ユニファで働く様々なプロフェッショナルを紹介するインタビュー記事。今回の登場者は、オペレーション部の部長を務める高田 修さんです。「求められる成果を1つずつ地道に積み上げていけばその先は自然と拓かれていく」と語る高田さんのこれまでのキャリアを紹介しながら、ユニファの事業の土台を支えるオペレーション部の業務を深堀ります。
プロフィール
高田 修(たかた・おさむ)オペレーション部 部長
宮崎県出身。大学卒業後、国内SPAアパレル企業に入社し、在庫管理やショップ店長等を務めた後、2002年にDOLCE&GABBANA JAPANで販売やマーケティング、マネジメント業務に従事。その後、09年にインターネットサービスのYahoo!BBのサポート部門を経て、ヤフー株式会社やLINE Fukuokaの事業推進におけるオペレーションを遂行。21年3月にユニファへ入社。週末は趣味のバイクやサウナでリフレッシュ。
アパレル業界からIT業界へ転身
‐接客や在庫管理、店長業務、マーケティングとひと通り経験
元々洋服が好きだったというシンプルな理由で、アパレル業界からキャリアをスタートさせました。接客や在庫の管理、店長業務などをひと通り経験するうちに、作ったものを一人でも多くの方に届けていくためにはどうしたらいいのか、マーケティング領域に興味を持つようになりました。外資系のハイブランドに転職して、マーケティング業務に本格的に関わったのはそのような背景からでした。
アパレルで約10年間、様々な業務を経験し、他の業界も見てみたいと思うようになりました。ちょうどヤフーがデジタル広告のコールセンターを北九州に立ちあげるタイミングと重なり、2009年に転職しました。
このプロジェクトはまさに0から1を生み出すプロセスでした。基幹業務の業務移管とCS組織の立ち上げ、組織マネジメントまで自分にできることは何でも主体的に取り組んでいたと思います。
求められている成果は何か、達成に向けて必要な要件は何かを分解しながら、一つ一つ地道に積み上げていくことを繰り返していました。仕事へ向き合うスタンスとして、今でも大切にしています。
ヤフー時代の高田さん
‐Yahoo!アカデミアでの経験がマネジメントの転機に
マネジメントという観点で転機になったのは、ヤフーがリーダーシップ開発を目的に作った企業内大学「Yahoo!アカデミア」に参加したことです。リーダー(課長)クラスコースという選抜制のプログラムだったのですが、それまでの固定概念が変化し、人と向き合うことや自身の視座を大きく引き上げてもらう得難い経験をしました。
学長の伊藤洋一さんを始め、当時のヤフー執行役員だった志立正嗣さんなど、素晴らしい方々がメンターでした。今は東京都の副知事をされていますが、当時社長だった宮坂学さんと対話する機会もありました。リーダーに必要な資質を伺うと「人格を磨き続けなさい」とアドバイスをいただきましたが、今もまだ達成していない個人的なMissionです。
業務推進部、マーケティング部を経て、LINE Fukuokaへ参画し、グローバルオペレーション部で海外出身の方々とも業務推進し、会社もとてもグローバルな環境でした。部門を超えて組織横断で成果を考える機会など、これまでとは違う環境での挑戦も視座を高めるきっかけとなり、仕事を通じた社会への貢献を強く考えるようになりました。
当事者になると社会課題はより鮮明になる。ユニファへ至るまで
‐人生は短いのだから挑戦しないともったいない
実は転職は全く考えていなかったんです。登録したことすら忘れていた転職エージェントからメールがきて、ユニファを知りました。私自身、子どもが保育施設にお世話になっていて役員もやっていたので、保育者の方々や園長先生とコミュニケーションを取る機会が割とありました。アナログな現場での業務負荷の高さや、長時間労働など、保育現場の課題は身近に感じる社会課題でもあったのです。
