業務推進課で課長代理を務める前島さんにインタビュー。新卒から「食」の業界一筋だった前島さんが、保育・子育て業界のユニファへ転職を決めたきっかけや、現在の組織編成、マネジメントをするうえで大切にしているポイント等をお話いただきました。
※このインタビューは2022年10月時点の情報です
プロフィール
前島未緒(まえじま・みお)ビジネス本部 業務推進課 課長代理
中央大学卒業後、大手お菓子メーカーに入社し営業職として従事。その後、料理人やアパレル企業の飲食部門、フードコーディネーターのアシスタント業務等、「食」にまつわる様々な業務を経験。グルメサイトの広告会社(現ジョルダン)に転職後、新規開拓や法人営業等を経て社内異動で編集部へ。サイト管理の担当や、乗り換え案内のサイト全般におけるデータベース(以下、DB)の運営管理等、幅広い業務で会社の基盤を支える。3度の産休育休を経た後、2018年11月にユニファにジョイン。
プライベートは、保育園年長~小学校高学年の子どもを育てる3児の母。フルタイムで働きながら、得意の料理で子どもたちの栄養を考慮した時短メニューを考案したり、マルチタスクで家事を効率よくこなす。中学時代は、父親の会社の関係で約3年間、インドネシアのジャカルタで過ごした経験を持つ。
イチからから手作りのおせち料理等、時間を見つけては料理を楽しむ
母親としての原体験が、次の夢を見つけるきっかけに
——これまでの経験
新卒でお菓子メーカーに入社し、約2年ほどルート営業を行っていました。その後は、「食」全般が好きだったこともあり、より近い環境で「食」の文化を学びたいと考え、料理人として、修行をしていました。大学時代も様々な飲食店でアルバイトをしていて、料理を見ることも好きでした。さらに「食」の知識を深めるため、アパレル企業の飲食部門に転職をし調理を担当したり、食品輸入卸企業で飲食店の立ち上げに携わってきました。働きながらスクールにも通い、フードコーディネーターの資格を取得して、まさに自分が夢中になれるこの業界で知識や経験を増やしていくのが楽しかったです。
2007年には、グルメサイトの広告会社に転職をし、新規開拓として飲食店に直接伺い、お客様の課題解決のために様々な提案をしながら、担当エリアを飛び回る日々でした。
社内で配置替えがあり、編集部に異動した後はサイト管理を主に担当しました。途中で会社が合併されたため、その後は乗り換え案内のサイトも絡めたDB管理やプロジェクト進行、マーケティング、カスタマーサポートのリーダー等、いわゆる「なんでも屋さん」として、組織のさらなる拡大のためにたくさんの業務を経験させてもらいました。
——転職を考えたきっかけ
3人目の子どもが生まれたことが大きかったですね。「食」に関する業務はもちろん好きでやりがいもあったのですが、私自身の大きな関心事が「家族」にシフトしたタイミングでした。
お客様が飲食店だと、お店のことをよく理解するために訪問することが大事と思いながら、乳幼児がいるので夜の外出がなかなか難しく、理想と現実の乖離がありました。自分の生活環境で一番身近なのが子ども達との生活だと気付き、その領域ならよく理解できると思ったのです。
また、子どもを3人育てながら仕事と家事をこなすことは決して容易ではなく、周囲のサポートが物理的、精神的にも大きいことを実感しました。自分ひとりの力ではどうしても限界があり、子育てをしていくことが正直大変な時期もありました。
そんな時、子どもたちを預けていた保育園の先生方や、ママ友たちに私自身がすごく救われていたことに気付いたんです。
——ユニファとの出会いと入社の決め手
同じように子育てと仕事の両立に苦しんでいる親御さんがいるのであれば、少しでも自分の力で助けてあげたいと、自然に思うように。子どもたちが楽しく過ごすことができるのであれば、その環境に少しでも貢献したい。そう思った時にWantedlyでユニファを知りました。
担当者とのカジュアル面談では、じっくりと話を聞いてもらい自分に合った部署を紹介してもらいました。当時はまだ今ほど大きな組織ではなかったこともあり、最終面接で代表の土岐と話をすることが出来たことも大きかったですね。
ユニファは私自身が「助けたい・貢献したい」と強く思う個人の夢である対象と、会社の方向性がマッチしており、これからのユニファの成長に貢献したい、と素直に思えたことが入社の決め手でした。
