ブランド コンサルタント 兼 クリエイティブディレクター 水野 可奈子と「次世代を担うリーダー・若手たち」のトークルーム

ブランディングやデザイン制作に関わる様々なテーマを取り上げ、ゲストとともにトークを展開。リスナーの皆さまの視点でテーマと向き合えるよう、これからのアンティーグループを担うリーダーや若手をゲストとして招待し、クロストーク形式で進めていきます。これまでの経験や実績に裏付けされた、知識、ノウハウも交えながら分かりやすくお届けします。

プレゼンは即興ラップ？！プロボクサーからアートディレクターになった努力の達人「上田さん」の自己鍛錬法
・#11 デザイン案件の提案・プレゼン術 Vol.1

デザインチームとのコラボレーション企画 第3弾！！

新たなゲストとして、盛岡支社から支社長の小田島さん、東京のデザインチームからアートディレクターの上田さんをお迎えしてお送りしています。

プロボクサーからアートディレクターになったという異色の経歴を持つ上田さんにいろいろお聞きしています。

そもそもプレゼンはどんなときに必要となるのか、デザイナーからスタートしてアートディレクターにステップアップするまでにどのような努力や工夫を重ねてきたのか、などなど。

デザインプレゼンの際、最初はメモを読み上げていただけの上田さんが、第一線で活躍するアートディレクターへと成長してきた過程には、多くの学びや、明日からでも実践できる努力・工夫が詰まっています。

ぜひお気軽にアクセスしてみてください！

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#11のサマリ

テーマとポイントをリストにしています。どんな内容で盛り上がったのか、ちょっとだけ覗いていただき、詳細は、ぜひ、Apple Podcast / Spotify / YouTube にてお聴きください。YouTubeのコメント欄にはショートカットリンクも掲載しています。テーマを選んで聴いていただくことも可能です。ぜひ、ご利用ください。

0:00～ オープニング

• 前回の振り返り
• 本日の内容

1:19～ 本日のゲストの紹介1

盛岡支社長・アートディレクター 「小田島 佑太さん」（2011年入社）

• アンティー・ファクトリー盛岡支社長として、アートディレクターとして活躍中
• #7、♯8 のエピソードに続き、今回参加

1:19～ 本日のゲストの紹介2

東京本社 ・デザイングループ・アートディレクター「上田 有輝さん」（2015年入社）

• 元プロボクサー
• 26歳でデザイン業界へ
• 上流工程からWeb制作に携わることができる会社に興味を持ち、30代前半にアンティー・ファクトリーに入社

7:30〜 アンティー・ファクトリーに入社してもう7年半！
今の上田さんの仕事内容を教えてください

• コーポレートサイト、ブランドサイト、サービスサイトなど多岐に渡る　大規模案件が多い
• その1つに、代表的なプロジェクト「サイバーエージェントのサイトリニューアル」がある

ぜひ、こちらの実績もご覧ください

9:48〜 そもそもプレゼンってどんなときに必要？
アンティー・ファクトリーのアートディレクターのプレゼンについて教えてください

自分がつくったデザインをクライアントに説明するときに必要となる

• プレゼンは、プロデューサー、プランナー、クリエイティブディレクターに次いでアートディレクターが担うことが多い
• 頻度は３〜４ヶ月に１回くらい　案件が佳境のときは毎週プレゼンのこともある
• 進め方は案件による　いきなりデザインからのこともあれば、デザインの前にトンマナが入ることもある

14:21〜 プレゼンスキルを上げるといっても、すぐに上がるものではない
上田くんが、デザイナーからアートディレクターへと成長しはじめた頃はどんな感じでしたか？

このままではアートディレクターとして活躍できないと自覚し、
プレゼンに対する苦手意識や課題と向き合いはじめる

• デザイナーの頃から、デザイン説明の機会は多く与えてもらっていた
• が、論理的に話すことやアドリブが苦手だったため、説明に苦労した
• 事前に用意したメモにあることしか説明できない　メモにないことを聞かれると上手く返せなかった
• このままではダメだと思い、苦手意識や課題と向き合いはじめる

17:35〜 そんな上田くんが、直近で努力・工夫していることを教えてください

重要ワードを自分の中にしっかり落とし込んだ上でビジュアル化し、プレゼンに臨むようにしている

• ブランディング案件にアートディレクターが入るタイミングは、ある程度議論が積み重ねられた段階からが多い
• より良いプレゼンにつなげるためには、これまでどんな議論がされてきたかを十分に理解し咀嚼する必要がある
• これまでの内容（会議の議事録やビジュアライズワードなど）をしっかり読み込んで、重要ワードを書き出し、自分の中に落とし込む作業を徹底している

19:10〜 ここで水野の一言！
デザインをつくり上げていく最初のステップは、やはり言語化作業！！

デザインプレゼンの前に、もう一度言語化の工程に立ち返り、自分の中に重要ワードを落とし込む

• デザイン提案に向けて、企業やブランド、サービスが目指すところを1枚絵のデザインに仕上げていく（イメージボード）
• この途中に、5〜6個の大きなキーワードに集約する工程がある（ビジュアライズワード）　
• デザインプレゼンに臨む前に、もう一度ここに立ち返り、自分の中に重要ワードを落とし込むことが大切

現役のクリエイターだってプレゼンに向けた事前準備が必要　とにかく準備！　

• アナウンサーでもない限り、いきなり見たものを実況することは不可能　事前準備や練習が必要
• 言葉を書き出すことによって頭の中が整理され、俯瞰して見ることができるようになる
• その結果、理解力が深まり、アドリブ力の備えにもなる

ぜひ、こちらのエピソードもご覧ください

23:20〜 プレゼンに向けて、アートディレクターとして努力・工夫していることはありますか？

代官山 蔦屋書店のライブラリスペースを活用してクライアントとワークショップを開催
全員で目指すところのイメージをすり合わせる

• クライアントと目指すところのイメージをすり合わせ、脳みそを1つにするためのワークショップ
• ここで、先ほどのビジュアライズワードが役に立つ　
• ワークショップの事前準備として、まず本屋でザッピング も行うようにしている

28:40〜 ザッピングをする中で、思いがけない出会いや発想が得られることはありますか？

• ザッピングは、単なる頭の中の答え合わせに留まらない　偶然性が得られることがある
• 本屋に行くと自分が意図していない出会いがあり、ここから一気に発想が膨らむことがある
• ネットで何かを探すことも大事だが、リアルな空間だからこそ巡り合える面白いネタがある

ザッピング資料の一例

32:45〜 プレゼンするときに「意識していること」「心掛けていること」があれば教えてください

プレゼンは即興ラップ？！ 相手を引き込む

• 以前は、メモを見て話していたが、今は決定権を持つ人の目を見て話すようにしている
• また、歌のメロディーのように、話すトーンにメリハリやリズムをもたせ、相手を引き込むように意識している　
• 即興ラップを習ってみようかと思ったこともある、笑　語彙力、瞬発力がプレゼンに活きると思った

40:44〜 最終決定権を持つ人がその場にいないプレゼンもありますよね？ どうしていますか？

担当者のその先も想像してプレゼン

• クライアントの社内で、担当者から上長へのプレゼンがあることを想定し、また、資料だけが出回ってもいいように、わかりやすい資料作成と説明を心掛けている
• 立場によってで視点が違うので、担当者のその先の方のこと（管理職、経営者など）も想像するようにしている

42:45〜 クロージング

同じメンバーで次回も「デザイン案件の提案・プレゼン術」をお届けします！

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