メルカリさんに学びました〜打破50人の壁!TRASTA のミッション・バリューを浸透させるには!?〜
Buon giorno (イタリア語でこんにちは)
9月7日に第三回目のITリテラシー向上勉強会を開催しました。 今回は外部からゲストスピーカーをお招きしスタートアップから上場までを経験された株式会社メルカリのCulture & Communications マネージャー山下真智子さんにお越しいただきました。
社員数が急激に増加するTRASTAでミッション・バリューを浸透させるには・・・その課題に社員全員で考えました。
【第三回ITリテラシー向上勉強会〜 サマリー】
♢メルカリについて
♢山下真智子さんについて
◇Culture & Communications チームについて
◇性善説と3つのバリュー
◇実践
メルカリについて
2013年に設立。 オフィスは、東京・仙台・福岡・US・UKにあり、フリマアプリ「メルカリ」をJP・USとUKで提供中。 現在は社員数約750名、連結して約1100名が在籍中で従業員数の半分以上がカスタマーサービス。 その他ソウゾウ、メルペイなどの関連会社が存在。
メルカリミッション
新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る
山下真智子さんについて
京都のホテルに入社。 2年半の現場経験後マーケティン部に移動、レストランの販売促進を担当。 2015年株式会社メルカリに総務1人目として入社、総務に主軸を置きながら広報なども兼務。 入社当時は社員数が100人に満たなかったが、現在は1000人以上に増加。 オフィス増床を経験し、merci box (メルシーボックス) の導入や働きやすい環境を目指し活動。 2017年に約半年間の育児休暇を所得後、2018年1月にメルカリ総務のマネージャーに就任。
Culture & Communications チームについて
今年4月に総務からCulture & Communications という部署名に変更。
Culture & Communications のミッション
誰もがメルカリのカルチャーを体現し、バリューを最大限発揮できる環境をつくる。 カルチャーを守りさらに浸透させていく。
8人のチーム形成の中、山下さん以外入社して半年〜1年半など社歴が浅い若いメンバーが多い。 メルカリでは、一部の部署では該当部署が未経験でも採用している場合がある。経験者が前職で行なっていたフローや決まりごとをそのままメルカリで実施するのでなく、ゼロから考えるということを大事にしている。Culture & Communications チームメンバーの前職は、ホテルや商業施設、コンサル出身者も!日本語と英語が両方が話せるグローバルメンバーも増加中だという。
何をやっているか
- コミュニケーションが発生する場づくり
ハード面、ソフト面の両面からメルカリのバリューを体現するための環境づくりとして、オフィス構築やインナーコミュニケーション施策の企画立案及び実行。
誰もがメルカリのカルチャーを体現しバリューを最大限発揮できる環境をつくることに注力している。
バリューをなぜ作ったか?
1 Go Bold:大胆にやろう
2 All for One:全ては成功のために
3 Be Professional:プロフェッショナルであれ
バリュー策定の裏側は現社長の小泉さんの影響が大きいとか。小泉さんは以前株式会社ミクシィで役員として働いていたようですが、ミクシィのようなプロダクトが強い会社は、プロダクトの成長が組織を牽引していき、自然と組織はまとまりをみせます。ただプロダクトが悪いフェーズに入ってしまうと、社員一人ひとりの判断軸がブレ始める。
バリューがあればみんなバリューに沿って一丸に働けただろうという思いがありメルカリでは一番初めにバリューを設定した。
英語での記載もみんなが覚えやすい中学で学ぶような単語を使用、人が覚えられるのは3つが限界と3つに限定。
性善説と3つのバリュー
性善説とは:人は良い行いをするという考え方
メルカリに入社する人は全員良い人という考え方をベースに会社が社員を信用している。 経営陣が社員を信じているので最低限のルールしか作らない。
性善説と3つのバリューを合わせルールを最小限に、ルールをなるべく作らず現場で自らが考えて行動できるように努めている。
メルカリで実施しているコト
- 貸与PCの自由交換パソコンの自由買い替え
- 備品の申請フローの簡略化申請破棄
- 部署間を超えたランチ代:金額、頻度に上限を設けず自由に部署間を超えたランチ会に経費をつかえるなど
2年縛りのPC交換、備品申請、上長へのランチ会申請など、今までは1つ1つ申請制度を取り入れていたがメルカリカルチャーに則り申請なしで自由に行える流れを実現させた。
メルカリでのバリューの浸透
メルカリでは、ありとあらゆる場所にバリューが目につくよう配置。
下記のような備品や名称にバリューを取り入れバリューの浸透に努めている。
- メルカリTシャツ
- 面接の時点でメルカリバリューに共感できるかの確認
- 評価制度への導入
- 会社のあらゆる所にバリューの書いたオブジェなどを配置
- パネルの作成
- 会議室名にバリューを使用
- ノベルティーやステッカーなどの作成など
TRASTA流に改善
山下さんの講演を聞いた後、各グループに分かれてワークショップを実施しました。
TRASTAのミッション・バリューを実現する為に、チームでテーマに沿った施策案を発表。
課題:TRASTAのミッション・バリューの浸透・実現の為の施策。
改善案:
- 会議室の名称変更
- Slack上でのバリューを表したオリジナルスタンプ作成
- Tシャツもしくは小物作成を検討
TRASTAでも今後バリューの浸透を目指し様々な取り組みを行っていければと思います。