ブランド コンサルタント 兼 クリエイティブディレクター 水野 可奈子と「次世代を担うリーダー・若手たち」のトークルーム
ブランディングやデザイン制作に関わる様々なテーマを取り上げ、ゲストとともにトークを展開。リスナーの皆さまの視点でテーマと向き合えるよう、これからのアンティーグループを担うリーダーや若手をゲストとして招待し、クロストーク形式で進めていきます。これまでの経験や実績に裏付けされた、知識、ノウハウも交えながら分かりやすくお届けします。
#26 きっかけは、ヒップホップ、グラフィティー・アート!?人がいてこそ成り立つデザインを届けたい!デザイナー「渡邉 真矢子さん」を突き動かしてきたものは何か?~un-T Podcast「CDの部屋」人とカルチャーを探るVol.3~
ーーーーーーー
企画について
ーーーーーーー
▼テーマ
変わらないために常に進化し続けるアンティーを形づくっているものは何か?
人とカルチャーを探る
▼コンセプト
会社は常に流動的 だからこそ自分たちでいかようにも変えていくことができる
今のアンティーを形づくっているものは何か?
これまでどんな歴史を刻み、これからどこに向かっていくのか?
メンバーそれぞれが影響を受けたアートやデザインについてとことん語り合い、
ここから見えてくるものを探っていきます
ーーーーーーー
Vol.3の概要
ーーーーーーー
大阪支社から、Webデザイナー「渡邉 真矢子さん」をゲストにお迎えしてお送りしています。
デザインで表現することに深くハマるきっかけとなった「ヒップホップ」「グラフィティー・アート」のこと、Webデザイナーとなった今、強く惹かれるようになった「建築デザイン」のことなどなど、真矢子さんを突き動かしてきたものについて、詳しくお話しいただいています。
ホストを務める水野との共通項も多く、大変盛り上がりました。
ぜひお気軽にアクセスしてみてください!
Apple Podcastで聴く
Spotifyで聴く
YouTubeで聴く
#26のサマリ
テーマとポイントをリストにしています。どんな内容で盛り上がったのか、ちょっとだけ覗いていただき、詳細は、ぜひ、Apple Podcast / Spotify / YouTube にてお聴きください。YouTubeのコメント欄にはショートカットリンクも掲載しています。テーマを選んで聴いていただくことも可能です。ぜひ、ご利用ください。
0:00~ オープニング
新シリーズ「変わらないために常に進化し続けるアンティーを形づくっているものは何か?
人とカルチャーを探る」のVol.3となります
アンティーのメンバーそれぞれが影響を受けたアートやデザインについてとことん語り合い、
ここから見えてくるものを探っています
本日は、大阪支社からWebデザイナーをお呼びしています
とっても元気で明るい方です いつも良いエネルギーをいただいています
本日もよろしくお願いします!
1:09~ ホストの自己紹介
【名前】水野 可奈子(みずの かなこ)
【所属】アンティー・ファクトリー/アンティー・デザイン 東京オフィス 戦略プロデュースグループ
【職能】ブランド コンサルタント 兼 クリエイティブディレクター
狭義のデザインから広義なデザインまで、デザインが大好きで、この先もずっと探求を続けていきたいと思っています よろしくお願いします
1:29~ ゲストの紹介
【名前】渡邉 真矢子(わたなべ まやこ 以降、真矢子さん)
【入社】2020年6月1日
【支社】アンティー・ファクトリー大阪
【職能】デザイナー
1:49~ 真矢子さんを知る!(1)
ー アンティーでのお仕事
前職のグラッフィクデザインスキルを活かしながら、Webデザインを中心に幅広く携わらせてもらっている ゲーム系、動画系コンテンツのデザインも行っている
<ニトムズ 39周年記念キャンペーンサイト制作(社内で自ら手を挙げてゲットした案件)>
ロゴを含めた世界観づくりから担わせてもらう
40周年記念にもつながり、充実した取り組みとなる
<アンティーグループの年賀状2023>
偉人の名言をモチーフに年賀状の世界観を構築し、そこにアンティーのメッセージ「私たちは、デザインするものがあるから、デザインします(デザインする理由があるから、デザインし続けます)。」をのせて届ける
