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お買い物を極上の体験に。26歳で3社目のお買い物中毒なコンサルタント

とにかくまっすぐに「服を買うのが好き」

物心ついた頃からファッションが好きでした。

お遊戯会の衣装がピンクじゃなくて大泣きしたり、母親の化粧品で弟にメイクをしてみたり、リカちゃん人形の限定ドレスが欲しくて両親に何件もおもちゃ屋さんを回らせたり、駅前デパートの初売りに朝5時から並んでお年玉を一気に使い切ったり…

とにかく、「かわいい」「好き」「欲しい」を追求するTHE女の子でした。

ただ、家が山の麓だったので、最寄り駅までは自転車で45分、基本的な移動手段は自転車かバスというアクセスの悪さで、高校生くらいの時に隣町にSCができるまで、自力で買い物に行くのは一苦労でした。 年に数回東京に買い物に行くときの気合と言ったら。帰りの交通費だけキレイに残して、へとへとになるまで渋谷・原宿あたりを買い回っていました。笑

大学進学で上京したときに、話題のショップに簡単に行けることに感動したのを覚えています。当時まだファストファッションが日本に上陸して間もなかったので、渋谷、原宿などに新規出店するショップにふらっと立ち寄れることがなにかの特権のように感じられて、免罪符を手にしたかのようにあらゆるジャンルの服買いまくりました。笑

カタログ通販会社へ就職、2年目で新規事業失敗

大学で買い物に夢中になっている頃、ファッションはその人の個性を引き立たせ、その日の心境を表し、ときに自信を与えてくれる道具のようだと思うようになりました。バイトで稼いだ生活費の大半を洋服代に充てることを肯定したかったのかもしれませんが、ファッションが与えてくれるプラスの影響は人生を豊かにすると本気で思っていました。

そんなファッションへの思いをそのまま就職活動に向けました。 自身の経験から、東京に集まってくるトレンドのモノを地方でも当たり前に買える世の中にしたいと考えるようになり、「ファッションに関わること」「地方でも買える通販事業をしていること」という軸で会社を探し、最後は大手カタログ通販の会社に就職を決めました。ちょうどカタログ通販からECへのシフトの最中でしたので、そこに携われることにも魅力を感じていました。

最初の部署では自社ECサイトのネットマーケティングを担当し、次に新規事業部で海外ブランド品を扱うECサイトのコンテンツ管理と特集企画、メルマガ企画などを行いました。

しかし、その新規事業は失敗に終わり、チームは解散。

その経験から、Amazonや楽天やZOZOTOWNなどの大規模モールがすでに絶大な集客力と商品力をもっているなかでネットで新しく物を売ることの難しさ、本当に価値のあるものを魅力的にお客様に伝えることの難しさ、マーケティング思考の重要性、P/L意識の重要性など多くのことを学びました。

なかでも一番痛感したのは、「感性だけではなく、数値から論理的に物事を判断して人を動かす力」が自分にはないということでした。

ファッションが好きという想いだけではビジネスは成り立たないということを身をもって知りました。

悔しさから、苦手克服をテーマに収支管理の仕事へ

その後、新規ネットビジネスへの心残りから転職を決意するのですが、今のスキルのまま同じことをしてもまた失敗を繰り返すと思い、転職活動の軸を「数値から論理的に物事を見るスキルを身に着けられるところ」「P/L感覚が身に着けられるところ」とし、苦手意識を克服するをテーマに、人材広告制作事業の収支管理の仕事に就きました。

約1年半の間、苦手分野の数字とみっちり付き合い、データ分析の手法も独学で学んでいきました。ただ、心の中ではいつかはまたファッション、EC、マーケティングに関わりたいと思っていたので、転職は念頭にあり、Wantedlyでシンクエージェントの募集要項を見たときに、胸が高鳴りました。

ネットで簡単にモノが売れない時代に、リアル行動履歴と連携して新しい小売のスタイルを切り開こうとしている会社がある。コンサルは未経験だけど、チャンスがあるなら話を聞いてみたい!と思い、即応募しました。

最初の面談で代表とファッション業界の話やECサイトの話で盛り上がり、数回面接を重ね入社を決めました。まだ25歳で怖いもの知らずということもあり、会社規模や職種が大きくが変わることにそこまで抵抗を感じず、自分のワクワク感だけを信じて突き進んでみようと決意しました。

今の仕事とやりがい

今の仕事は主に、百貨店や商業施設のディベロッパー、通販業界のお客様に対して、購買データ分析とMD構成計画、オムニチャネル戦略立案、デジタルツール導入検討などのご提案をさせていただいています。 まだレポーティングなどの業務がメインですが、小売業の新しい取り組みの支援ができることにとてもやりがいを感じています。

「考えることが仕事」なので、最新のデジタル技術、アプリ、サービス、プロモーション手法などのあらゆる小売関連の情報をキャッチアップすると同時に、なぜそのモノ、コトが世の中に受け入れらているのかのインサイトまで探ることを意識しています。

また、週末都心へ買い物に行ったときや、平日の通勤中にECサイトを見ているときなどに、何を見たり聞いたり触ったりして心が動いたのか、何が障害で購買までに至らなかったのか、自分以外の人は売り場でどんな動きをしているのかを、一歩引いて観察するようにしています。

商品供給者とも消費者とも違う目線で小売の現場を考えることが求められていると思うので、意識的に流行っているショップに足を運んで、自分の目で見て感じることを心掛けています。

最近は、リアルから得る感覚的な気づきと、購買データ、市場全体の統計データなどを融合させて、ストーリー性のある新しい買い物体験を創造していくことに面白さを深さを感じ始めています。

シンクエージェントについて

シンクエージェントは少人数の会社です。特に決まったルールはありません。

クライアントとカスタマーにとって、最適な解は何なのかをまっすぐに考えている会社です。上下関係なく、チームになって本質的なことだけを議論しています。私はそこがとても気に入っています。

未経験だからと言って、付きっきりで面倒をみるというカルチャーではないので、まずはやらせてもらい、なにかしらアウトプットを出し、考え方のヒントをアドバイスしてもらうというスタンスです。困ったことがあれば先輩がしっかりフォローしてくれるので不安はありません。目の前のクライアントが抱えている課題に思う存分打ち込むことができます。

今後どういうことをしていきたいか

ITの発達により、多様な働き方ができるようになってきました。 住む場所が職場に左右されなくなると、どこに住むのかは個人の嗜好の問題になり、田舎でまったり暮らすスタイルを選ぶ人が増えれば、今度はそこにモノを届ける小売、物流の腕がさらに試されると思います。

ハード面の技術的進化は目まぐるしいですが、その技術に乗せて何を売るのか、どうやって情報疲れしているカスタマーの心に響かせるのかといった中身の部分はもっと議論されるべきだと考えています。

日本中にある素晴らしいモノが、きちんとカスタマーに評価してもらえるようにクライアントとカスタマーが出会う売り場でのコミュニケーションを全力で支援していきたいです。

お買い物は誰にとっても極上の体験であるべきだと考えているので、「買ってよかった」「出会えてよかった」という体験を少しでも多く創出していけたらと思っています。

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