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【考察】インターンを巡る3つの都市伝説。信じるか信じないかはあなた次第です。

ユニアドでは24卒・25卒・26卒の学生インターンを募集しています。
※インターン実績校:東京大学 / 一橋大学 / 慶應義塾大学 / 早稲田大学 / 上智大学 / 明治大学 / 青山学院大学 / 中央大学 etc.
24卒・25卒・26卒の新卒採用は弊社で長期インターンを通過した学生のみを対象とする予定です。

こんにちは。株式会社ユニアド インターン生の小室です。

すっかり夏ですね。こんな記事を書いてからもう3か月も経とうとしています。

社員数7人の広告代理店で、留年東大生に何ができるか。 | 株式会社ユニアド
こんにちは。株式会社ユニアド、インターン生の小室です。ブログ初投稿ということもあり、いったい何を書けばいいのか、ひたすら悩んでいます。あまりに悩むので、とりあえず今日は自分のことを小説のように書...
https://www.wantedly.com/companies/uniad/post_articles/160092

さて、夏と言えばやはり都市伝説ですよね。日本には多くの都市伝説があります。心霊系、じわじわ怖い系、心温まる系など。そんな数ある都市伝説の中でも、今日は"インターン"にまつわるところでいくつかの都市伝説を考察していきたいと思います。実際に小室もいくつかの企業でインターン経験があり、また就活経験も存分にあるのでそのあたりを踏まえて書いていきます。

本記事は下記の方に読んでいただくことを想定して書いています。

インターンを“なんとなく”探している大学生

インターンを探す目的にはいくつかあると思いますが、大まかに「野心家タイプ」、「意識高めタイプ」、「なんとなくタイプ」がいると想定されます。具体的には以下の通り。

●「野心家タイプ」

→将来起業を志していたり、重要度が完全に仕事>大学となっている学生

●「意識高めタイプ」

→就活強者になることを意識している、「バイトなんて」「やっぱりインターンでしょ」の学生

●「なんとなくタイプ」

→本記事の対象です。特に磨きたいスキルがあるわけでもないし、むしろ「スキル」なんて言葉苦手だし、サークルにも入っていて十分楽しいし、バイトもしているけど、ざっくりと就活を意識し、それでも今のうちから何をしたらいいのかわからないという学生、「なんとなくインターンってした方がいいんじゃないかな」くらいの認識でいる大学生を対象としています。

ここで取り上げるインターンを巡っての都市伝説は次の3つです。

1.「インターンをすることで就活が有利になる」は本当?

2.「アルバイトよりインターンがおススメ」とされる理由は?

3.「インターンは生活に十分なお金を稼ぐことができる」のか?

特に1、2はよく耳にする言葉なのではないでしょうか?まだインターンをしたことがない学生、就活をしたことがない学生は実際どうなのか気になるところだと思います。また、3に関しても気になる学生はいるはず。一人暮らしの小室は一時期アルバイトに必死だった時期があり、アルバイトを止めてインターンに専念したとして、生活するだけのお金が稼げるのか不安でした。同じ悩みを持っている学生は是非3から読んでみてください。

それでは、さっそく考えていきましょう。

1.「インターンをすることで就活が有利になる」は本当?

結論から話すと、有利になります。これは間違いないと小室は思います。

その理由は、大きく3つ。

1.ビジネス的な考え方を早くから身に付けることができる

→考え方、進め方が評価されるグループディスカッションなどで役に立ちます。

2.日常的に社会人を相手にすることで、本番に物怖じしなくなる

→面接時に硬くならず、自然とわかりやすく話すことができるようになります。

3.「ガクチカ(=学生時代に力を入れて取り組んだこと)」の数が増える

→面接、ESで聞かれた時に悩まなくて済みます。

ここでは「3.「ガクチカ(=学生時代に力を入れて取り組んだこと)」の数が増える。」について考えていきます。

いきなりですが読者の皆さん、「学生時代に力を入れて取り組んだことは何ですか?」と聞かれたらなんと答えますか?

「特にない・・・」

「高校時代は部活を頑張ったけど・・・」

「今まで何をしてきたんだろう・・・」

いざ就活を迎えると、ほとんどの企業で最初の関門となるのがES(エントリーシート)です。意気揚々と書いていこうとしたところで、上記の悩みを抱くようになる学生もきっと多いのではないでしょうか。小室自身も後輩の就活をよく手伝うのですが、この悩みはほとんどの学生が持っています。

そこで小室なりに以下の図を考えてみました。大学生活中の物事が「ガクチカ」に変わるまでです。

最も上の段にはあらゆる大学生活の可能性が含まれます。アルバイト、インターン、サークル、学祭、ゼミ、ボランティア、その他たくさんの可能性です。そして最も下の段が「ガクチカ」です。よく聞く「ガクチカに何を書いたらいいのかわからない」という声。それには2つの理由があると小室は考えます。

ⅰ)取り組んだことから、特に頑張ったことを抽出する力が弱い

振り返ってみれば取り組んだことはあるはずなのに、何を頑張ったこととして書いたら良いのかわからない、表現の仕方が分からないといったパターンです。自己分析を徹底的におこない、過去の一つ一つの行動に対して5W1Hを整理し直せば、最後は何とかなるパターンが多いです。こちらは今回は割愛します。

ⅱ)そもそも取り組んだことの母数が少ない

大学生活の可能性という点において、取捨選択をするあまり取り組みが少なかったのかもしれません。大学生活の可能性をなるべく下の段階に持ってくること(とりあえず経験してみること)が重要だということが分かります。

