ー採用広報室のドラゴンです。本日はよろしくお願いします!ぱるるとじっくり話すのは初めてですね。インタビューが楽しみです!
ありがとうございます!
そうですね。これまでは軽くしかお話してきませんでしたね。
よろしくお願いします。
ーまずは入社から現在までの概要を教えてください。
私は2019年新卒入社です。これまでシェアード社員として13社のお客様を担当してきました。今は第2インソーシング事業部(「シェアード社員」サービスを推進する事業部)で、年上のメンバー7名のユニット(各インソーシング事業部に紐づく細かな活動単位)のユニットリーダーを務めています。ユニットリーダーの業務に加え、AM(顧客責任者。契約に指揮命令者であり、現場メンバーとは別にお客様やメンバーの状態を把握し支援する)を担当しつつ、営業にも挑戦しながら、「シェアード社員」としてお客様のご支援を2社続けています。(2021年3月時点)
ー2年間で多くのお客様を担当し、今年からユニットリーダー。本当にさまざまな経験をしていますね。自分自身で成長を感じていますか?
成長かぁ・・・。
正直実感はないんです。たぶんいろいろなことができるようになったのですが、それよりも「まだまだだ!」という気持ちが先にきてしまうんですよね。今年からユニットリーダー、AM、営業など仕事の幅が広がりましたし、まだまだそれぞれの仕事をどうしていくか、模索中です。
ー成長の実感はないんですね。でもとても充実した2年間だったのではないでしょうか?
はい、そうですね。
「シェアード社員」としては、気づいてみれば13社のお客様を担当しており、さまざまな経験をさせていただいたお客様や周りのメンバーには本当に感謝しています。
私が最初にご支援したお客様では、はじめはPCのキッティングばかりを担当していました。半年に一度、大量の端末をキッティングしてストックしておくことを慣例としているお客様で、最初は単調な仕事が続きました。しばらくすると目の前にある仕事を確実にこなせるようになったので、「もっとさまざまなことに取り組みたい」と思ったんです。
「もっと私がやれることありませんか?」とお客様に相談したり、AMにお願いして業務範囲を広げる提案を一緒にしてもらったりと、徐々にできることを増やしていきました。
キッティングの次にPCの初期化作業や廃棄などPCの管理全般を任せてもらえるようになり、さらには社内ヘルプデスクも担当するようになりました。
ー業務範囲が広がっていったんですね。自ら可能性を広げていく動き、いいですね!
13社担当してきたなかで印象的な出来事はありますか?
ベテランの先輩社員と二人で、1年半ほどご支援していたお客様での経験が印象的です。
お客様企業は社員数が50名ほど、専任のコーポレートエンジニアの方がいらっしゃらなかったので、私たちが1から始めていきました。
ヘルプデスクを担当しながら、メールサーバーの移行、レンタルPC導入、サーバーラック導入などのプロジェクトを担当しましたね。
先輩社員の稼働時間が少なく、私ひとりで業務にあたることが多かったこともあり、さまざまな経験ができました。
ー長い期間担当されているお客様もあるんですね。
半年以上担当したお客様は2社なんです。その他の11社は空いている時間を利用し短い期間で担当しました。
他のUGメンバーから「人が足りていないのだけど、少し手伝ってくれない?」などど声をかけてもらうこともあり、そういうときは二つ返事でOKしていました。
それもあって、たくさんのお客様を担当できたのだと思います
今年からユニットリーダーも務めています。事業部長から「やってみない?」と声をかけられたのですが、このときは少し考えました。でも、答えは決まっていたんですよね。あとは「はい」という覚悟をするだけでした。
断る理由が思いつかなかったんです。新卒2年目でこんなチャンスはなかなかないだろうし、断ったらもったいないなと。
いつも新しいことにチャレンジできるチャンスを大事にしてきましたね。
ーユニットリーダーとして工夫していることなどありますか?