ちょうどコロナで全ての海外出張もなくなり、リモートワークで自宅で過ごす時間が増えていました。時間はあったので自分はこれからどうしたいのか色々と考えるなかで、自分が当事者として感じている課題をビジネスを通じて解決したいと思うようになりました。
面談を通じてユニファの何人かの方とお話しましたが、どの方も事業を通じた社会課題の解決にこだわり、そこに真摯に向き合っているという印象を受けました。CEOの土岐とも話しましたが、起業家ならではの熱量と行動力を感じました。決めたらまっすぐな部分は、同じ九州男児として共感できる部分がありました(笑)。面談が進むにつれて、人生は長くはないのだから、自身の挑戦と成長の機会としてユニファに行こうという思いを強くしました。
入社から4ヶ月間で北九州オフィスを立ち上げ
‐入社初日から採用面談。想像以上にカオスな現場を楽しむ
スタートアップなので、ある程度のカオスやスピード感はあるだろうなと予想はしていましたが、想像を超える連続だったかもしれません(笑)。
入社時に会社の説明を受け、北九州オフィスの図面を渡され、北九州拠点の立ち上げと業務移管・業務構築というのが最初に任されたミッションでした。午前中にオリエンテーションはありましたが午後からいきなり採用面接が入っており、なかなかアグレッシブだなと思いました。
これまでの経験やスキルをまさに総動員して、とにかく毎日必死になりながら、何とか4か月後の7月には北九州オフィスが開所し、業務移管と業務構築をやり切ることができました。
北九州拠点の仲間たちと(中央が高田さん)
‐堅守速攻を基本スタンスに。土台を固めることが事業を強くする
私が部長を務めるオペレーション部という組織は、本当に幅広い役割を担っています。方針や予算といった経営に関わる部分から、営業、カスタマーサポート、業務推進、企画業務や新規事業と接続しての業務推進等々、全社的な仕事も多く、幅広い知見と遂行力が求められます。
自分自身これまで幅広く経験してきたつもりでしたが、特に採用や人事、法務、経理といったバックオフィス系の業務にも関連部署と密にやり取りしながら深く知る必要があり、まだまだ成長白地があるなと実感する日々です。
個人的には、攻めるのが好きなタイプなのですが、オペレーション部は“堅守速攻”であることが肝だと思っています。ヤフー時代に孫さんが「守りが弱くて守備力が弱いのは会社の経営に関わる」と仰っていて、当時はピンとこなかったのですが、今になってその言葉の意義や重要性を理解できるようになりました。
例えば、個人情報の問題などは、法務担当者と打ち合わせをするなかで、自身に足りていない部分を発見することもあり、メンバーに具体的に伝えていくことで組織のディフェンス力を上げることにつながると感じています。
地道な積み上げが事業成長につながり社会からの信頼も作っていく
‐少し先のより良い未来にフォーカスしていると自身のキャリアは積みあがっていくと思う
オペレーション部全体では、成果を定めて動ける組織でありたいと思っています。やるべきミッションを決めたらきちんと達成できる海兵隊のような部分と、組織的に動ける部分で両立できると強いと思います。
前提として、一人一人の強みを把握したうえで、その人が輝く場所や業務にアサインしていくことが大事だと考えているので、メンバーにしっかりと向き合うことを大切にしています。
私個人としては、今やるべきことは多くあり、幅広く業務を任せてもらっているので、1つ1つの成果を出し、積み上げていくことが大事だと思っています。その流れに乗りながら、自分がやりたいことと重ねていくと、その先にさらに挑戦したい仕事やポジションが必然的に見えてくるのではないでしょうか。
それぞれの成果が積みあがった先に事業成長やユニファの未来が広がると思いますし、その成果の積み上げが社会からの信頼を作っていくのだと信じています。
頑張っている方は応援したいですし、仕事を通じて成長を考えることに前向きな方や、社会課題解決をしながらビジネスがしたいと思っている方にユニファの仲間になって欲しいですね。