は「チャレンジする姿勢」。これも大切だと思ってます。
Webの世界はトレンドの流れも早いですし、チャレンジ精神が絶やせません。難しい依頼があった場合にも“技術的に断る”ことがないように、日々チャレンジする姿勢もリーダーとして大切だと考えています。
制作者としてのマネジメント業務は、技術習得からすると一見真逆のように感じるのですが、チームの目標設定を通して自分への気付きにもなっているのを考えると、チームをまとめる人の醍醐味でもあるなと感じます。
丸山:
上手いこと言いますね。
佐々木:
ほんと・・・。上手いこと言いますね。
山尾:
笑
丸山:
佐々木さんはどうですか?
佐々木:
上手いこと言われた後だと何だかプレッシャーですが・・・デザイナー陣では「お客様の要望を叶えつつ、らしさを提案できること」を目標に掲げています。
私たちの仕事はお客様にとって効果の出るサイトをつくることなので、まずは何が効果なのかを明確にすることが大切だと考えてます。ただ効果を追うのではなく、お客様らしさを提案するのも大切ですし、「こうなりたい」をビジュアルで表現するのはデザイナーの仕事です。
当然これはデザイナーだけで完結できることではないので、社内やお客様の協力ありきではあるのですが。
丸山:
制作物から「らしさ」を感じられるようにしたいのは、会社全体でも目指していることですね。
社内にも、社外にも、丁寧なコミュニケーションを。
丸山:
では、最後は「チーム全体」の話で締めくくりたいと思います。チームを牽引するリーダーとして、チームワークやコミュニケーションで大切にしていることを教えてください。
佐々木:
世の中的な問題もあるのですが、テレワーク中心の働き方になってからは「対面でのコミュニケーション機会」が減り、そこに関連する課題に頭を抱えることは多いですね。
デザインの仕事は非対面でも問題ないのですが、それだとどうしても作業をこなすだけになりがちで、チームや会社として俯瞰した時に対面と非対面では物事の見え方が違うな、と。
だからこそ「丁寧なコミュニケーション」はいつも意識するようにしています。
これは別に今だけに限った話でもなく、クライアントワークなら必然なことで「お客様がどんな会社で、どういったニーズがあって、こちらはどういう意図でデザインしたのか」は細かく丁寧に伝えるものなんですよね。
最近はよく社内でも声が上がっていて、こういった一連の対話の機会をチーム内だけではなく、他チームとも細かく行い、考えや言語を共有していく傾向にありますね。
とは言え、まだまだ出来ていないことは山積みなので・・・まずはチーム内からもっと良くしていきたいと思ってます。
山尾:
「丁寧なコミュニケーション」は、本当そうですね。マルチタスクが多いことは言い訳かも知れませんが、無意識に素っ気ない態度を取ってしまう自覚はあります・・・。
丸山:
分かる。忙しいとつい返事が冷たくなったり、言葉足らずだったり、後で後悔するやつよね。
山尾:
そうです笑
佐々木さんが“作業をこなすだけになる”と言ってたように、エンジニアではメンバーの「自主性」を大切にしています。Web制作でのエンジニアは「指示されたものを作る」みたいなところもあるのですが、僕としては受注した仕事を言われたとおり開発するだけの「社内受託」にならないようにしています。
エンジニアから「こうした方がいい」と提案しやすい雰囲気づくりも心がけています。時には、仕様が決まった後に「要件が◯◯なら、仕様をもっと◯◯にした方が良くないですか?」とエンジニアから提案することも。エンジニアの仕事もデザイン同様、明確な答えがない分、意外に技術よりも「自分で考える力」の方が必要だったりするんですよね。
佐々木:
「提案をしていく」のは案外、制作側の文化になりつつあるのかも知れませんね。
丸山:
あぁ〜、確かにそうかも。
山尾:
少し話は違いますけど、例えば求人の応募で「コーディングを勉強しました。」と教科書通りに作った実績を持参する方がいますが、正直に言ってしまうと僕はそれに意味があるとは思っていません。
教科書で技術を学ぶことは重要なのですが、大切なのは学んだことを活かして自分で考えられることだと思うので、その作品は実績ではなく、まだ準備段階の作品だと思うのです。
たとえ拙い作品でも「自分で考えて作る」のは難しいんですよね。
佐々木:
自主性で言えば、デザイナー陣でも「こういう物を作りたい!」と意見が言いやすい環境は意識していますね。そのおかげもあり、ミーティングの場では聞き役にならずに、アイデアがあればみんな発話してくれます。
今後はこれがもっと会社全体の場でも発話できるようになるのが目標ですかね。
丸山:
さすが2人とも「IT戦士」らしい回答ですね!
今回のこのインタビューは求職者・転職者向けの記事なんですが、先程から自主性のキーワードが出てきているので、最後に「こんな人ならユニオンネットで活躍できる!」について話しましょうか。
山尾:
「自主性」と言うと、なんとなく意識高い感じがしますが、僕の立場からすると自分がリーダーだからといって、意見がトップダウンになり過ぎないようには気を付けています。メンバーの意見が良ければ採用しますし、それぞれ得意分野はあるので、立場関係なく足りないところを補うのがチームだと思いますから。
技術的にも僕からメンバーに相談することも珍しくないですからね。なので、僕が思うユニオンネットで活躍できる人は「自分で考えることが出来て、自分の意見を言える人」ですかね。
佐々木:
私は「チームワークを大事にできる人」ですかね。
私たちの仕事は1人だけでは完結できません。ディレクターさんやエンジニアさんと一緒に仕事をするのが当たり前で、チームワークは欠かせないですからね。また、デザイナーに限って言えば、デザインを「アート」ではなく、お客様の課題解決のための「手段」と考えられる人ですね。
どんなにかっこいいデザインでも、成果も出せずお客様らしさを表現できなければ意味がないですから。
山尾:
あ。あとはシンプルに「Webが好きな人」。
僕自身、Webが好きだからここまで成長できました。技術によって得意不得意はあるかもしれませんが、Webが好きであれば、スーパーエンジニアにはなれなくても、僕レベルのエンジニアにはなれると思います・・・笑
また「タフであること」も必要ですかね。はっきり言ってしまうと、労働時間が長い時期もありますし、僕自身はいつも「佐々木さんが頑張ってるのに、自分が弱音を吐くわけには!」といつも思ってます。
丸山:
佐々木さんは繁忙期に覚醒するバーサーカーですから笑
佐々木:
なんですか、それ!
山尾:
まぁ、でも・・・「自分で考える」や「チームワークを大事に」や「Webが好き」と色々ありますけど、最低限の技術がなければ結果的にチームのペースを乱すことにもなりかねません。
チームワークに加えて、自分の技術を磨く必要がありますし、どんな方でも成長できるような環境を整えるのが僕たちリーダー陣の仕事だと思っています。
佐々木:
です!
丸山:
かっこいい締めの言葉!ありがとうございました。
まとめ
デザイナーチームのリーダー佐々木と、エンジニアチームのリーダー山尾に色々聞いてみました。インタビューを終え、Web制作について「ほんと大変な事多いけど、今まで続けて来れた理由って、楽しいから。でしかないですよね。」と言ってたのが印象的でした。
いかがでしたか?ユニオンネットには2人以外にもさまざまな経験を積み、多様なバックボーンを持つメンバーが集まっています。少しでも興味を持っていただけた方は、まずは話を聞きにきてください。