まだ慣れるのに必死です。ユニットリーダーの仕事ってなんだろうと考えながら動いています。
月一回、ユニットメンバーでミーティングを開催しています。
売上目標や実績、そのほか連絡事項などを伝える際は、その背景も正直に伝えるように心がけています。昨年私がメンバーだったときに、「こんなを施策を始めます」というメッセージを受け取っても、納得感を持てないことがあったんです。
今は私が伝える立場なので、「なぜ今この施策に取り組むのか、これをやったらどうなるのか、どういう効果があるのか」などを自分自身でしっかりと考え、理解した上で、理由も含めてメンバーに情報伝達するようにしていますね。
時間があるんだったら、新しいことにチャレンジしたい!
ーぱるるは常に新しいことへのチャレンジ精神が強いですよね!
学生時代からそうだったんでしょうか?
はいそうですね。高校、大学時代を振り返ると、常に新しいこと、知らないことを経験するチャンスを大事にしていました。
高校時代はオーストラリアにホームステイに行ったことがいい思い出です。
希望者のみ参加する学校主催の留学で、「せっかく行けるチャンスがあるなら行かないのはもったいない!」と思い、参加することにしました。半日は勉強して、半日はホストファミリーと好きに過ごす。クリスマスに行ったのでオーストラリアは夏でした。クリスマスパーティーをしたり、馬と遊んだり、海に行ったり、毎日庭のマンゴーを食べたりと、新しい経験ばかりで楽しかったですね。
ー楽しそうですね!大学時代も聞かせてください
アルバイトを6つやりました。同時にかけもちしていたのは最大で3つです。
焼肉屋、居酒屋、コンビニ、ブライダル、引越し、バレンタインチョコの販売など、居酒屋のバイトを中心に、他は短期で挑戦していました。居酒屋の仕事は平日だったので、土日や卒業前は時間に余裕が生まれました。「暇だな、時間があるな」と思うとアルバイト求人を見て応募していましたね。
ー「暇だな、時間があるな」というときは、アルバイト求人を見るんですね(笑
はい(笑)どんどん新しいことにチャレンジしたかったんです。
たとえば、バレンタインのチョコ販売の仕事は新しい経験でした。
デパ地下でブースを出して、2週間くらいチョコレートを売りました。
自分からお客様に声をかけて積極的に商品の説明をする、という仕事は初めての経験だったんですよね。
ー初めての販売員で、チョコは売れましたか?
売れたんです!最終週にはあんまり商品がないくらいに。とにかく試食を進めてましたね。歩いているお客様の目に留めてもらうために、近くに来たお客様の目を見て「試食いかがですか?」と声をかけていました。普通、販売スタッフはショーケースの内側いるんですが、私はケースの前に勝手に出ていって説明をしてましたね。指示はなかったけど「やっちゃえ」と思って。
また、居酒屋のアルバイトではさまざまな発見がありました。オフィス街の居酒屋だったので、ビジネスパーソンの方がランチ、ディナーでいらっしゃいます。「こちらの方が上司だな」「仕事の話ってこんな感じでするんだ」「接待かな?名刺交換はこんな感じか」など、社会勉強になりましたね。
ー行動力と観察力とイメージ力がすごいですね。
気になっちゃうんですよね。人の立ち振舞やその人の置かれている状況を見てしまいます。急いでいる人に対しては早めに対応しようかとか、相手がゆったりしているから自分もじっくり話そうとか。今の仕事でも複数のお客様先で稼働していると、その会社の雰囲気や様子を自然と見てしまいますし、状況を把握することの大事さを実感しています。短い時間でその会社への理解を深めていったり、毎日訪問しないお客様ではまずは情報をアップデートしたりと、雰囲気を感じたり、相手の状況を考えることは役立っていると思います。
指示されないことは自分の挑戦になる
ー就職活動から入社後の話も教えてください。
会社を選ぶ上で大事にしていたことはありますか?
