1
/
5

今の自分を構成するきっかけと、自分の役割

はじめまして、積木製作 VR Deveropment Division 室長の柿沼です。
今まであまり外部への発信をしてこなかったのですが、最近は少しずつ露出が増えてきましたので、少しでも自部署の事も含め知っていただけたらと思い自己紹介記事を書きます。

積木製作=建築×CG×VR
積木製作のイメージとしてこのイメージが強いと思いますが、私の建築×CG×VRの成り立ちを書いていきます。

柿沼×建築
私の建築に触れるきっかけは自宅のリフォームでした。
幼少期、祖父の工場だった部分のリフォームを夏休みに行っていた時に、毎日のように現場の近くに座って大工さんを眺めていました。知っていた工場が何もない場所になり、柱が立ち、壁が出来、部屋が出来ていく、床材、壁紙が貼られ色がついていく。
日に日に変わっていく様とそこで働く大工さんに憧れ、小学生の時の夢は建築家になることでした。
高校、大学と建築科に入学しました。大学の設計授業は毎週課題の提出があり、図面を書き、デザインを決め、模型を作る。そこで私は模型が苦手な事を初めて知りました。(思えば小さいころもプラモデルと無縁な人生だった)


模型はこんな感じです。

優秀作品は毎回模型と一緒に教室の前に展示されます。
そこで私が模型が選ばれました。が、使っていたのはセロハンテープでした。。。
建築も模型で接着に使われるのりは透明で、キレイに接着できるものですが、私はそれが苦手で汚くなってしまうし、時間はかかるし、めんどくさくて、、、、結果セロハンテープを使ってました。
後にセロテープの人と呼ばれるようになった私は、さすがの不名誉な名前をどうにかしなくてはと思っていた時、先輩に教えてもらったのがCGでした。

柿沼×CG
当時学生は高級なCGソフトも学生版として無料で使うことができましたので、独学でひたすら勉強しました。自分の技術はまだ実用段階ではなかったですが、愛用のセロテープ模型とCGを併用して作品を提出し始めました。
のちにCGのみで、模型を提出しない事を授業で認めてもらえるようになりました。
CGは趣味レベルで楽しめるようになり、卒業制作なども全てCGで仕上げました。(当時cgの使用率は1割いないくらいでした)
就職活動は周りと同じように建築の業界を目指し、内定も決まっていました。
卒業間近の2月、卒業制作の結果発表があり、自分の作品が優秀賞に選ばれました。
その時はすごくうれしかったですし、独学で勉強したCGが評価され通用するものだと思いました。
私はその時モヤモヤした気持ちがありましたが、行動に移さず卒業をし就職しました。
しかし就職して1週間で辞めました。卒業制作の時の喜びが忘れられず、CGがやりたくて。

4月からさっそくニートになった私は就職活動をするためのポートフォリオづくりをし、5月末にCGの製作会社に内定を頂けました。
入社後初めての仕事はモデリングの仕事でした。
モデリングはCGでいうと基礎の部分です。2年間モデリングのみをひたすらやる日々を過ごしました。今思うとここでモデリングのみに集中できたのはすごいいい経験と知識が得られたと思います。
私はここで2年間モデリングに集中し、その後レタッチ(PhotoShopなどの仕上げ部分)を学びました。

仕事に慣れてきたころ、色んな人と話すのが好きな私は会社の色々な部署に顔を出しては、同じ会社だけど全然違う仕事をしている人たちにすごい興味をもっていました。そこで出会ったのがVRでした。(当時はOculusDK2)

柿沼×VR
先輩に作ってもらったUnityのアプリで自分の作った建物が、絵が自分の操作で動いてくれる事に、感動しました。
始めてプログラミングというものを知り、世の中のものがこんなにもプログラミングによって支えられてること、そして自分が手を伸ばせば、この技術を身に着けられる事を知りました。
Unityの勉強を始めたころ、ちょうどOculusCV1の発売されました。当時は中々手に入らなかったです。結局どうしても欲しかった私は転売屋から購入(定価8万を13万で購入)
VRのゲームを色々やりながら勉強しているうちに、とある会社を見つけます。それが積木製作でした。ホームぺージで見たCityViewerに驚きました。



VR CityViewer|積木製作【都市開発におけるVRシミュレーション】
大規模な都市開発をVRによって分かりやすくしようと、 情報地図を3Dビジュアル化したデジタルコミュニケーションツール。 3Dで緻密に作り上げられた都市空間を、 歩行者目線で歩きまわったり、鳥の目線で自由に飛び回ったり、 データ化された巨大なジオラマを好きなように眺める事が出来ます。 新しいスマートシティの開発計画や、 2020年開催の東京オリンピックの会場など、 ...
http://tsumikiseisaku.com/cityviewer/

