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皆さん、こんにちは!うるるの神崎です。
全3回でお送りしております、弊社エンジニアによる「輪読会」の後編を、本日はお届けいたします。
改めてですが、輪読会のテーマ書籍はこちら!
「問題解決大全 ~ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール~」
①「キャメロット」と「ピレネーの地図」
②「スケーリング・クエスチョン」と「二重傾聴」
③「ミラクル・クエスチョン」と「機会費用」 ←本日はこちらです。
最後のテーマは、NJSS事業部 開発チーム 草野による発表です。草野は、「ミラクル・クエスチョン」と「機会費用」という方法についてまとめました。
ミラクル・クエスチョン ~問題・原因ではなく解決と未来を開く~
実に興味深い投げかけから始まります。う~ん、どうやったら気付くんだろうか。
ちなみに、「ミラクル・クエスチョン」とは、問題解決後の状況を認知するための方法とのこと。
問題を抱えすぎて「もう無理、限界・・・」という状況に陥ると、頭の中はモヤモヤで埋め尽くされて解決できることすらイメージできない状況になっているそうで。言い換えると、ポジティブ思考になれない状況ということですね。
そんな時には「もしも奇跡が起きたなら・・・?」と、理想な状態をイメージしてみましょう!というものです。イメージした空想の世界と、現実の世界の違いを明確にすることにより、自分が感じている課題意識が整理される、という訳です。
身近な開発業務を例にあげて、ハッピーな理想の描き方を説明する草野。
(※Macに欅坂46のステッカーが貼ってありますが、こちらは草野のMacではありません。笑)
機会費用 ~「選ばなかったもの」で決まる~
2つ目のテーマである「機会費用」とは、経済学上の概念で問題解決案の探し方のようです。
・・・??
・・・ですね(笑)
様々な選択肢がある中、身体は1つなので全ての選択肢は絶対に選択できないですよね。そんな中で実際に行動を起こすうえで全ての選択肢を選択できないことから生じるものが機会費用であり、意思決定を行う際には極めて重要な概念となります。
ぼーっと無駄に時間を過ごしても、一見何も失ったようには見えません。ただ、経済学的にはお金に限らず時間も費用とみなして考えるため、その時間を有効に活用していれば本来得られたはずのものを得られなかったと捉えると「いやいや、損失が発生してるって!」ということですね。
まさに、「時は金なり」ということです。
機会費用を意識して時間を使いましょう、という締めくくりで草野の発表は終了です。
問題解決大全の中に、こんな文章がありました。
思えば失敗は「〜したい」という意図を、何らかの意志を持たなくては不可能なことだ。これは苦境や困難を「問題」として捉え直すためには、「〜したい」という意志を持つのが不可欠であることと関連する。
問題解決は人をその限界に、「〜したい」ことの先にある「できないこと」や失敗の危険に、直面させる。それでもなお、進もうとする意志が問題解決を要請する。問題解決を学ぶことは意志の力を学ぶことである。
あくまでも私の解釈ですが、これって「生きる力を学ぶこと」とも言えるのではないかな、と感じています。日常の生活やビジネスの面で困難な場面に遭遇したとき、過去の問題解決者が作り出した手法に力を借りて、幸せな未来を創っていけたらいいですよね。
おしまい