こんにちは。株式会社FRONTEO 行動情報科学研究所の門前です。
今回はFRONTEO行動情報科学研究所でインターンをしている学部3年生の小松 詩織さんに、研究所でのインターンについてインタビューしました！

FRONTEOのインターンに来た理由を教えてください！

私は昨年孫正義育英財団の財団生に選ばれたのですが、リーガルテックに興味がある旨を財団生の方に話していたら、全脳アーキテクチャ若手の会の、前代表の方からFRONTEOという企業があることを聞きました。その後、AIに関するイベントでFRONTEOの社員の方を紹介していただき、その社員の方とお会いしていろいろとお話を伺ったところ、FRONTEOの社長にお会いすることになり「ウチでインターンをやってみてはどうか」というお話を社長からいただき、インターンをさせていただく事になりました。

実際、社長にお会いしてどうでしたか？

「俺が日本を救ってみせる！」という社長のパッションがとてもかっこよくて印象に残っています。テクノロジーで日本は勝っていかないといけない、という社長の気持ちに共感するとともに、この社長だったらついていきたいと思いました。

何故、リーガルテックに興味を持たれたのですか？

私は中学生の頃から冤罪の研究をしていたのですが、日本の法曹界の運用がブラックボックスであることにずっと危機感を抱いていました。大学入学後、中国との関わりが多くなる中で、中国の凄まじいAI/IT化に衝撃を受けるとともに、AI/ITの力を使えば日本の法廷技術の革新がなしえるのではないだろうかと考えました。大学に入るまでAIの知識は皆無だったので、AIやリーガルテックに関連するニュースや情報を積極的に収集するようになりました。

大学ではどんな勉強をされているのですか？

法学部で開講されている授業は専ら法律科目なので、実定法や手続法を中心に勉強しています。また、大学院で開講されている授業も大学院生にまじって、いくつか履修しているのですが、フィンテックベンチャーの経営者の方や官僚の話を伺いながら日本のフィンテックについて考える授業はとても面白かったです。

研究室にも所属しているのですか？

大学2年生の春から知的財産法の教授のもとで業務補佐をさせていただいています。二週間ヨーロッパに渡航して欧米の製薬会社の特許戦略についてインタビューする機会もありました。知財は理系分野にも多く関連してくるので理系の専門分野についての知見も得ることができてとても面白かったです。

実際にFRONTEOでインターンを始めていかがでしたか。

法律の勉強を最優先に考えてくださって、月一のインターンとして受け入れてくださる寛容さがとても有り難かったです。インターンでは、FRONTEOのリーガルテックサービスの運用の仕方を学ぶという実践的なものから、海外の文献も参考にしながらアメリカの訴訟のフローチャート及び行政機関の相関図を作成し、その中でeディスカバリの関連性や役割について学ぶという理論的な勉強まで、リーガルテックをあらゆる面から見る機会をいただきました。自分たちが開発している分野だけに焦点をあてて開発していくにとどまらず、体系的な位置づけを意識しながらサービスを開発していくという視点を身につけました。

FRONTEOはどんな企業だと思いますか？

多くの日本のテックベンチャーが世界標準に追いつこうというスタンスでいる中、FRONTEOはリーガルに関して世界を超えてみせようという意識をみなさんが共有されている企業だと思いました。これからアメリカ・中国の二大巨頭になっていく一方、日本は少子高齢化とともに国力が低下していく中で、外貨を稼いでいけるようなベンチャーの筆頭になっていこうという気概が社員の方から伺えました。ベンチャー企業としては大規模な会社でありながら、ベンチャー企業だからこその勢いを兼ね備えた会社だとも感じました。

インターンを通じて海外の企業について知る機会も多かったと思いますが、どうでしたか？

海外企業のAIに対する考え方も日本と問題意識は変わらないのだと感じました。日本も海外も目指す先は同じであるようなので、早急なテックの開発が不可欠であると感じました。

将来的にはどんな事をやっていきたいですか？

研究対象として設定した法律×中国×AIという軸のもと、まずは法律の勉強に専念し司法試験に合格します。その後は中国やアメリカでのインターン・留学などを経ながら客観的に日本、特に日本のリーガル分野を分析していこうと思っています。将来的には日本のブラックボックス的な法律運用に革新を起こして法の分野で人々を救うアプローチに取り組んでいきたいです。そのためには日本でも海外でも自分の成長のためなら飛び回る覚悟でいます！