ブランド コンサルタント 兼 クリエイティブディレクター 水野 可奈子と「次世代を担うリーダー・若手たち」のトークルーム

ブランディングやデザイン制作に関わる様々なテーマを取り上げ、ゲストとともにトークを展開。リスナーの皆さまの視点でテーマと向き合えるよう、これからのアンティーグループを担うリーダーや若手をゲストとして招待し、クロストーク形式で進めていきます。これまでの経験や実績に裏付けされた、知識、ノウハウも交えながら分かりやすくお届けします。

アンティーのXAグループが描く少し先の未来
「AIに仕事を奪われるのか？！ガチトークしました」
・#16 XAグループとのコラボ企画 Vol.2

前回に引き続き、XAグループのリーダー「内田さん」をお迎えしてコラボ企画の第2弾をお届け！！

前編にあたる前回は、水野とのガチトークを通して内田さんから、「アンティーのXAグループ」について、グループの成り立ちからメンバー構成や仕事の領域まで詳しくお話しいただきました。

後編の今回もガチトークはまだまだ続きます。さらに一歩踏み込み、アンティーのXAグループが描く少し先の未来について、内田さんに「2025年に向けての計画や野望」をお話しいただいています。

”デザインで社会を創造する会社（＊）”アンティー・ファクトリーならではの未来、新しいWebの在り方を感じさせる貴重な回となっています。

ぜひアクセスしてみてください！

＊OUR VISION（私たちがめざすもの）

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#16のサマリ

テーマとポイントをリストにしています。どんな内容で盛り上がったのか、ちょっとだけ覗いていただき、詳細は、ぜひ、Apple Podcast / Spotify / YouTube にてお聴きください。YouTubeのコメント欄にはショートカットリンクも掲載しています。テーマを選んで聴いていただくことも可能です。ぜひ、ご利用ください。

0:00～ オープニング

• 前回の振り返り
• 本日の内容

本日は、アンティーのXAグループが描く少し先の未来について、内田さんに「2025年に向けての計画や野望」をお聞きしていきます！

1:51～ その1
これからのアンティーのXAグループの中軸を担う「4つのロール」

フロントエンドエンジニアの一般的なイメージ「マークアップをする人たち」以外にも幅広く行っている
以下4つのロールを軸に、一人ひとりの特性を活かしたチームづくり、案件への取り組みを行っていきたい

1. マークアップエンジニア（HTML・CSS、SEO、アクセシビリティ領域）
   ・HTMLやCSSを駆使してWebサイトを実装する役割（Webの根幹を担う）
   ・大規模サイトにおける「保守性」「運用性」「拡張性」など未来を考慮した設計など得意とする
   ・SEO、アクセシビリティに関する専門性も兼ね備えている
   
2. インタラクティブエンジニア（アニメーション、インタラクション領域）
   ・ユーザーの体験を向上させる目的でUIに動きをつけることによって、Webサイトをより魅力的に見せる役割
   ex. スクロールで絵が動く、文字が前に出てくるなどの演出
   
3. フロントエンドエンジニア（アプリケーション領域）
   ・プログラミングを駆使してアプリケーションを開発する役割
   ・アプリケーションエンジニアと呼ばれることもある
   ・見た目のデザインというよりは、ロジックであったり、バックエンドとの連携を得意とする
   
4. デザインエンジニア（最もデザインと近いところにあるエンジニアリング領域）
   ・デザイナーとの境目にいるエンジニア
   ・UI/UXに大きく関わりながら、コンポーネントやデザインシステムの作成などを担う役割
   ・デザイナーと一緒に動くことが多い

9:00～ 「4つのロール」のバランス

やはり「マークアップエンジニア（ロール1）」が最も多い
最近は「フロントエンドエンジニア（ロール3）」「デザインエンジニア（ロール4）」も増えつつある

• 人の割合は、やはり「マークアップエンジニア（ロール1）」が最も多い　約半数がここにあたる
• その他は、「フロントエンドエンジニア（ロール3）」が2～3割くらい　
• 「インタラクションエンジニア（ロール2）」と「デザインエンジニア（ロール4）」がそれぞれ1割ずつくらい
• 2つ3つのロールを押さえ、武器として活かしている人も多い
• 最近の案件の傾向としては、「フロントエンドエンジニア（ロール3）」が増えてきている　「デザインエンジニア（ロール4）」も少しずつ増えてきている

10:20～ XAグループの新しい取り組み

単独でも仕事をつくっていけるような組織にしていきたい

• これまでのXAグループは、アンティー・ファクトリーの一部署に過ぎなかったが、これからは、単独でも仕事をつくっていけるような組織にしていきたい
• 案件によっては、フロントエンド部分だけを必要とするクライアントもいる　今後は、ここにも対応できるようにしていきたい　内部のデザイナーとだけでなく、外部とも連携できるスキルを身に着けていきたい
• 成果として、最近、「Webアプリケーション開発」「デザインエンジニア」の案件が増えてきている　更に活性化していきたい

13:42～ 外部の会社との協業はどう？
経験を積みはじめている中で「発見したこと」「面白いところ」「難しいところ」などある？

良い刺激をもらっている　会社に還元していきたい

• 会社によって仕事の仕方が違う　職種の範囲も違う　良い刺激をもらっている
• また、社内のディレクターやデザイナーの良いところも再発見できている
• ここで得られたことを上手く会社に還元していきたい

