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【CEO Message #12】「理解して誰かに説明する」ということ

Photo by Jimmy Conover on Unsplash

筆者:松本 直樹(代表取締役社長)

お疲れ様です。
WBC(ワールドベースボールクラシック)2023の優勝、大変盛り上がりましたね。

大谷選手はもちろんのことダルビッシュ選手、吉田選手、村上選手、山本選手など
メジャーリーガーも含め日本を代表する最高峰の選手が集まった、まさに歴代最強チームだったと思います。
ほとんどの試合を逆転で勝ち進んでいった点も、見ている側としては(ハラハラしつつも)面白い展開でした。
特に準決勝メキシコ戦(村上選手の逆転サヨナラ打で勝利)は朝から応援した人も多かったのではないでしょうか。

さて、そんな野球に絡めてのお話ですが
皆さんは「野球のルール」を野球を知らない人に説明できますか?

※「そもそも知らん!」という人はゴメンナサイ・・・

実はこれ、かなり難易度が高い作業なんです。

・1チーム9人で、2チームに分かれて対戦する
・9回まで攻守交代しながら各チーム3人ずつ、ピッチャーが投げた球を打つ
・打ちやすいところ(ストライク)の3球をまで打てる。打てなければ次の打者に交代
・打ったら1塁〜3塁を順に走り、最後にホームまで帰ってきたら1点

・・・という「さすがに知っとるわ」の基本編からはじまり、
そこに「ファール」「四球」「ホームラン」「バント」「フライとゴロの扱いの違い」という中級編があり
「盗塁」「牽制球」「代打・代走」「タッチアップ」といった上級編、
さらには「ボーク」「インフィールドフライ」「振り逃げ」といった
時としてプロ野球選手ですら間違ってしまうようなマニアックなルールまで様々です。
もし仮に皆さんが野球にとても詳しい人だったとしても、
知らない人にイチから理解してもらうのは大変そうだというのは想像できるかと思います。

この「複雑な現状を紐解いて理解し、相手目線で言語化してアウトプットする」という作業は実はコンサルティングに通じるものがあります。

現状で実際に行われている業務実態と、そこにある規則や基準、考え方、経緯を整理し
相手に伝わるように理解レベルを合わせてアウトプットする(説明する、資料化する)というのは、
AsIs-ToBe比較における「AsIsの明確化」に当たる部分です。
AsIsを整理して適切な内容でアウトプットするにはまず自分がしっかり理解、把握してなければできません。

この整理を「なんとなくこうだろう」で進めてしまうと、あとでちゃぶ台返しを食らったりしますので
「なぜこうなっているのか」に思いを馳せて、可能な限り100%の理解のもとで作業を進めるように心がけてください。

ルールを深く理解している方がスポーツを楽しめるのと同じで、仕事においても確かな前提知識と理解があった方が成果物品質が上がると思います。

皆さんも現場でカオスな状況に出会うことがあるかと思いますが、そういうときも一つずつ紐解いて、理解して、アウトプットする、
と言う作業を進めれば道が開けると思うので(大変ではありますが)頑張ってみてください!

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