株式会社トランスアクト 代表取締役社長 橘 秀樹です。
トランスアクトは、社会を牽引するトップエグゼクティブの方々に、専属ドライバーや秘書といった質の高い人材を提供する「車両運行管理請負業」を展開し、今年で創業10周年を迎えました。
このユニークな事業は、私のこれまでの人生経験の全てから生まれたものです。
華やかな経歴に見えるかもしれませんが、そこには挫折と、人生のどん底で経験した「現場」の困難さがありました。
今回は、その道のりと、私がプロドライバーの皆様に特別な敬意を払う理由をお話しさせてください。
華やかな経歴の裏側にある「挫折」と「転機」
私の社会人生活は、ベテラン国会議員の秘書として始まりました。
秘書というと聞こえは良いですが、実際は身の回りのお世話をする仕事であり、「何を求められているか」を先読みして動かなければ、厳しく叱られます。
この経験を通じて、トップエグゼクティブが求めるホスピタリティの本質を肌で学ぶことができました。
その後、私は叔父の会社に入社するものの、政治の世界を経験した後では、新たなやりがいを見出すことが困難でした。
結局、政界への道を志して公募に全てを注ぎましたが、34歳で公認候補から外されるという大きな挫折を経験し、政治の世界を去ることになります。
心身ともに疲弊し、呆然としていた日々でした。
政治の世界を去り、生計を立てるためにプロドライバーになった日
家族を養う必要があった私は、経歴やプライドが邪魔をする中で再就職もままならず、解体業などの仕事で必死に日銭を稼ぐ毎日を送りました。
そんな精神的に追い詰められていたとき、知人から役員運転手のアルバイトを紹介されたのです。
久しぶりにスーツを着て、派遣先で社長の高級車を運転した時、緊張感とともに、かつて議員秘書として懸命に働いていた頃を思い出しました。
この運転手の仕事は、私にとって大きなターニングポイントとなりました。
「私にはこの仕事の難しさが分かる」現場経験が築いたドライバーとの信頼関係
役員運転手の業務を通じて、私はこの仕事に携わる人々の苦労、困難さ、そして孤独さを誰よりも深く理解していると確信しています。
役員運転手は単なる移動手段を提供する仕事ではありません。
車内の快適性を実現する高い運転技術や、カーナビに頼らず目的地へ円滑にお連れする徹底的な地理知識はもちろんのこと、ご利用になるお客様やご同行の方々に失礼のないよう、運転に関係のない部分まで徹底した「気配り・心遣い・おもてなし」が求められます。
これはまさに、私が議員秘書時代に培った、相手の意図を先読みする能力の延長線上にあります。
私が現場を知っているからこそ、ドライバーや秘書の皆様の視点に立って物事を考え、信頼を築くことができると確信しています。
経営者としての私の役割は、現場のスタッフを適切に指導し、信頼してクライアントの元へ送り出すこと、そして、多様なスタッフがその才能を最大限に発揮できる環境をいかに創り出すかにかかっています。
大手が満たせない超富裕層のニーズを捉える「かゆいところに手が届く」戦略
現場で働く中で、「もっとクライアントに喜んでもらえるサービスがある」というアイデアが次々と湧いてきました。
トランスアクトの顧客は、オーナー社長、医師、政治家、アスリートといった超富裕層です。彼らは金銭的な余裕があるからこそ、大手では対応できないような契約外の要望にも柔軟に対応できる、「かゆいところに手が届く」サービスを求めています。
私たちは、このニッチなニーズを捉え、「運転もできる執事(バトラー)」へと仕事の概念を昇華させることで、独自のポジションを確立しています。
価格競争に陥らず、高品質・高付加価値で戦う、これが弊社の戦略です。
お客様から、「あなただからお願いするよ!」と心から信頼してもらえるよう、私たちは日々、小さな努力を積み重ね、「世界から必要とされる組織」であり続けることを目指します。
経験値を全てつぎ込み、誇りを持って働ける環境を共に創る仲間へ
お客様から感謝の言葉をいただく時、そしてドライバーが、「素晴らしいクライアントのために運転できてよかった!」と話してくれる時、私は特別な達成感を覚えます。
トランスアクトは、熟練したドライバーが、素晴らしいクライアントと共に、尊敬と愛情をもって働ける環境、そしてそのサービスが高く評価される環境を提供しています。
私たちは、この仕事が誰かの人生を前進させる重要な役割を果たしていると信じています。
議員秘書として10年、役員運転手として10年、そして経営者として10年。
私の経験値の全てを注ぎ込んで創り上げてきたこの場所で、あなたのプロとしての経験と誇りを最大限に活かしてみませんか。
トランスアクトは、あなたのプロフェッショナルとしての誇りを真に理解し、高次元で評価してくれる場所です。
このビジョンに共感し、共に次の10年を牽引してくれる方を心よりお待ちしています。
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