概要

スリーケ株式会社は埼玉県の上尾市にある表面処理業者です。主にアルマイトという表面処理を扱っています。

課題

生産金額や進捗状況などを確認する際には現場で手書きされた日報を回収し集計する必要がありました。
スリーケでは少量多品種を扱うことが多いので、日報の各行の単価を確認しながら各ラインの生産金額を算出するのは時間のかかる作業でした。

日報の電子化

そこで、日報を電子化し集計作業を簡略化することができないかという話になりました。
そこから日報を電子化するためにはどの様な方法があるのかの検討を始めました。
いくつかの方法を試しましたが、日報を電子化するために生産効率が下がってしまったり不良の原因になってしまうなどあまり上手くいきませんでした。

社内で開発することに

なかなかいい方法が見つからない中、いっそ自分たちで開発することはできないのかと考えました。
そこから担当者がプログラムを学び、どうやら行けそうだということが分かったので社内システム開発がスタートしました。

社内で開発を始めてみると、思った以上に色々なことができることに気が付きました。
そこで、元々は日報の電子化から始まった開発ですがそうではなく、他の様々な課題を解決できるようなシステムにしたいと考えました。

課題の洗い出し

そこでシステム導入の目標を大まかに4つに分類しました。

・情報の見える化
・業務効率の改善
・部門間の情報共有
・情報の蓄積

この目標を達成できる様なシステムの開発を始めました。

システム完成

1年ほど開発期間を取りシステムが完成しました。
実際に使ってみると特に生産管理、品質管理に対してかなりの業務改善を達成することができました。
特に進捗状況がリアルタイムに把握できる事や、他部署の情報に簡単にアクセスできるなどシステム上で情報を一元管理する事で得られるメリットが大きいと感じました。

事業展開

このシステムを自社で使っていた所、多くの協力企業に興味を持っていただきました。
弊社の協力企業には生産管理システムを導入していない企業も多くあります。

そこで、協力企業にも生産管理を提供したいと考えスリーケシステムが始まりました。

社内での情報連携で業務効率を大幅に上げる事が出来たので将来的には企業間の情報連携を目指していきます。