そこには私の勉強してきたすべてが詰め込まれてきました。
大学で勉強した、建築と都市、CG、VR
それを同じパース制作会社が作っているのを見て、また驚きました。
いつもお昼を一緒に食べていた事務の人にこの話をすると「うちに前いた人がそこにいるよ、今度飲みいくことになってるから来る?」と言われ、「是非!」と答えそこで出会ったのがvizの部長・玉那覇さんでした。
飲み会の二日後に面接を受けに行き、なぜか面接は居酒屋でやりました。(別の記事でも・・?)
一か月くらい返事がもらえないまま、他の企業も受け始め内定をもらった会社のエントランスを出た瞬間電話があり「まだうちに来る気ある?」と言われ、私はすぐにもらっていた内定を断りました。

積木製作に入り、最初は前職と同じCGパースの仕事をしていました。
前職での良かった事、悪かった事を積木製作のパース製作フローと比べて発表などを行いました。
その後、少しづつVRの仕事に手を付け始め、最初はハコスコの360°映像のコンテンツでした。
最初のプロジェクトとしてはかなり優しめな案件でしたが、プログラムを打つことがここで初めてだったので、かなり苦戦しました。一ヶ月くらいかかってしまったと思います。


ちなみに初めて書いたスクリプト一部ですが、条件文の階層が、、、(笑)

打ち合わせも同席させてもらいましたがお客様の方が知識があり、とても恥ずかしく悔しく感じました。
それからは夢中で仕事に打ち込みました。VRのシーンを作ったり、システムの部分を作ったり、時には打ち合わせに同席してお客様と会うこともありました。当時VRのチームは私を含め3人しかおらず、慣れない仕事ですごく大変でしたが、楽しく直接いろいろ教えていただくことができてとても充実してました。
社内部活としてボルダリング部も発足。仕事もプライベートも充実した毎日を過ごしていました。


大会に出たりもしてます、社内社外問わず一緒に登る人募集中です。

そんな平和な日常が続くかと思いきや、積木にとっては大きな出来事がありました。
現CQOの小田桐のシンガポール移住話があがり、当時今のようなリモートワークの体制が取れていない会社では事実上の退職の話でした。
VRチーム(VROX)の立ち上げから、チームをずっと引っ張ってきていただいた小田桐の存在は会社にとってとてつもなく大きな存在です。退職まで1年、今後どうなるのかとても不安でした。その後、小田桐の移住話が一旦なくなり、このまま会社に残ってくれることになりました。これ以上頼もしいことはありません。ただ今後はリモートで働くという事になりました。

社内にVROXのリーダー不在という状況がしばらく続いた後、私にVROXのチームリーダーをやってほしいという話を頂きました。
とても驚きましたし、できるか不安になりましたが、すごく嬉しかったです。
この当時、積木に入って2年、プログラムを書き始めて1年ちょっとの私をリーダーに任命してもらえたことが、すごく嬉しかったです。
私は今まで意外とリーダー経験が多かったので、人をまとめるのは得意だと思ってました、学生の時は設計チームのリーダー、バイトのリーダー、前職でも実はモデリングチームのリーダーをしていました。

ただ今回は自分の好きな仕事で、好きな人たちを上にも下にも持ちながらリーダーをやらせてもらえるのがとても嬉しかったです。そして、このころから自分の役割について考えるようになりました。
リーダー経験が豊富であると先程書いたのですが、どの環境でもその中で能力的に長けてるわけではありませんでした。

人をまとめるのが得意というか、助けてもらうのが得意だったというか、周りにすごい人がいっぱいいたという事実があったんです。

すごい人にも完璧な人はいないわけなんですが、たぶんその完璧ではないところに自分をはめるのが得意なのかもしれません。

悪く言えば「芯のない人」になってしまうのですが、私はそれでもその人の可能性がさらに広がってくれればいいなと思います。
同じチームのみんなに、会社の全員に、お客様に対してもそう思い続けたいです。

思っているだけで、出来てない事の方が多いのですが
それが自分の役割なんだと、そう思っています。

積木製作の一社員として、お客様に対しても可能性を広げられる存在になれればと思っています。VROXはいわゆるシステムの部分を担当している部署なので、積木製作がお客さんの可能性を広げられるかどうかは、VROXが大きく関わってきます。
その時にしっかりチームとしてその役割を担えるよう頑張っていきたいと思います。

株式会社積木製作's job postings

VR

Weekly ranking

Show other rankings
Like Jun Tamanaha's Story
Let Jun Tamanaha's company know you're interested in their content