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テクノロジーの力を信じ、ツクルバを真の不動産テックカンパニーへ導くデジタル戦略推進室長

里山 南人(さとやま なみと)
デジタル戦略推進室長

SIer、ITコンサルを経て、Androidエンジニアとしてサイバーエージェント、GMOグループ、DeNAへ。その後プロダクトマネージャとしてヤフー、ビデオマーケットを経験後現職へ。ヤフーではプロダクトマネジメントと兼務して、第6代Androidアプリ黒帯としてエバンジェリストとしても活躍。その後ビデオマーケットにて執行役員VPoEを経験後、「リアル x Tech」の領域を求めてツクルバへ参画した。現在はデジタル戦略推進室長として、cowcamoプロダクトの中長期の方針検討を行いながら、DXを推進する役目を務める。主務以外にも本の執筆や、カンファレンスでの登壇、エンジニアコミュニティの運営なども行っている。

ツクルバを真の不動産テック企業へ変革する

私は、エンジニアとしてキャリアをスタートし、1日に100万人以上が使用するスマホアプリのプロダクトマネジメントやITコンサル、エンジニア組織の責任者として執行役員など幅広く経験してきました。そんな中で不動産というリアルな業界を、テクノロジーの力で変革を志すツクルバに出会いました。今までのキャリアで培ったプロダクトマネジメントやエンジニアリングの知見を元に「リアル × Tech」のシナジーを生み出すことで、ツクルバを真の不動産テック企業へ導きたいと思い、入社を決めました。

現在はカウカモプラットフォーム事業のデジタル戦略推進室長として、プロダクト資産をアセットとして管理し、ROIの高い資産状態を生み出していくため、カウカモプロダクトの中長期の方針検討を行う役目を担っています。私の目指す、「リアル x Tech」を実現した不動産テック企業のあり方とは、オンラインのプロダクトとオフラインの業務オペレーションで一貫した顧客体験を生み出せていることだと考えています。一貫した顧客体験を生み出すためには、事業戦略を、プロダクトの位置づけや貢献価値をマネジメント可能なプロセスに落とし込み、経営と現場の実態を結びつける必要があります。

私の属するプロダクトマネジメント組織では、プロダクトを「顧客価値の向上、事業の成長、競合優位性の向上などによる事業価値の向上を目的とした、ソフトウェアによって発現される機能群」と定義しています。つまり、プロダクトは資産として利益を生み出すことが期待される機能群です。事業の変化に合わせて、プロダクトの立ち位置や重要性も変化し続けることを想定しながら、プロダクトによる事業価値の創出ポイントを定義し、全プロダクトの機能群やデータ群の概念、グルーピングを継続的に見直すことで、開発の大局的な方向性を管理しています。

攻めのプロダクトマネジメントで一貫した顧客体験を生み出す

私が入社する前のプロダクト開発では、目的毎に複数のプロジェクトが立ち上がり、プロダクトではなくプロジェクトに軸足をおいてリソースが確保され、開発が行われていました。そうすると、各プロジェクトごとの責任者が各々の判断軸で意思決定するため、複数のプロジェクトが走るプロダクトでは、軸がなく、一貫性に欠けるものに仕上がる可能性がありました。そこで、プロダクト毎にプロダクト責任者を決めた上でチーム構成することで、プロダクトに対して一貫した判断軸での意思決定プロセスを、各チームで共有できる環境作りに取り組みました。その上でスクラム開発を導入し、顧客価値に軸足を置いて開発実行できる枠組みを整えました。私自身エンジニア出身であり、エンジニアとPMを行き来するキャリアを辿ってきたため、プロダクトとして顧客体験の価値を高めたい造り手側の意見と、足元の実績を積み上げていきたいビジネス側の意見、お互いの期待値をうまく調整しながら進めていくことの大切さを日々感じながら仕事をしています。

現在、私の足元のミッションとしては、不動産DX企業としてのデジタル戦略の推進に重きが置かれており、その一環として、プロダクトアセットの再整理を行っています。顧客に対しては、差別化されたソリューションの提供や顧客価値向上、社内業務推進のメンバーに対しては、業務プロセスの実現や業務のスケーラビリティの向上、とプロダクトに求める目的や価値構造が異なるため、プロダクト統括体制を立ち上げ、それぞれの目的に特化した攻めるプロダクトマネジメントができるあり方を深めています。

また、デジタル戦略を推進するためには事業戦略とプロダクト投資の整合性を高めることが重要です。限りある投資予算をどの領域に注力するのかというポートフォリオマネジメントと現場の実態を結びつけることに苦労している企業って実は多いのではないかなと思います。費用対効果の悪い領域でプロダクトを作ってしまうと資産全体のROIを下げてしまう要因になってしまいます。今までのキャリアで得てきた知見を活かし、「事業全体を見渡す中でプロダクトを見る視野」を確保することで「あえてやらないことを決める」ことを意識しながらデジタル戦略を策定しています。

プロダクト間でシナジーを創出し、テクノロジーの力を信じて成長できる企業に

「不動産 × Tech」を志すツクルバは今までは主に物件の購入側に対してアプローチをかけてきました。カウカモが成長するサイクルの半分が整いつつあり、やっと大きく成長を遂げる土壌が整い始めている現在、市場からも大きく成長可能性を期待されています。今後は売却側にもアプローチをかけることで掲載される物件数が増えるだけでなく、どのようなリノベーション物件が売れるかなど購入側のデータを利用して、データドリブンな意思決定ができるようになります。主要事業に明確に投資しながら、一方でこのようなシナジーを創出する可能性を探り、一定のスピードではなく、指数関数的で非連続的な成長を狙っていきたいです。まだまだ我々がやらないといけないことは数多くありますが、一緒に働く仲間を信じながらひとつひとつ実績を積み上げていくことで、テクノロジーが不動産という事業の価値に大きく影響を与えるような成果を生み出し、ツクルバが”テクノロジーの力を信じて”大きく成長できる企業にしていくため、日々努力していきます。


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カウカモサービスにおけるプロダクトやDXについての考え方
株式会社ツクルバの中の人 株式会社ツクルバに入り2年が経ちました。 中古不動産流通プラットフォームであるカウカモのプロダクトマネジメントに携わっていく中で、DX企業としてのやりがいや面白さを感じる機会が多く、刺激のある毎日です。 今回は、カウカモプラットフォーム事業部 プロダクト統括室室長の立場から、カウカモにおけるプロダクトの捉え方やプロダクトマネジメントにおけるミッション、DXプロダクトの特徴についてカジュアルに説明したいと思います。 こんな人におすすめ ・ すでにプロダクトマネジメントに関わっている
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