飲食店の感染防止対策をわかりやすく。「#飲食店安全ガイドライン」をつくった理由

こんにちは。採用担当の金子です。

トレタでは新型コロナウイルス対策のひとつとして、2020年7月17日（金）に飲食店向けのガイドライン準拠を表示することのできるポスターとパンフレット「#飲食店安全ガイドライン」のデータの無償配布を開始しました。

本記事ではプロジェクト担当者の中山さんへ作成に至ったきっかけや思いを聞いてみました！

#飲食店安全ガイドラインとは？

「#飲食店安全ガイドライン」は、飲食店における新型コロナウイルス感染症（COVID-19）をはじめとした感染症などの感染防止対策をわかりやすくまとめたツールです。

ガイドラインを利用することで、来店する利用者に対して、どのような感染防止対策を行なっているかを明確に伝えることができます。加えて、自店の対策が適切に行われているか日々のチェックにも活用が可能です。

店内や店頭に掲示するA3サイズのポスターや、メニューに挟み込んで利用するA4サイズのパンフレット、テイクアウトやデリバリーに添付するA5サイズのパンフレットという3種のプリントアウトデータを用意しました。

プロフィール

中山記男　コミュニケーションマネージャー

2000年よりフリーランスのライター・ブロガー。その後2012年より入社した会社でインフルエンサー/アンバサダープログラムのディレクターを担当し、2020年2月よりトレタに入社。現在は5歳の息子を育てつつ、社長室にて社外とのコミュニケーションを中心とした施策を担当。トレタのファンを増やすことに従事している。

「#飲食店安全ガイドライン」を作成したきっかけを教えてください

私の所属する社長室では、対外的なコミュニケーションを日常的に行っているチームなこともあり、飲食店のみなさんが大変な状況の中でどれだけ寄り添えるか、いまできることは何か、と考えていました。

とくに飲食店の新型コロナウイルス対策という点においては、感染が拡大した当初から問題意識を持っていました。

一方で「新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言」が解除となり、それぞれの飲食店が再開する中で、各店舗は利用者に対しどのような感染防止対策を行なっているかを明確に伝える必要がありました。

しかし当初は業界標準となるようなガイドラインがなかったこともあって、消毒はしているがソーシャルディスタンスの対策が無かったり、かえって過剰な対策をしすぎたために、良かれと思って行なった対策が実はお客様にとって有害だったりという事例があったとも聞きました。

そもそも正しい対策をしているお店も、そのことを利用者に対して適切に通達することができていないという問題も目にしました。

そこで、行政の支持するガイドラインをベースにしつつ、各店舗が対策をする際の基準にでき、かつ利用者にも実施している対策内容を伝えられるような、そんなインフォメーションツールを作成しようと考えました。

「#飲食店安全ガイドライン」を作成するにあたってのこだわりを教えてください

①行政の指示するガイドラインに沿ったものを作ること
②「具体的に何をすればいいか」が飲食店にわかりやすいこと
③「飲食店の実施している対策およびお客様にお願いしたいこと」が利用者に伝わりやすいこと
この３つを満たすものを作ろうと思い動き出しました。

そこでSave the tablesさんにご協力いただきながら、福岡市公認となっていたFOOD Hackathon Japanが作成した「飲食店イートイン安全ガイドライン」の基準を踏襲して、発展版の「#飲食店安全ガイドライン」を作りました。

同ガイドラインでは、様々な業態や用途で利用できるよう、デザインを3種類用意しました。A3サイズはポスターとしてわかりやすいように視認性を高くし、A4サイズはメニューに挟み込んで見てもらうためにたくさんの項目もたくさん満たせるように、A5サイズはテイクアウト/デリバリー用として利用できるようコンパクトな内容になっています。

また飲食店が行う対策を青、お客様にお願いすることを赤で表示し、伝えたいことが目立つようにもしました。

実際には様々な業態がある中、飲食店によっては出来ることに違いがあるので、実施しない項目はそれぞれの飲食店でペンで消すなりカスタマイズして使用してもらえればと思っています。