1
/
5

社内ジョブチェンジについて、セキララに語ろう。「営業から“社員の成長支援”にジョブチェンジした友人の話」編。

こんにちは、トーコン ホールディングの前原です。今回は社内でのインタビュー。私と15年間という長きにわたり会社の後輩から旅仲間・飲み仲間となり、そして今は良き相談相手であるマネージャーの近藤さんです。

新卒で入社しタウンワークを拡販する営業、そこから幅広い企業のアルバイト・パート採用の企画営業へ異動、時には大手外食企業の人事部門に出向したり、さらには全く変わって企業の新卒採用に特化した部門で営業と採用代行を両立させたりと、これまでの営業人生は変化に富んでいます。そんな彼女はこの10月から部署横断機能の特別ミッションとなり、トーコンらしい成長支援機能の構築に携わっています。(※トーコンでは企業主体の「育成」という表現は用いず社員主体の「成長支援」と表現しています)

採用を担当する私と、その後のオンボーディングを担当する彼女がいかに連携できるかってのが会社としてもキモなんじゃないかと日々感じています。会社の近くでうちの社員がしょっちゅう利用するイタリアン「プラナバルカ」での会話をご覧あれ。

前原 そもそも、なんで営業から今のミッションである成長支援担当に変わったんですか?

近藤 え・・なんか普段の口調と違うから話しづらいんですけど(笑)・・正直自分から「この仕事をさせてほしい」と手をあげたわけではないですよ。改めて振り返ると、今年のはじめだったと思うんですが、今後どんな仕事をしていきたいかなど上司と面談していた時に「流れの中で色々、何でもやってみようと思っている」と言ったのは覚えています。

前原 けっこうふんわりしたきっかけなんですね。そこから「成長支援担当」へ。

近藤 ただ、ここ数年自社の採用活動に関わることも少なかったので、最初は内定者の顔と名前もわからず焦りましたね。そこから執行役員と二人三脚で準備から進めていきました。今も思考錯誤で忙しい毎日ですが、気持ちを乗せて楽しめているという自分に驚きながら、心地よさを実感しています。これからはさらにミドル層や中途入社者などにも領域を広げていく予定です。

前原 これまでは様々な企業の採用活動を支援する、イチ営業だったわけですよね。これまでと全く違うミッションですが、何かノウハウや経験として「つながり」はあると思いますか?

近藤 つながっていると思います。ちなみに今も営業として、多くはありませんがお客様は担当しています。主に営業職へ成長支援を行っていく中で、営業の現場のリアルを知っていることは重要です。加えて、私はこれまで様々な部署にいたからこそ具体的なアドバイスや関連部署への接続もやりやすいかなと思います。これまでの経験、そして今並行している経験、両方が糧になっていますね。

前原 なるほど。ちなみに今近藤さんが進めている、トーコンの成長支援ってどんなものなんですか?

近藤 どんな環境でも通用するビジネスパーソンを育てることですね。且つ、「自分らしさ」を発揮して成果を出すことを大事にしています。世の中はどんどん変わり、昨日ならうまくいったことが次の日にはもう通用しないこともあります。AIなどの機械化・自動化が進む中、正解のない仕事と人の心(感情)に触れる・動かす仕事しか人間に残らない。そういった時代でも、前例のないことにトライし続けられる、人の心に触れる・動かすことに踏み込める、そんなビジネスパーソンへ向けて、社員ひとりひとりのらしさ・どうありたいか、などをつなげながら支援していこうとしています。

前原 昔、私がそれこそ近藤さんと出会った2005年とかそのあたりとでは、採用の手法や考え方も全く違いますからね。ツールも違うし、お客様からの期待も違うので採用要件も違う。だったら成長支援の在り方も変わるのは当然ですよね。

近藤 そうですね。新入社員の就業観・期待や志向も異なってきていると思います。昔は「マネージャーになりたい」「稼ぎたい」「人に教えられるようになりたい」など、どうなりたいかを目指してステップアップのプログラムを設定できましたが、今は違います。どちらかというと「どうありたい」か、なんです。「笑顔で毎日出社していたい」「お客様にありがとうと言われていたい」、そんな彼ら・彼女たちのありたい姿を言語化させて、そういう状態にするために今日から何をするか?を紐解いていく。それをすべての管理職がメンバーとすり合わせられるようにサポートしていく。それが今の私のミッションです。

前原 確かに、企業側がそうした個人の志向の変化に、制度や体制を柔軟に変えられるかどうか?は課題になりそうですね。ちなみに、自分自身についても、会社の要望に合わせて柔軟に変化させていくことはこれからのビジネスパーソンに問われることじゃないかと思うんですよ。近藤さん自身は、30代半ばでこうして大きくミッションが変わるということに抵抗はなかったんですか?

