こんにちは。トビラシステムズ企画PRディレクターのるみです。

IT業界やIT系コミュニティにいると、一度は耳にしたことのある、あるいは耳にすることとなるワードがあります。それが、

LT

です。

「あーーーはいはいはいはいはい」という人も「LT？なにそれおいしいの？」という人もいると思います。今回はこのLTとやらについてちょっと考えていきましょう。

LTとはなんぞ？

LTとはLightning Talks（ライトニングトーク）の略です。"Lightning"は英語で"稲妻"という意味。つまり、直訳すると"稲妻トーク"なのです。...まだ何を言っているかわからない？いいでしょう。

"稲妻トーク"の名の通り、LTはいわば「短いプレゼンテーション」のことです。勉強会やイベント、カンファレンスなどで行われる5分程度の短いプレゼンテーションなんかは、LTです。

LTには、基本的にルールはありません。（ルールがないというルールですね！）ただし制限時間は設けられていて、時間をすぎると強制的に終了、次の発表者に交代！という流れがあります。多くは3~5分程度、長くても10分程度ではないでしょうか。

つまり、時間内だったら何を発表してもOK！どんな風に発表してもOK！どんな小道具を使ってもOK！ということです。なんて自由なんだ。

LTのメリット・デメリット

LTをすることのメリットやデメリットはなんでしょうか？いろいろ説明しているサイトはいっぱいありますが、私個人の見解も踏まえて説明します。

メリット1「人前で話すことに慣れる」

人は誰しも「人前で自分の考えを話す」という場面があります。多人数の前でも、1対1の場面でも、です。社会人だったらミーティングや交渉の場、学生だったら面接や学校の発表などいろいろあります。でも、「人前で話すのが苦手」という人は少なくないと思います。そこでLT。

たとえば、5分間のLTだったら5分経てば強制的に終了です。緊張しても恥ずかしくても、その5分でおしまいです。失敗しても平気です、だって5分後には、オーディエンスはもう次の発表者の話しか聞いてません。LTで「人前で話すことに慣れる」練習ができそうです。

メリット2「アピールができる」

LTでは何を話しても構いません（ただしモラルを守るのは大前提です）。得意なスキル、好きなガジェット、ホットな話題、オリジナリティーあるネタ、自慢話、とっておきのライフハック、趣味の話、自分で開発したアプリやWebサイト、みんなに知ってほしい取り組み、面白い体験談... 何でもOK。しかもその5分間、オーディエンスは(嫌でも)あなたに注目してくれます。こんな素晴らしい5分間が人生で何度もあると思ってるんですか！

メリット3「人とのつながりが広がるかも」

IT系のイベントや勉強会では、参加者がよくTwitterのつぶやきで会場の実況をしています。そして、イベント中だけでなくLT中もスマホやパソコンでツイートしながらLTを聴いていることがほとんどです。たとえば、「@rumibouzu4さんのLTおもしろい！#トビラ勉強会」「この技術は初耳だ #トビラ勉強会」「wwwww #トビラ勉強会」など、イベント名のハッシュタグをつけて実況してくれます。人が話している最中にスマホをいじって感想をつぶやいてもMacbookやタブレット型端末で頭を殴られることがないなんて、最高な世界じゃないですか？

LT発表後は、面白かった発表者に詳しい話を聞きに行くのもいいですし、反対にあなたに興味を持った人が来てくれるかもしれません。自分の発表時間帯をハッシュタグでエゴサするのもいいですよね。あなたの発表を気に入ってくれた人と友達（という名の相互フォロー）になれる可能性もあります。

デメリットは？

デメリットをあげるとすれば、やはりLTの準備をする必要がある点でしょうか。でも、LTに参加している人はいつも自分の発表したいことを本当に自由に楽しそうに話しています。学校の課題や会議用のプレゼンとは違って、好きなことを好きなように話していいので、準備もわりと楽しくできるのかもしれません。面倒くさがりの人は、複数の勉強会でも使えそうな「テッパンLT」を1,2個作っておくという手もアリかもしれませんね。

以下の記事で、弊社CTOがLTに参加したときの、オーディエンスの実況ツイートが見られます。参考にどうぞ！

LTについて話しました。

LTのいいところは、自分の好きなことを話せるついでに、オーディエンスにもうれしい発見や新しい刺激を与えられる点じゃないでしょうかね〜。

もしみなさんがこれを読んでLTしてみたくなったら、実はちょうどいい機会があります。

1月31日(水)にトビラシステムズでちょっとした社内イベントをします。今回は学生さん対象ですが、LTしたい人絶賛募集中です。（そうです、宣伝です。このためにがんばってここまで書きました...！）

会場も大きくないですし、ゆるっと交流できる会にする予定なので、初めての方もぜひ気負わず参加してみてください。お待ちしています！