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【Member Message #5】僕たちは究極のジョブ型雇用

Photo by Saulo Mohana on Unsplash

筆者:Y.T(BPM Div.所属)

みなさん、「メンバーシップ型雇用」「ジョブ型雇用」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

日本の伝統的な会社は新卒一括採用で総合的なスキルを求められるメンバーシップ型が多いと言われていますね。年功序列の評価制度や、異動によるジョブローテーションがあることも特徴です。

雇用の安定や、様々な仕事に触れる機会があるというメリットがある一方で、会社都合での配置転換・転勤に振り回されたり、既に年功序列や終身雇用の考え方が崩れてきている社会の流れに合わなくなってきているというデメリットがあります。

欧米で主流なのがジョブ型雇用です。専門の分野に集中することで、スキルを磨きやすいというメリットがある一方で、その仕事がなくなったときにはメンバーシップ型のように「仕事のある部署に配置転換」という柔軟な運用は期待できないというデメリットがあります。

経団連第五代会長の故中西宏明氏が、生前にメンバーシップ型雇用の限界について言及したこともあり、日本でもジョブ型雇用への移行が意識されつつあります。

Triggerはというと、ジョブ型雇用です。コンサルタント・エンジニアという職種自体がジョブ型でしか成り立たないとも言えます。

期待値も含むスキルによって会社に雇用され、スキルによって案件に従事する。究極のジョブ型雇用です。

これはTriggerのメンバーのみなさんにとってはラッキーな状況です。既にスキルベースでの雇用の世界で戦っているので、雇用方式に関するマインドチェンジの必要がないのですから。

当社のようなクライアントサービス型の働き方であれば、今のクライアントで仕事がなくなったとしても会社をクビになることはなく、別のクライアントで今まで培ったスキルを発揮するだけです。

「でもスキルがない人はジョブ型雇用ではそもそも雇用されなかったり、雇用されてもクビになってしまうかも知れないんですよね?メンバーシップ型の終身雇用の方が安心だなあ・・・」と思った人はいますか?
うーん、気持ちは分からないでもないです笑
でも気づいているはずです。もうそんな時代は終わっているってことに。

となればやることはシンプルです。常に自分のスキルをアップデートする。

Triggerの社員が持っているスキルは、プログラミングだったりプロジェクトマネジメントだったり、特定の会社・業界に依存しないポータブル(持ち運び可能)なスキルです。確固たるスキルはそれ自身が人生のセーフティーネットにもなります。

「なるほどジョブ型の良さも厳しさもわかった。でも社員同士の繋がりが薄いのは寂しいな・・・」と思った人。

メンバーシップ型の会社では社内の人間関係を「まるで家族のような繋がり」なんて喩えることもありますね。やはり終身雇用がこのような強い結びつきを生み出しているのでしょう。
強い結びつきによる幸福感というものは確かに存在するのだと思います。これに対する私の答えは次の通りです。

「ジョブ型の組織では、高いスキルとマインドセットを持ったメンバー同士が、繋がりは緩くともお互いをリスペクトできる環境こそが、高い次元での幸福感を醸成する」

当社でも、結果を出している人は「自分のスキルアップに貪欲な人」が多いと感じます。
そういう人の頑張りを見ると私もリスペクトと共に刺激を受けますし、まだまだ自分も成長しないといけないと思います。そんな時に上述の幸福感を感じるのです。
概念的な話ばかりしてしまったので、最後にスキルアップのために私が取り組んでいることを紹介します。

1.日経クロステックの定期購読

IT業界の最新動向をインプットするために、少々値段は高いものの質の高い記事が読める日経クロステックを購読しています。複数の技術系専門誌がWebで読めるのですが、特に「日経コンピュータ」では最新技術だけではなく、ユーザー企業が我々のようなIT専業の会社に何を期待しているのかについても知ることができるため、非常に多くの示唆を得ています。

2.音声コンテンツの聴取

前回の山下BoardMessageでも書きましたが、隙間時間に音声コンテンツを聴くのが習慣になっています。聴くのはニュースやお笑いでももちろん構わないのですが、私が聴いている中からスキルアップに役立ちそうなものを2つ紹介します。

・風呂敷「畳み人」ラジオ

https://voicy.jp/channel/607
派手な活躍をする「風呂敷を広げる人」の裏側で、せっせと「風呂敷を畳む」側として活躍してきた二人のパーソナリティ、幻冬舎の設楽さんと元NewsPicksの野村さんが、フツーのサラリーマンにも役立つノウハウを語るラジオです。タイトルを眺めるだけでもすごく共感する/聴きたくなる内容ばかりじゃないですか?

・Rebuild

https://rebuild.fm/
テック系が好きな人はこれ!かなりマニアックですが、MCの宮川さんはアメリカでソフトウェア会社を経営しているので現地の動向にも詳しいし、アップルのWWDCやGoogle I/Oといった重要イベントの情報もすごい細かくて、難しいところも含めてなんだかワクワクするんですよね。

3.Salesforce!!!

Triggerでは去年の11月からSalesforceに関する勉強会を行っています。もちろん誰でも参加可能です。

個人としてはSalesforce認定資格取得のために学習を続けており、先日アドミニストレーター、SalesCloudコンサルタントに続いてServiceCloudコンサルタントも取得できました。資格が全てではないのですが、日々の学習に対して合格という結果が出ることは、やはり自分自身の励みになります。

今回は結構長くなっちゃいましたね。最後まで読んでいただいてありがとうございます。
働き方に悩む人のヒントになっているとうれしいです。

それではまた次回!

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