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エンタメは人生を豊かにする重要なエッセンス──思いやりのあるチームづくりを目指す林田の挑戦

リレーインタビュー企画第九弾は、オンボーディングチームで活躍する林田 ハナエが登場。Fanicon事業部のBD(ビジネス開発)からカスタマーサクセスを経て、現チームに異動し、2022年5月からチームの副キャプテンに就任した林田。その裏側には、ファンとチームを想う熱い気持ちがありました。

テレビ局の仕事と友人のクリエイター活動がファーストステップ

大学時代、美術の先生になるため教員免許を取得した林田。枠の少ない公立の教員採用試験の壁は高く、合格は叶いませんでした。

林田 「私にとって学校は大切な場所・時間だったので、自分も子どもたちの力になりたいと考え、教師を志しました。公立の採用試験に落ちた後、私立の学校で先生になるか、会社に就職するか悩みました。

次第に『子どもの人生を預かるのに、一度も社会に出ていない私が、社会や会社を語っても説得力がない』と思うようになり、一旦会社で働いてみようと、新卒で教師になることは潔く諦めました」

大学卒業後、林田は縁あって上京することになり、東京で就職活動を開始します。

林田 「せっかくだから東京っぽい仕事がしたいと思い、エンタメ業界を目指すことにしました。音楽・芸術・テーマパークなどエンタメ全般が昔から好きだったし、自分が作ったものを通して誰かを幸せにするってすてきな世界だなと思って。

今後、先生になったとしても、会社員のノウハウに加えてエンタメの知見が身についていれば、必ず役に立つと考えました。集団やチームで何かを形にすることは、美術とも親和性がありますしね」

就職活動が実を結び、林田はテレビ局の子会社に入社を決めます。また、仕事以外の時間で、友人のクリエイター活動を手伝うなど、アグレッシブな生活が始まりました。

林田 「テレビ局に出向し、総務課に配属されました。社員イベントの企画・運営、備品の管理、株主総会の準備など事務作業全般に携わりました。

勤務時間に余裕があったので、仕事上がりの夕方や土日は友人のクリエイター活動のサポートをしていました。動画企画の実現のためのアイデア出しやタイアップに関する代理店とのやりとりなど、クリエイティブに関するサポートからマネジメントまで何でも手伝いました。

友人は自分の世界観を発信する場所の一つとしてYouTubeを使っていて、私は本人がやりたいことを噛み砕き、ちゃんと理解し、その上で想像を膨らませる手助けをしました。このときすごくやりがいを感じて、クリエイターをサポートする仕事は自分に合っていると思ったことが、今につながっています」

責任を持って臨みたい。キャリアを活かしてクリエイターのサポート役に

総務の仕事と動画作成の手伝いを続けて2年が経ったころ、林田は自分のやりたいことを見つめ直し、転職活動を始めました。

林田 「前職では、入社した当初から製作部でセットデザインをやりたいと思っていましたが、なかなか異動できずにいました。信頼している上司に相談すると、『ここにいるより出た方がいい』と背中を押してもらったんです。

クリエイター活動のサポートに関しては、もともと友人であり、1ファンとしてやっていたので、責任が曖昧な部分がありました。続けるにつれ、私としては責任を明確にして、きちんと仕事として取り組みたいと思うようになりました。

これからエンタメ業界で生きていくなら、会社に入って、俳優・ロックバンド・アイドルなど、各業界の常識を網羅的に把握することができれば効率が良いなと考えました。知見が増えれば包括的にクリエイターの支援ができると思ったんです」

林田はインフルエンサーマーケティングを軸にした転職活動を通して、THECOOと出会います。

林田 「当時、応募条件に『やる気のある人』とあり、フワッとしているなと思ったのが第一印象です。私がこの会社に入ったときに、何を求められていて、どんな成果が出せるのか不安もありましたが、自分で自由に見つけられるのではと前向きに捉えました」

2018年5月、THECOOに入社した林田。当時、Fanicon事業部には営業チームしかなく、営業補佐として配属されました。

林田 「先輩メンバーの営業に同行し、横でサポートする役割で、とにかく話を聞いてもらえるアーティストのことを徹底的に調べて、活動内容や世界観を知り、それを踏まえた上で機能説明や使い方の提案などを行いました。クリエイターのサポート活動で培った、想像を言語化して伝える力を活かすことができました。

営業補佐のほかにも、『Fanicon』を導入したアイコンへのオンボーディングやカスタマーサクセスも担当していました」

アイコンを解像度高く理解し、人間として信頼してもらう。そのための努力は惜しまない

新規部署としてカスタマーサクセスが立ち上がると、小倉(Faniconカスタマーサクセス部:小倉 菜摘)や三枝(カスタマーサクセス部 キャプテン:三枝 江梨香)とともに初期メンバーとしてアサインされました。カスタマーサクセスに携わる上で、林田には意識していたことがあります。

