ユニファで働く様々なプロフェッショナル達を紹介するインタビュー。今回の登場者は、カスタマーサクセス部のみらい保育推進課で課長代理を務める峯村さんです。楽天から幼児教育の世界へと飛び込んだ峯村さんのキャリアの礎となっている考え方、そしてユニファの事業を通じて実現したい未来について聞きました。
プロフィール
カスタマーサクセス部 みらい保育推進課 峯村瑠里子(みねむら・るりこ)
大学の建築学科を卒業後、2007年楽天に入社しシステム開発や店舗向けのサービス企画、店舗運営支援などを担当。2012年に「教育」に注力したいと、教育の領域へ転身。バイリンガル認可外保育施設幼稚園の立ち上げから運営、FC展開、スーパーバイザー、教務研修担当として複数園の運営支援に携わった他、直営園では副園長、園長も務める。その間、2度の産休・育休を経た後、2021年にユニファに入社。趣味は5歳から続けているピアノ
楽天で体感した“エンパワメント”がキャリアの礎になっている
‐”GET THINGS DONE”-できる方法を考え、何が何でもやり抜く
私が就活していた時期は、たくさんのIT企業が乱立していました。そのなかでも楽天に決めた理由は「エンパワメント」を大切にしていると明確にメッセージしていたのが心に残ったからです。テクノロジーだけでなく、人の力を大切に考えていることも魅力に感じました。
楽天の中の行動指針である「成功の5つのコンセプト」は、今もビジネスパーソンとしての礎となっています。中でも最も大切にしているのは、“GET THINGS DONE”-やれない理由を並べるのではなく、できる方法を考え、何が何でもやり抜くという考え方。何か困難に直面した時は必ず思い出す言葉です。
楽天には様々な「エンパワメント」を体現する物語が溢れていました。楽天市場に出店する店舗様の成功ストーリーに触れる機会も多く、楽天の社員も店舗様と一緒に目標をたてて伴走していく、夢が叶った時にはお互いを讃えあい、抱き合って涙する…。日々そのようなシーンを目にしたことで、“エンパワメント”が自分の中でも大切なキーワードになっていました。
‐サンフランシスコで原点回帰。たどり着いたのが“教育”だった
楽天の中でもハードに楽しく働いていた私が教育業界へとキャリアをチェンジしようと思ったきっかけは、店舗様と共に同行した研修旅行でサンフランシスコを訪れたことでした。次の10年を見据えて一週間、“原点回帰”をテーマに、朝から晩まで、睡眠時間もそこそこに、店舗様と共に語り尽くしました。そこで得た熱量は言葉では言い表せない程で、帰国後もワクワクが止まらず、自分のこれからの未来をどう生きていきたいか、全力で考え始めました。
教育業界へ転じるきっかけになったサンフランシスコへの研修旅行にて
そこでたどり着いたのが教育でした。私は5歳からピアノを始めましたが、ピアノを通じて目標に向かって努力をする楽しさを知り、ここで培った経験が社会人になった今も土台となっていることに気付きました。
子どもたちに大好きなことや夢中になれること、得意なことを見つけ、それが生きる自信につながるようなお手伝いがしたいと強く思いました。私自身、幼少期に出会ったピアノの先生との出会いが今の自分につながっているように、人生の根幹を築く幼児教育の領域に関わりたいと楽天を卒業しました。
異業種から幼児教育の世界へ。バイリンガルの認可外保育園をゼロから立ち上げ
‐自分は教育の素人。裏方として教育のプロフェッショナル達を支える
転職した会社には、認可外保育施設の立ち上げメンバーとしてジョインしました。周りは保育園や幼稚園などで経験を積んできた言わば幼児教育のプロフェッショナルばかりでした。一方の私は思いだけが先行しているものの、教育については素人。
入社した時点で翌年4月にバイリンガル認可外保育園が開園することが決まっていたので、ここでもGET THINGS DONEの精神で、できる方法だけを考えてやるべきことを片っ端からとにかく動いて進めてきました。トライしてみて不都合があれば修正すれば良いと、私は特にオペレーション周りを担当していたので、一緒に切磋琢磨していた教育のプロたちを信じ、裏方として園のなりたい姿を実現するための仕組みづくりに奔走しました。
その後、私自身も保育士資格を取得し、現場で子ども達と関わる経験を通じて、少しずつ自分が教育業界で成し遂げたかったことをダイレクトに実感できるようになっていきました。同じタイミングで、副園長として開園4年目となった園を任されることになり、立ち上げメンバーと共に園を創っていくエキサイティングな経験を積ませてもらいました。
FC展開、姉妹ブランド展開など、どんどん事業が拡大していくにつれて、組織やビジネスの在り方が専門スキルを磨いていくフェーズへと変化していきました。自分の強みを考えたときに、0→1に新しいものを立ち上げていく機動力だと感じ、それが生かせる会社へ転職を決意しました。
保育施設を支援するユニファという立ち位置で思っていること
‐転職活動で大切にした軸とユニファへ決めた理由
これまでのITと教育という2つの軸を掛け合わせた経験が活かせ、事業がこれから立ち上がっていくフェーズの企業やポジションという軸で転職活動を進める中で出会ったのが、ユニファでした。
保育の現場にいたときに、ルクミー午睡チェックの提案を受けたことがあり、ルクミーのことは知っていましたが、プロダクトができた背景や思いまでは理解していませんでした。採用面談の中で土岐と話すうちにこれまでの認識が変わっていきました。
ユニファはICTで業務効率化をゴールとしているのではなく、それによって生み出されたゆとりによって子どもたちの豊かな保育環境を作り出すことが本質であると考えていること、そして、さらに将来的にはビッグデータを活用し、一人一人に合ったより良い教育を支援していくことを目指していると知り、私もその思いの実現の一翼になりたいと入社を決めました。
‐「保育って楽しい!」子ども達のそばにいる保育者をエンパワメントしたい
現在はカスタマーサクセス部の中にあるみらい保育推進課で、「スマート保育園・幼稚園・こども園」構想の実現に向けて、既にルクミーをご契約いただいている園様に伴走するサポートを行っています。
カスタマーサクセス部はカスタマーサクセス課とみらい保育推進課とサクセスオペレーション課という3課体制の組織です。
カスタマーサクセス課がご契約後のオンボーディングやルクミー製品を活用した課題解決を担うのに対し、みらい保育推進課はさらに一歩踏み込んで園運営全般や保育現場の課題解決のために、組織やカルチャー、園の仕組みなども深く理解した上で、保育の質の向上に向けて園ごとに最適な提案をしていく役割を担っています。
特に写真を活用した保育者同士の振り返りや保護者への共有は、園全体のコミュニケーション改善や保育の見える化につながり、対話の質を向上させ、子どもを真ん中にした語り合いを通じて、子どもの理解を深めていくことで、より豊かな保育環境の提供につながり、保育の質向上を支援できると考えています。
子どもの日常の様子を写真に記録し、定期的な販売を通じて保護者に公開することで、保護者の安心感や園への信頼度アップにつながります。また、保育方針の理解にもつながり、先生が生き生きと自信を持って保育することにも寄与できると考えています。さらには、ユニファの売り上げにも貢献することができる。この活動を通してtriple winを実現していきたいです。
私個人としては、「保育って楽しい!」と、先生たちが感じられる瞬間をもっともっと創り出し、「保育って素晴らしい!」と、保護者が感じられる機会をもっともっと増やしていくことを通して、保育業界をエンパワーメントしていきたいと思っています。