近藤 うーん・・・そこまでの抵抗はなかったですが、四十路近くで、これまでやってきたことと仕事の領域を変えるって、簡単なことではないですね。ピンとくる必要そうな本や情報を、片っ端から倍速で脳に押し込めながら 、何度も経営層の言葉を聞いてみて実践してみて、改善して、やっと何となく自分のものになってきたような感覚です。これまでなかなか自分の領域を変えれなかった私に、ちょうどいいタイミングで、期待と要望をびっちりとくれた上司にはとても感謝です!!

前原 隣で見ていてもけっこうな変化球だったと思いますよ。でも、普段から時代の変化や企業側の動きなど常に最前線でキャッチしていたからこそ、即その場面を汲んで要望に応えられたんじゃないかと思うんですよね。「プロティアン・キャリア」にもありましたが、環境の変化に応じて自分自身も変化させていく、柔軟なキャリア形成というのはこれからの働き方の1つのテーマだと思うんで、これは会社としても支援していきたいと個人的には考えてるところ。

近藤 特にミドル以上のそのあたりは、関心あってもどうしていいか悩んでる人多いんじゃないかな。

前原 ・・・そういえば、今回うちの会社の忘年会の幹事やってましたけど、あれも成長支援の一環ですか?

近藤 え(笑)違いますよ。たまたま出欠を担当することになって、こんなに多くのいろんな部署がくるんだったら、みんなが色んな人と話して、いろんな仕事・人となりを感じて楽しめたらサイコーだなと思ったんで。忘年会が終わって二週間たったいまでも、たのしかったーと言ってくれる人も多いんです。「他部署の人と仕事がしやすいですー」なんて声もきけて、ありがたい限りです!

前原 忘年会の話は話で面白いから、これはまた別の機会に記事にさせてもらいます!ありがとうございました~。

今日の学び①「これから自分がどうなっていきたいか」等キャリアに関する面談の場では、顕在化された声だけでなく潜在的な“兆し”に着目すべき。

今回、近藤さんと話し終わった後いろいろ考えていたんですが、若手だけでなくミドル以上のキャリアって手を付けられていない会社は多いのではないかと思います。可能性が無尽蔵な若手は、信頼関係さえあれば自らこれに興味がある・やってみたい、など今後に関する話も出てきやすいでしょう。問題は30代以上、ある程度その領域で専門性を持ったメンバーから自発的に今後のキャリアの展開について話は出てきづらいのではないでしょうか。とはいえ、環境変化の激しいこの時代、ずっと同じ仕事を任せ続けるとは限らないわけで。そんな中で、変化に対する兆し・方向性を素早くキャッチするのはとても重要なのだなと改めて考えさせられました。

今日の学び②幅広い学びと気づきの機会を、会社から、繰り返し、仕掛ける!

改めて、変化に対応していくためには継続したインプットがとても重要だと感じました。ただ、近藤さんのように自発的に勉強できている人はいいんですが・・・実際どうでしょうか。これはやっぱり継続して会社から従業員に言い続けることや、「学ぼう」と感じるきっかけ作りが重要だと思います。いわゆる「やる気スイッチ」。1回の研修などでは、人は動きません、繰り返し繰り返し伝え続ける。自分事として社員が学びに1歩踏み出す土壌作り。それが長期的なエンゲージメントにもつながっていくと思います。ちょうど今朝の全社会議で、営業アシスタントとしてベテランの女性が、自身の変化や成長についてスピーチをしてくれましたが、きっと心に響いた人は多いんじゃないかな。こういう機会を大切にしたいです。

今後、またこういうテーマ別のインタビューをやっていきますので、「こんな話が聞きたい」などあればtwitterでもメールでも前原までお気軽に!!

株式会社トーコン's job postings
2 Likes
2 Likes

Weekly ranking

Show other rankings