![]()
<その他>
- 飲料メーカーのイベントサイト
- 製薬会社のキャンペーンサイト
- 大手自動車メーカーの動画キャンペーンサイト
- 住宅メーカーのサスティナビリティコンテンツ
など
ー アンティーでのお仕事(Web以外)
グラフィックやゲーム、動画コンテンツの画面デザインなど、Web以外にも積極的に携わる
画面デザインだけでなく、博物館などの施設にも同行し、設置や検証の手伝いまで行う
来場者が、実際に触って遊ぶ様子も見ることができ、大きなやりがいを感じる
9:29 真矢子さんを知る!(2)
ー クリエイティブな世界に興味を持ったきっかけ
小学校に入る前から絵を描くことが好きだった
- 姉と「絵を描いてこんにちはゲーム」をして盛り上がっていた
- 自分で描く物語の世界に入り込み、アドリブでストーリー展開
本格的に絵を描くのが好きと思いはじめたのは、中高生くらいから
デザイン、ものづくりの魅力に気づき、自分が描きたいものを自由に描きはじめる
- 小学生の頃、少女漫画のイラストキャンペーンに応募し受賞 雑誌に掲載される
- 好きなことで評価されるのが嬉しくて応募を繰り返す
- 中高になると、文化祭でクラスTシャツのデザインなど任されるようになる
- このあたりから、デザイン、ものづくりの魅力に気づき、自分が描きたいものを自由に描きはじめる
文化祭のクラスTシャツのデザイン(ボールペン画)
![]()
15:03~ 本編トーク(1)
ー 好きなアーティストやクリエイター(ミュージシャン、デザイナー)
「DJプレミア」「バリー・マッギー」に大きく影響を受け、デザインで表現することに深くハマっていく
DJプレミア(最初のきっかけ)
- 小学生の頃からヒップホップ・ミュージックやブラック・ミュージックが好きで、いろいろなアルバムのジャケットを見て、音楽を聴いて影響を受ける
- 特に大きな影響を受けたのがDJプレミア(アメリカのミュージシャン、音楽プロデューサー)
- 英語なので、当時は、歌詞の意味を分かっていなかったが、音に惹かれ、好きになる
バリー・マッギー(深くハマっていったきっかけ)
- 元々、CDジャケットなどに使われているグラフィティー・アートに興味を持っていた
- その色鮮やかさ、動きから表現の自由を感じる
- バンクシーのように、一部のグラフィティー・アートが芸術作品として認められるようになる
- 落書きがアートになる可能性に美しさを感じ、よりグラフィティー・アートに惹かれていく
- バリー・マッギーの色使い、バランス感覚、タイポグラフィーを用いたユーモアのある世界観がとにかく好き
19:14~ ここで水野のこぼれ話
グラフィティー・アートと言えば、中川社長
アンティーのデザインの起源はグラフィティー・アートにあると言えるかもしれない
アンティーの中川社長は、実は、油絵画家からスタートしている
東京本社には、いくつか中川社長の学生時代の作品が飾られている テーブルになっていたりする
独特の色合いが素晴らしい 今日挙げてもらったアーティストに近いものを感じる
真矢子さんが、今アンティーで活躍してくれている理由もここにあるような気がしている
そして、水野もブラックカルチャー好き
90年代、ヒップホップにハマっていた
真矢子さんや真矢子さんの好きなものに、親しみや通ずる部分を感じる
やっぱり、この世界はかっこいい
25:17~
ー 好きなアーティストやクリエイター(建築家)
素晴らしいデザインには、人がいてこそ成り立つ空間があると気づき、ここから建築デザインに興味を持つようになる
安藤忠雄
- シンプルで洗練されている
- コンクリートの打ちっぱなしが美しい
- 無機質な空間の中に、自然との調和がある コントラストが美しい
- 外から見ても、中から見ても美しい
- コンクリートと光を駆使した洗練されたデザインが好き
- ストイックで気さくな人柄にも惹かれる(以前、安藤忠雄さんと職場が近く、コンビニで会ったときに声をかけたら、気さくに話してくれた)
隈研吾
- 木材を上手く使っている 素材の組み方が視覚的にも面白い
- 建物が、環境に溶け込んで一体となっている
- 一見和風だけど近代的 このバランスに惹かれる
SANAA(サナア)
- 妹島和世さんと西沢立衛さんによる建築家ユニット