林田 「ファンクラブ運用の最適な答えがわからないときは、思い切ってアイコンに聞くようにしていました。推測して動くより、直接確かめることが一番の答えなので。

聞きやすい雰囲気づくりのために、食事に誘って話したり、イベントに足を運んだり、常にSNSで最新情報をチェックしたりして、普段からアイコンとの関係作りを大事にしていました。ただの『ファンクラブのスタッフ』という認識だけで終わらないよう、コミュニケーションを取ることを心掛けました。

また、会社として売上を追っていく必要もあるため、ファンの気持ちに寄り添いながらも、中途半端な提案はしないように気をつけていました。内容や伝え方などを先輩と相談しながら、ファン目線で伝え続けました」

2020年になると、新たにオンボーディング部が立ち上がり、林田の異動が決まります。

林田 「今までは営業とカスタマーサクセスに組織が別れていたのですが、間にオンボーディング部を置くことによって、初動の最大化を目指す取り組みが始まりました。

『Fanicon』の導入が決まったアイコンの意向を汲み取り、ファンクラブの大まかな方向性を決め、土台づくりをし、開設してから1カ月間のサポートをする役割です」

林田は2022年3月までの2年間で、ファン数を多く持つ大規模案件を担当してきました。アイコンに寄り添うよう心掛けていたものの、つまずいたこともあったといいます。

林田 「大規模案件となるとアイコンの要望や世界観も仕上がっているので、いかにそれを形にして、ファンが喜ぶものに仕上げることができるかがミッションでした。

自分ではアイコンの特徴を分析し、企画立案・提案をして、アイコンに寄り添っているつもりでしたが、しっかりと汲み取れていなかったことがありました。クリエイターを理解しているようで、全然理解できていなくて考え直すことが度々ありました。

それからは、アイコンが目の前でやっていることだけでなく、生活リズム、志向性、性格、生き方など、すべてを理解しようと心掛けました。今ではスムーズにコミュニケーションが取れて、私を信頼して必要としてくれるようになったのを実感できるまでになりました」

逆境を乗り越え、副キャプテンとして新たなチャレンジへ

2022年5月、林田はオンボーディング部の副キャプテンとして、チームをリードする存在になりました。

林田 「メンバーの状況・進捗の把握、知見のアドバイス、数字管理など、自分の仕事だけでなく、メンバーをサポートする業務が増えました。メンバーがリラックスして業務に取り組めるよう意識しています」

副キャプテンの仕事は得意ではないというが、それでも向けられた期待に応えるため、勇気を持ってチャレンジした林田。2022年4月、決断したきっかけになる出来事がありました。

林田 「実は期間限定でカスタマーサクセスに戻って、超大型案件を任されたんです。今までの知見やスキルを活かしながら取り組み、順調に進んだので手応えを感じていました。でも事情があって、その案件がなくなってしまったんです。

同時期に、副キャプテンの話をもらったんです。私としては、新しいフェーズに行くことをぼんやり考えていた時期でした。正直、辞めさせないための口実かなとも思い、乗り気ではありませんでした。

そこで『私が副キャプテンになるなら、絶対的な理由とキャプテンメンバーの意見が聞きたい』と伝え、メンバーの方々に尋ねていただきました。そこでみなさんが応援してくれていることを知りました」

林田の決断を後押ししたのは、部署の「人」の存在でした。

林田 「オンボーディングのメンバーが大好きです。仲間のためにという強い気持ちがありました。

三枝にはたくさん相談しましたね。『この人が大丈夫っていうなら頑張れそうかも』と思えたし、『やりたくないなら無理しなくてもいいよ』とも言ってくれました」

仲間の言葉に支えられて、踏み切ったという林田。そんな彼女がこれからの目標を語ります。

林田 「『Fanicon』はファンあってのサービスなので、ファンが1人でも多く救われたなと思う瞬間を作れるプラットフォームであればいいなと思います。

エンタメは、日々の食事や病院とは違って、なくても死なないものなのに、それを常に人間が欲しているって世の中の重要なエッセンスだと思うんです。そんなエンタメに携わる仕事って最高ですよね。

副キャプテンとしては、思いやりのあるチームを築いていきたいです。苦しい場面では言い方・伝え方ひとつで、チームは決裂するし、一丸となることもできる。それをTHECOOで学んだので、愛情と思いやりを持って動けるチームにしたいです」

最後に林田は、リレー企画の次回インタビュイーにビジネス開発部のOsukeを指名しました。しかし「恥ずかしい」と断られ、そのOsukeにカスタマーサクセス部の中根を紹介されました。

Osuke 「もともと堅い仕事をしていた中根は、転職してまったく違う業界のTHECOOにジョインし、イキイキしていると感じます!

『エンタメに興味はあるけど、やったことないから不安』という人に刺さるような記事が書けそうな人材です!」

これまでクリエイターのサポートを一身に担ってきた林田。副キャプテンというポジションに就いたことで、仲間もしっかりと支える存在になるべく成長を遂げようとする姿から目が離せません。

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