上記の図を踏まえ、「ガクチカ」の数は次の計算式で決まると小室は思います。

「ガクチカ」=経験×本気で頑張った率=あらゆる可能性×取り組み率×本気で頑張った率

このように「ガクチカ」を捉えるとすると、誰もが持っている「あらゆる可能性」以外の2変数である「取り組み率」「本気で頑張った率」を何とかする必要があります。ここで「インターンをおこなう」という行為は「取り組み率」に当たります。つまり、「インターンをおこなう」ことそのものが「ガクチカ」につながる可能性を持っていると思われます。もちろん「本気で頑張った」かどうかは重要ですし、それをどのように伝えるのかが重要です。

上記で考えたように、「人に話すことができる絶対量が増える」という点で、インターンをすることは就活に有利になると小室は思います。


2.「アルバイトよりインターンがおススメ」とされる理由は?

しばしばインターン斡旋サイトのコラムに書いてあるこの表現。本当にそうなのでしょうか。

僕は昔カラオケ屋でバイトをしていたのですが、こういった記事を目にした時、ものすごく焦りました。「インターンの方がおススメなら最初から言っておいてよ~」といった具合にです。

でもちょっと待ってください。ひねくれた見方かもしれませんが、なぜそもそもこういったコラムが存在するのでしょうか?きっと「多くの学生の役に立ちますように」という思いで書いて下さっているのでしょうが、そもそもなぜ関係もない学生の役に立とうと思うのでしょう。

コラムをわざわざ書くのには理由があるし、役に立とうと思うのには理由があります。

少し難しいお話ですが、インターンの斡旋サイトだけでなく、人材紹介業は基本的に「お金をもらって人を組織に紹介する」という手数料ビジネスの形をとっています。一人紹介する毎に手数料をもらう「成果報酬型」や一定期間の掲載に対して費用をもらう「掲載型」など様々ありますが、要するに「人を組織に紹介することで成り立つビジネスモデル」となっています。

とすると、インターンの斡旋会社はそもそもインターンに価値があることを示さなければなりません。「アルバイトの価値>インターンの価値」という構造が定着すると紹介できる人材が少なくなり、商売が成り立たなくなってしまうのです。

こういった事情を考えると、インターンとアルバイトを比較するような記事が乱立している理由が分かります。斡旋会社が悪い、だまされてはいけないということではありません。ただ、このままアルバイトをするのは止めよう、インターンの方が絶対有意義なんだ、と安直に考えることは避けた方が良いと小室は思います。

アルバイトにはそれならではのメリットがあり、インターンにもデメリットはあります。その点を意識するべきです。


3.「インターンは生活に十分なお金を稼ぐことができる」のか

基本的に長期インターンでは給料をもらうことができます。お金を稼ぐことはできますが、「生活に十分な」レベルを維持し続けようと思うと相応の時間を割くことになると小室は思います。

さて、こういった会話を聞いたことがないでしょうか。

「先月インターンで○○万円稼いだわ~」「まじ?新卒並みじゃんww」

ここでインターンを探している学生に覚えていてほしいことは次の2点です。

ⅰ)「インターン=大金を稼げる」というわけではないこと

各企業が公表しているインターン生の時給を見て、その後アルバイト検索をしてみると分かると思います。大体どこのアルバイトでも1000~1200円が相場だと思いますが、インターンでも似たようなものです。月給という形で支給のところもありますし、かなりの待遇が用意されている企業もありますから、もちろん一概には言えません。

ただ、インターンでは基本的にどんな会社でもビジネスアワー(大体9:00~19:00の間)に働くことになります。アルバイトはその仕事次第で「24時間」働くことができる環境(僕が働いていたカラオケは10:00~29:00)があります。

この点で考えると、インターンに絞ることによって、大学の授業や予定の兼ね合いで全く稼ぐことができなくなるかもしれません。各々に都合の良い時間を見つけ、それに応じたお金の稼ぎ方をすべきと小室は考えます。

ⅱ)お金を稼ぐには相応の時間を切り捨てているということ

例えば大学2年時、インターンにどっぷりつかっていた頃の小室でいうと、大学の時間を切り捨ててしまっていました。働くことが好きで、頭を使うことも好きなのですが、大学の勉強はどうにも実用的に思えなかったからです。その結果、留年しました。あの時にしっかりと授業に出ていれば留年はなかったでしょう。

働くということは、やはりアウトプットが求められます。「アウトプット」という言葉に嫌気を感じる人は、「成果」くらいに考えてください。ところが、不思議なことにこの「成果」は一朝一夕には出すことができません。期待以上の「成果」を出すためにはそれなりの時間をかけることになります。

結果、インターンでお金を多くもらった時は、時間的にも労力的にも多くのコストを費やしていたということが茶飯事です。

以上、巷で噂される3つの都市伝説を見てきました。まとめると次のようになります。

1.「インターンをすることで就活が有利になる」は本当?

有利になると小室は思います。上記で挙げている3つの理由によります。

2.「アルバイトよりインターンがおススメ」とされる理由は?

インターン斡旋会社の商売を成り立たせるためではないかと思われます。自分の時間的な都合と照らし合わせて考えることが大事です。

3.「インターンで生活に十分なお金を稼ぐことができる」のか

稼ぐことはできますが、相応の時間を割くことになります。その結果、留年するなどして本末転倒にならないように注意が必要です。

その他にも「バイト感覚でインターンをするなとはどういうことか」など気になることはたくさんありますが、また後日。これらの都市伝説、そしてそこに対する小室の考えと意見、信じるか信じないかはあなた次第です。

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