「自分でやる」ということを大事にしていました。
指示されて仕事をするということが嫌だったんです。「これやって」と言われると自分の頭で考えなくなってしまうと思います。逆に指示されないことは自分の挑戦になると考えていました。
ーUGの面談ではどんな話をしましたか?
印象的だったのは”だいすけ”さんと話したことです。コーポレートエンジニアってどういう仕事か、図解までして細かく教えていただきました。
SIerのプログラマーと企業のコーポレートエンジニアで就職先を迷っていたのでその違いを中心に説明してもらい、気になっていた部分の理解につながりました。
ーなぜプログラマーとコーポレートエンジニアを志望していたのですか?
そもそも業界は決めていなかったんです。ひとつに絞ると限られた範囲のことしか学べない気がして。就活でさまざまな企業、仕事を知っていくうちに「ITはどの業界でも使われているな。それなら、ITを通していろんな業界を見れるのではないか」と思ったんです。それでIT職として、SIerのプログラマーと企業のコーポレートエンジニアに絞っていきました。
そんななか、「シェアード社員」というサービスを知り、いろいろな会社を経験できる、幅広く学べると聞いて、「これは私のやりたいことにあっているかも」と思いましたね。2回目の面談では高井さんに「UGは最低限必要なものしか決めていないから自分次第。それは自分で決めていかなければいけないということ。行動するかどうかは自己責任だから大変だし、厳しいよ」と言われたんですが、それを言われるたびに興味が増してしまって(笑)「全然厳しくていいですよ」って気持ちでいましたね。生意気ですよね、私(笑)
ー入社後に感じたことなどあれば教えてください
正直、「思ったより放置ではないな」というのが感想でした。採用面談のときは「入社したら自分で案件を探す」「入社時研修が終わったら一人だよ。自分で仕事は探しに行く」と言われていて、私はそれを楽しみにしていました。でも当時の事業部長やマネジャーが、新卒でも担当できそうな案件を探して準備してくれていたんですよね。ちょうど私が入社した年から「新卒向けUGアカデミー」が始まり、その他研修制度も整い始めた年だったこともあり、「意外としっかり面倒を見てくれるんだな」と思いました。
もちろん新卒で何もできなかったので「安心した」という気持ちになりました。でも、「もうちょっと放置してもらってもいいんだけどな~」と思っていたのも事実です。
ー具体的なエピソードがあったら教えてください。
入社前の面談で、複数のお客様を同時に担当できると聞いていました。私は「さまざまな会社で多様な経験を積みたい」と思っていたので「最初から複数のお客様を担当したいです!」と周りのUGメンバーに言っていたんですよね。でも正直、先輩たちはみんな心配していたようで「まずは一社を担当してじっくり成長していこう」という意見をもらうことも・・・。でも私は「それでも、複数のお客様を担当したいんです」と言い続けました。やっぱり私、生意気ですよね(笑)
その後、いろいろな方とお話をして、結局最後は自分で自分の動き方を決めました。当時の事業部長に相談したときに「やっちゃえばいいじゃん」と言ってくれたのが心強かったですね。なかなか担当するお客様が決まらなかったのですが、「売上は後からついてくる!」と根拠のない自信がありましたし(笑)その間は先輩とお話させてもらったり、営業に同行したりと有意義に過ごすことができました。
ー自主性とフォローのバランス、むずかしいテーマですよね。約2年経った今はどのように考えていますか?
会社として、新しく入社したメンバーが挫折しないように配慮するのは必要だと思います。元気に仕事を続けてもらうために新卒をどのように受け入れるかなど、UGメンバー同士で真剣に話し合ったこともあります。一方で、UGに入社するメンバーは私のように「自分でものごとを進めていきたい」という人が多いのでむずかしいところです。自主性を尊重したいですが、自分一人だけで全てができるわけではないし、人間なので元気がなくなることもあるし。仕事を進める上では周りの助けも必要なので、新しく入社するメンバーをどう迎え入れるかは正解のない、永遠の課題だと思います。