営業を支え、チームみんなで組織の拡大を目指す
——業務推進課の業務内容
組織の成長と拡大のため、正確さとスピードを意識した営業のバックサポート全般を担っています。
具体的な業務は大きく分けて2つあり、1つ目は顧客DBの管理全般です。
ユニファのエンドユーザーである保育施設の皆さんは、施設規模や運営形態等が異なり、営業スタイルも様々。そのため、営業メンバーが使用する膨大な顧客データをより分かりやすく、使いやすくするために、日々多方面からくる要望を理解し、整理、改修改善を繰り返します。
2つ目は、契約データの作成と運用管理です。
契約内容やタイミング、リード等が保育施設毎で異なるため、全ての契約に不備や漏れが無いかを時間軸を意識しながら確認し、1件1件顧客情報を参照して契約データを作成していきます。ここで何か少しでも間違いが生じると、その後の対応や運用等全てに影響が出てしまうため、細心の注意を払うことが重要です。
ルクミーを安心して使い始めていただくために、営業部内はもちろん、事業企画部や事業推進部、法務部等、多くの部署と密に連携しています。また、保育施設の皆様にもご迷惑がかからないようチームメンバーが直接情報確認を行ったり、社内外問わず円滑な対応を意識し、日々の業務を進めています。
——マネジメントで大事にしていること
ひとり一人と向き合い、各メンバーの得意を引き出すコミュニケーションを心掛けています。
業務推進課は計10名のメンバー構成で、正社員の他に派遣社員、パートナーと雇用形態がそれぞれ異なります。長く一緒にやってきたメンバーも多いので、自然と理解し合える部分も多いですが、考え方や捉え方もそれぞれ異なるため、きちんと業務のことからプライベートのことまで幅広く話す場を定期的に設けています。
得意なことはもちろんそれぞれ異なるので、メンバーの得意を見つけて、ひとり一人に合った業務を担当してもらえるよう意識しています。
逆算して考える「未来」と、「今」必要なこと
——これからのユニファで目指すこと
中長期的には、入社時に抱いていた「子育てで困っている親御さんを少しでもなくしたい」というビジョンの解決を目指していきたいです。
そのために、まずは今保育現場の最前線でルクミーを提案してくれている営業チームがよりスムーズに提案できたり、効率良く業務を進められるようサポートをしていきたいと考えています。ルクミーの提案では、園の規模や地域性、ステークホルダーの数や保護者視点等、様々なケースを考慮をする必要があります。私たちチームメンバーもその点を常に深く理解し、営業チームのバックサポートを強化していきたいです。
私自身が直接的に良いプロダクトを作れるわけではないのですが、ルクミーを全国の方々に知ってもらい、そして使ってくださった先生達に「心」と「時間」のゆとりを生み、先生同士や保護者とのコミュニケーションを、ルクミーを通してさらに創出していきたいです。
保育業界のさまざま課題を、営業に新たに入ったメンバー含めて、全員でボトムアップをしながら向き合っていきたいですね。
目先の目標に向かってまずは営業メンバーがより集中できるよう、営業フローの契約回りやDBの構築等、サポート強化を目指します。
——ユニファで楽しく働ける人とは
事業内容を「自分ごと」として捉えられる方が合っていると思います。もちろん、物理的な実績や経験も大切ですが、まずは自分の生活とリンクして、会社のパーパスとビジョンに共感できる人がユニファには大切なような気がします。
今後の未来や、子どもたちが明るく過ごすことができるよう、自分が目指す先とユニファの進む道が重なることができれば、お互いにwin-winな関係になれると思っています。
約6年前、3人目の育休中の1枚。かわいい子どもたちと、大変な育児で葛藤していた日々。
《編集後記/Editer's Notes》
営業メンバー以外にも、社内でいつも頼りにされている前島さん。3人のお子さんを育てながら、仕事と家事を効率よくこなす前島さんは、いつも笑顔で冷静に業務を進めている印象で、周囲を巻き込む力のあるまさに "スーパーワーママ" !ユニファ入社のきっかけとなった原体験や、これからの子育て業界における熱い想いをお話いただきました。前島さんありがとうございました!