- 曲線とガラス面を上手く使って美しいものをつくる
- 中と外の一体感があって、広い空間に感じられるところが心地いい
30:30~ 本編トーク(2)
ー 「建築」と「Web」の関係について思うこと
「建築」と「Web」は似ている リンクしているところがある
人がいてこそ成り立つデザインを届けている
- 建築はロジカルで奥深い
- でも、そういった専門的な知識は、自分にはなく、感覚的に楽しんでいるだけ
- この前提ではあるが、「建築」と「Web」は似ていると感じるところがある
- 人の流れを先読みして、最適な空間・動線を届ける部分がリンクしている
- 建築から多くのヒントをもらっている
33:56~ 本編トーク(3)
ー 個人のクリエイティブ活動
プライベートでもいろいろな創作活動をしている 友達に依頼されることが多い
その人のことを思いながら、いちから自由につくりあげることができ、とても楽しい
友達の結婚式「ウェディング Welcomeボード」
![]()
友達の指輪ブランド「ロゴ」
![]()
友達のドライフラワーショップ「ロゴ」
![]()
36:03~ 本編トーク(4)
ー 今後広げていきたい/チャレンジしてみたいこと
「インスタレーション」「AR」などに積極的にチャレンジしていきたい
- 空間全体を使って世界観を楽しめるもの
- みんなが体験できるデジタルコンテンツ
- 人が入って、触って、成立するデザイン
- これらを駆使して、華やかな表現もしてみたい
40:12~ 「自分の好きなこと」と「仕事」とのつながり
今回改めて、グラフィティー・アートの奥深さに惹かれていることに気がついた
- 全部表現しなくても伝えたいことを伝えられている
- 細部にまで遊び心が散りばめられている
- 誰が気にするんだろう?というところまで細かくこだわっている
自身のデザインにもつながっている
- 自分も細部までこだわることを意識し、デザインをしている
- 私自身は、物事を感覚的に捉えるタイプ 見た人の気分が高揚するかどうか意識することも大事にしている
真矢子さんのデザインの魅力は、「全体」と「細部」このコントラストにあるように感じる(水野)
- 華やかな第一印象で直感的に人を惹きつけ、これをきっかけに、内側にじっくり深掘りしていく
- 深い情報、感動を与えながら、その人の深いところにリーチしていくようなコミュニケーション
43:31~ クリエイターを目指している方へのメッセージ
‐私ができるのだから大丈夫でしょう、笑
楽しそう!と興味を持つことが素晴らしい
その瞬間を大切にしてほしい
- 私自身、なんとなく気になったところからはじめ、やっていく内になんとか形になってきた
- 楽しいと感じられる心は、壁にぶつかったとき、それを乗り越える力になってくれる
クリエイターにもいろいろある
深掘りしてみて、より興味が沸くものに出会い、チャレンジしていってほしい
- 知識がなくても、こういうものをやってみたい!こういうことが好き!という心を持てたら勝ち
- つぎつぎに新技術が生まれる業界 とても刺激的 怠けていられない 楽しんでなんぼ
- 大変な毎日だけど、楽しいから続けられる
47:57~ クロージング
本日は、大阪支社 渡邉 真矢子さんのお話をお聞きして参りました
「イメージ通りだったな」と思うところもあれば、「そういうことが好きだったんだ」「こことここが繋がっているからこういう作品なんだ」というような発見もあり、とても有意義な時間となりました
ありがとうございました
また次回、新たなクリエイターをゲストにお呼びして、好きな世界観、好きな作品、いろいろな活動のことをお聞きしていけたらと思います
次回もよろしくお願いします!
アンティー・ビジョンデザインラボ
見る
聴く
読む
インスタグラムをリニューアルしました!!
![]()
@unt_factory_official
un-T factory | アンティー・ファクトリー【公式】
渋谷に本社を置くクリエティブ&デザインエージェンシー
アンティーファクトリーの“今”を発信するアカウント
ㅤㅤㅤ
・全国7拠点3法人のグループ
・戦略企画立案、制作、動画等の提供
・メンバー紹介や最新トピックス、採用情報、カルチャーを発信
関連エピソード
その他の情報