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戦略子会社 テモラボ株式会社を設立したわけ

はじめに

皆さん。はじめまして、テモラボ株式会社の代表取締役社長に就任しました。中野です。

テモナ株式会社は、2019年10月1日に戦略子会社 テモラボ株式会社を設立いたしました。

私は、テモナ株式会社で直近は取締役CTOとしても従事しております。

テモラボ株式会社の設立に至った背景について、ご紹介したいと思います。

自己紹介(簡単なキャリア含め)

ストーリーを見ていただく前に、より理解を深めていただくため、簡単な自己紹介をさせてください。

ガッツがあるように当て字で賀通(実際にはのりゆきと読みます)と名付けられてから、名前負けしないように格闘技ばかりして育ちました。ニックネームはガッツです。

キャリア

教員4年(電子、ロボ、情報)、マーケ(デジタル)+新規事業(SaaS,サブスク)+アライアンス(国内と国外)が8年、事業+CTO+経営で5年というようなキャリアです。スタートアップ支援や大手コンサルなど細いこともやっていますが、省略してます。教員時代は工学という分野でアカデミックな内容を教えていたこともあって、回路レベルから情報工学のレベルまでは割と得意分野です。言語や技術スタックに関しても相当幅広いと思います。

※ライフラインの吹き出しはネタを仕込んでるやつなので不適切にみえるかもしれません。。。あしからず

開発スタイルと工程

開発スタイル

今まで受託開発から、カスタマイズ開発、プロダクト開発(パッケージ、SaaS)と一通り経験していますが
お客様の満足度と、提供出来る範囲、お客様が負担するコストについては以下の通りだと思います。

そして、テモナ株式会社は赤枠の範囲で価値を提供してきました。

この赤い枠が好きなのは、馬鹿正直にビジネスを行ない、責任を持ってお客様に価値を届けられるからです。向き合い続けるからこそ愛着がわき、プロダクトの成長と共に、社会貢献を実感出来ます。

工程

ここからは、プロダクト開発における工程とここでは意図的にウォーターフォール開発を想定した工程の書きぶりにしていますが、アジャイル開発はこれを細かくPDCA回し続ける感じです。

※私個人としてはプロダクト開発はアジャイル開発が至高だと思っています。

大きく分けてもこれだけの工程があります。一般的な開発におけるエンジニアが関わる範囲は
「基本設計」、「詳細設計」、「開発」、「テスト」、「新規開発」、「修正開発」、「監視・保守」ではないでしょうか?

開発に関わる人の専門分野とレベル

少し時代に追いついていないところはありますが、理解してもらいやすいように。IPAという機関でITスキル標準としてITSSスキル V3(https://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/itss13.html)という職種や専門分野が定義されているものから引用させていただきました。

ITに関わる人だけで、これだけの職種が存在します。
※スキル標準の定義にはない実際の細い職種区分はもっとあります。

ざっくりとしたレベルは以下の通りです。IT分野における人材のレベルということなので、開発者以外も含めた形でレベル定義がされているのでこのような形になっていると思われます。

プロダクト開発の工程と求められるスキルレベル

プロダクト開発の工程における開発者として求められるスキルレベルをなんとなく伝わるようにグラフにしてみました。棒グラフの太さは人の頭数だと思ってください。少し省略して記載してしまいましたが、1番最初にプロトタイピング開発を行って、PSF(課題と解決策が一致しているかどうか)やPMF(プロダクトが市場に受け入れられているかどうか)を検証し、確認出来た後にプロダクトをしっかりと作り込みます。その段階では、要求仕様が変わる中スピーディに開発を行ない、顧客の要求に対してしっかりと対応する開発能力が必要となります。また、導入期に関しては、顧客の求めるものを着実に開発していくということが大事です。一方で成熟期を迎えるプロダクトに関しては、またお客様の要求に長くお答えするために、人員体制を整え、きちんとした安心出来るプロダクトの運用をしていく必要です。ここで、SaaS企業であれば以下のような成熟期ではなく、しっかりと投資を行ない、お客様のために開発の手を緩めないことがポイントとなります。

仕事の種類と価値の種類

仕事の種類

仕事の種類は3つに大別されると思います。いわゆる時間単価で作業をすることで「時間を売る」仕事。
持っている専門的な「ノウハウを売る」仕事。もう一つが提供する「価値を売る」仕事。私達は価値を売る仕事です。

価値の種類

1.機能的価値
この商品は○○が出来る。という価値。他と比べた時◯✕△がつく価値。

例)
iPhoneは音楽を聴くことが出来る。
iPhoneXは12メガピクセルで写真を撮る事が出来る。
2.感情的価値
この商品/人は安心。この商品/人は面白い。など商品を使う事や一緒に働く事でプラスの感情を持つ価値。

例)
iPhoneはデザインがカッコいい。
iPhoneXを持っていればどんなシーンも写真に収められそう。
3.自己表現(自己実現)的価値
この商品/人と一緒だと、自分の自己表現が出来る。この商品/人と一緒にいる事自体が自己実現の一部だ。という価値

例)
私はMac信者。製品は全てMac以外考えられない。

B2Bという市場でいる限り、自己表現的価値は生みづらい。機能的な価値は差別化にならない。長くご愛顧いただくためには、感情的な価値はかならず押さえることが必要。

プロダクトサイクルと求められる価値

価値は誰が決めるか?