14:58～ その2
「クリエイティブ」「テクノロジー」 それぞれに期待すること

15:33～（期待することに言及する前に）
急激にAIの時代になっている　テクノロジーの進化が凄い！
Web制作どうなる？自分たちの仕事なくなる？といった不安はある？

「作業」と「仕事」は違う
「作業」はなくなるけど、「仕事」はなくならないと思っている

• 「作業」は半自動的にできること　例えば、先輩から指示を与えられて発生して行うこと
• 「作業」だけしている人にとっては、AIの進化とともに自分のやるべきことがどんどん奪われていくと思う
• 一方「仕事」は少し違う次元のもの　自身で何かを考え、生み出していくこと
• この次元で携わっている人にとっては、「Ai」「ノーコード」といったものが、自分の仕事をサポートしてくれる強力なツールとなってくれると思っている
• つまらない、面倒な仕事がなくなっていくので、返って良いことだと思っている

19:20～ あらためて、「仕事」って何だろう？

「課題解決」だけでなく、「新たな価値創造」をしていくものだと思う

• ただ言われた役割を果たすだけでなく、それが何か新しい価値を生み出したり、相手のためになっていて、結局は自分のためにもなっている　この循環を生むものが「仕事」だと思う
• アンティーの理念ブックにもあるように、「課題解決」だけでなく「新たな価値創造」をしていくものだと思う

アンティー・ファクトリーの理念ブックはクリエイターの指南書！？

21:09～ 「クリエイティブ」の視点から「テクノロジー」に期待すること

期待することのベースには、以前内田さんからもらった大きな気付き「新しい美しさの価値観」がある
水野のキャリアに大きな影響を与えてくれる出来事だった

• ピクセルパーフェクト（Web上でグラッフィクデザインを再現しようと躍起になっていた）の時代は終わった
• この考えを捨てていかないとWebデザインはできない
• レスポンシブWebデザイン（画面サイズに応じて自動でデザイン最適化）の浸透によって、Webデザインにおいて本当に守らなくてはいけないルールは、実は限られていて少ないことが分かってきた　
• ここを押さえていれば（エッセンシャルな美しさを守っていれば）、どんな画角においてもブランドらしい美しさを再現できる
• 内田さんの話を聞いて、この世界にいてよかった、面白い、と心から思うことができた

「これはできません！」「不可能です！」ではなく、新しい表現や発想を一緒に考えて欲しい！
「作業」よりも「仕事」を期待したい！！

• テクノロジーの視点でしか気付けない新しいこと、技術的な進歩を踏まえたトレンドや面白さからの気付きなど与えて欲しい
• クリエイティブ業界は長い歴史があるので、固定概念に縛られてしまいがち　融通が利かなくなって、古い美しさに固執してしまうことがある
• 「そこから離れたらもっと美しい世界があるよ」「こっちの方が新しい美しさだよね」という気付きを与えてくれると、よりクリエイティブ脳が活性化され、良いものが生まれると思う　ここを期待したい

27:40～ 「テクノロジー」の視点から「クリエイティブ」に期待すること

固定観念「今までこうしていたからきっとこのやり方が良いはず」という部分は、XAに預けて欲しい！！

• 技術はものすごいスピードで上書きされ、更新されていっている
• XAがいち早くキャッチアップしていっているので、任せて欲しい
• もっといい提案ができたり、もっと効率的にできたりすると思う
• クリエイティブとテクノロジーで連携して、もっと軽やかに一緒に考えていきたい

29:45～ Webベースの会社として立ち上がったからこその課題があるかもしれない
この辺り、内田さんはどう感じている？

領域の垣根を越えて活躍できる人材の育成も必要と感じている

• アンティーは完全分業制　デザイナーとエンジニアでやることが分かれている
• これがメリットでもあるが、一方で、領域の垣根を越えて2つ武器を持てる人材の必要性も感じている
• 評価システムをアップデートしていく必要性もあるかもしれない

33:18～ 最後に募集告知「こんな仲間に来て欲しい！！」

XAは、ユーザーに直接デザインの価値を届けられるお仕事です
デザインも技術もどちらも好き！という方がいたら、ぜひ、私たちの仲間としてご参加ください！！

34:10～ 振り返り（内田さん）

このポッドキャスト「CDの部屋」をずっと聞いてきたので、ようやく出演できて嬉しいです

過去のエピソードで水野さんやデザイナーの方たちにXAの話をしてもらえたことも、とても嬉しかったです　ものづくりについて、クリエイティブについて、皆さんと話したいことが沢山あります

また呼んでください！ いくらでも話題はあります、笑

35:18～ 総括・クロージング（水野）

前回と今回の2回に渡ってXAグループの内田さん（うっちー）をゲストに迎えてお送りしました

内田さんは、確か最年少でアンティーのマネージャーになったと思います　凄く優秀な方です　そしてお酒が大好きです、笑

普段はどちらかと言うと寡黙なタイプですが、お酒が入ってくると段々お話をしてくれます　内田さんといろいろ深い話をしてみたい方は、まずお酒を飲ませてからが良いかもしれません、笑

そんな内田さんは、アンティーにとっても水野にとっても、大変貴重な存在であります　テクノロジーの視点から、常に良い気付きを与えてくれます　支えてもらっています

そして、縁の下の力持ち的な存在として、上流工程からおりてきたものを最終工程（実装）の中で全て受け止めていただいているXAグループには、いつもいつも大変感謝しています　

これからは、上流工程も含めて連携し、相乗効果を生み出していけたらと思っています！！

今回もお聴きいただきありがとうございます
また次回もよろしくお願いします！

内田さんの実績

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