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【CTO Message #10】“思い通りにいかないのが世の中”なんて割り切りたくないから

Photo by Yanyang June on Unsplash

筆者:田村 秀一(取締役/CTO)

おはこんばんにちは、田村です。
プレイしたい新作ゲームが多すぎて嬉しいですが、まずはエルデンリング(まだやってる)とFFIV CCを消化したいところです。スプラトゥーンも金ウロコのためにバイトしてます。

さて、最近は社会に変革をもたらしたウィルスもかなり落ち着いてきて、それまでリモートワーク中心になっていた企業も明らかにオンサイト(常駐)の割合を増やしています。

SNSで「自社がリモートワークではなくなり、戻してほしいと頼んだが意見が通らなかった!」という投稿を見ました。

私自身もリモートワーク大好き派ですが、通勤を避けたい派と言ったほうが正しいかもしれません。実際オフィスについてしまえば業務はさほど変わらないので、どこでもドアが使えたりとか超高性能な自動運転とかで出社するのならどちらでも構わないのですけど…

それまでリモートでできていた業務が何故オンサイトになってしまうのでしょう。
「リモートが良かった」「なぜリモートじゃないんだ」と感じながらもその理由をしっかり考えたことはありますか?

当然ですが「オンサイトの方が良い」と考えて判断した方がいるからです。
そのように決めて、実現する力のある方がそう決めたのです。

ではなぜその方はそう決めたのでしょうか。

聞けば丁寧に教えてくれるかもしれません。その方がいいからそうしたと濁されるかもしれません。

ここで重要なのは、自分にとって不都合であることも誰かの意思や判断で決定されていて、その詳細がいつも語られるわけではないため、それを想像・推定して納得しようとするプロセスを踏む方が良いということです。

改善した方が良いと思って提案したのに通らなかった、こうしたかったのに拒否された。
なぜ通らなかったのか、拒否されたのか。
相手が馬鹿だった、わかってなかった、と一蹴していては自身の成長はありません。

上の方が決めているのだから、推し量ることができないことの方が多いとは思いますが、逆に言えばつまりそういうことが背後にあるということでもあります。

それらが不明なうちに、自身の世界の中で誤った判断であると考えることは危険なことですよね。

どうしても納得できないときは会話をするべきですし、「ひょっとするとあなたはこう考えてこのようにしたと思うが、そうだとしても自分はこういう理由でこう考える」という“相手を理解しようとした”ということを示すと良いと思います。

また、これは少し話しは逸れますが、ある人が提案して拒否されたことを、別の人が全く同じ提案して通ることだってあります。
タイミングだった? 言い方だった? その人が贔屓されているから?
どれもありえて、そしておかしいことではないんです。

もちろんすべてではありませんが、会社でも親でも友達でも、好感度が高い人から提案や相談を受けた方が話は進みます。
皆さんも大嫌いな人から依頼されるより、同じことを大好きな人から依頼された方が前向きになれますよね。
これ自体は不公平とか不平等ではなくて、ある種世の中的には公平とすら思えます。
(顔が好みだからとかだと不公平ですけど…)

同じような話を繰り返している気もしますが、相手を想い、事情を慮るコミュニケーションできると好印象を持たれることが多いです。好印象を持ってもらえれば信頼も築きやすいですし、結果的に自身がしたいことを実現できる可能性が上がります。

もし「リモートワークに戻して」と伝えたときに、十分な信頼があれば「全社的には無理だが、あなたはリモートワークでも良い」という結果だってあるかもしれません。

思い通りにいかないことの方が多い世の中ですが、その世の中や人を実際に変えるのは非常に困難で労力が必要なことです。

ただ、それらは意識を持つ自分を中心として存在しているのですから、中心である自身の考え方、捉え方を変えることで同時に変わるものです。

仕事のみならず、普段の生活の中で関わる人たちにも使える思考だと思いますので是非意識してみていただけると人生が前向きになるのではないでしょうか。

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