使っていただいているお客様が価値を決めます。どんなに高い技術力が必要な事をやっていても、ビジネスとしては価値があるとは言えません。

実際に現場で起きていた問題点

プロダクトを創れる人材が育たない

そもそも、プロダクトを創る機会が少ない。またエンジニアがプロダクト開発に関わる範囲が限定的な経験のみなために、お客様が価値を感じられる価値を最大化する開発が出来ない。

仕事の種類と価値の種類とエンジニアの評価が不整合が起きやすい

仕事の種類として、「価値を売る」仕事なのに、評価は「時間を売る」仕事の評価になってしまいがち。
また、エンジニアとしてもっとチャレンジするべきなのに、プロダクトやビジネスの都合でチャレンジがさせられない。その結果、開発者としての経験値も貯まらない。

もっと出来るのに、正しくビジネス実装出来ていない

ビジネス構想からエンジニアは入るべき。プロダクト開発における技術的な負債との向き合う過程で不確実性への対処は適切に出来ているが、そのスキルをビジネスに活かせていない。プログラムでは実装出来るのに、ビジネスには実装出来ない。

ビジネスのスケールメリットを作れていない

エンジニアがインフラを作る際には、スケールアウトする事を前提に設計していたり、エンジニアの腕次第では、損益分岐点をすごく低く出来たり、腕一本で生産性をあげたり突破力でねじ伏せたり出来るのに、ビジネスに活かせない人間が多い。

エンジニアにしか分からない部分が多く、意思決定速度が遅くなる

なぜ開発環境が大事なのか、なぜ残業が少ない方がよいのか、なぜ遊んでいるように仕事しているのか。
受託開発に求められるスキルとプロダクト開発に求められるスキルは別のものである。フロントエンドエンジニアとデザイナーは一緒ではないのに一緒にされる。時間を買うためにカネで殴りたいのに殴れない。素早くバットを振り続けないといけないのに、バットを木から削り出せと言われる。あるあるだと思います。これは一定数仕方ない範囲だと思いますが、エンジニアも伝達能力が低かったり、諦めてしまっていることが多いです。

全部解決するために戦略子会社を設立する意思決定を行ないました。

戦略子会社のテモラボ株式会社の守備範囲

プロダクト開発の工程では、以下の赤枠です。ビジネス構想からPMFまでを行ないます。前段上げていた問題点を解決し、よりエンジニアが価値を創れるようにしていきます。

なぜテーマは「サブスクリプション×AI」なの?

理念を体現するため

テモナ株式会社は古くからの日本語である“てもなく” の、「簡単に、たやすく」という意味が社名の由来となっています。また理念は「ビジネスと暮らしを“てもなく”する。」となり、その価値提供としてサブスクリプション支援企業として、10年以上、のべ1400社以上のお客様に、年間1200億以上の流通総額があるプラットフォームを提供してきました。サブスクリプション事業は消費者に便利をお届けする一方、サービス提供会社はビジネスの拡大に応じて色々な課題を抱えています。最先端技術を用い、正しくビジネス実装することで理念を体現出来ると考えました。

技術的な難易度が高く、ビジネス実装難易度が高い

AIはバズワードとして認識している方もいらっしゃいますが、見せかけではなく地に足がついた価値を届けられる状況下になってまいりました。一方でビジネス的な側面としてみた場合、技術的な難易度が高く、インフラ的なコストとビジネス的な価値をみるとビジネス実装の難易度は未だに高い状況に状況にあります。サブスクリプション提供型ビジネスモデルに、ハイテクだからと対価を払っていただける方はいません。対価以上の価値を提供できるからこそ、継続して使っていただけます。

ヒト、モノ、ジカンという経営資源を有効活用出来る

技術的な難易度が高い分、エンジニアが挑戦でき、ヒトとしての圧倒的な成長機会を得られます。また、技術力とビジネスセンスを駆使することで、通常では出来ないようなジカンを短縮し、圧倒的なスケールで価値を届けることが出来ます。以下の図でいう左の図のように、短いジカンでヒト、モノ(プロダクト)が成長し、爆発的な価値をつくれます。

強みの上に強みを重ねることが出来る

技術難易度とビジネス実装難易度が高いチャレンジを繰り返すことで、「新しい価値を創る」ことが出来ます。また、新しい価値が提供されることにより、市場では「新しいニーズを創る」ことが出来ます。すると新しい事にチャレンジをする事で「新しいシーズを創る」ことが出来ます。それを繰り返すことで私達はスピーディに価値を提供し、新しい要求に応えられるようになります。お客様に価値を届けることで、「ビジネスと暮らしを“てもなく”する。」ことが出来て、社会に貢献することが出来ます。

AIという領域のプロダクト開発の感覚は

「受託開発」はお客様の要求仕様に忠実につくる。「プロダクト開発」は、市場に耳を傾け事実に基づきつくる。「カスタマイズ開発」は出来る事を出来ない事を伝え、お客様に寄り添って作る。「AI開発」は、見えないものを見ようと努力し、飼いならす。という感覚です。

テモラボ株式会社の理念

色々と議論を重ねました。「価値を創る」「0から創る」「熱狂を創る」「プロダクトを創る」「仕掛けて創る」「正しく創る」「事業を創る」「創れる人を創る」。議論の末に、出てきたキーワードをまとめた結果。理念は

「創るを創る。」とは、人とプロダクトを創るということ。 プロダクトに情熱を持った人が集まる環境を創ることで、 そこから産まれるプロダクトがビジネスを創り、価値を共に自然と世の中を創っていくと考えています。

最後にお伝えしたいこと

ここまでお伝えすると、テモラボ株式会社が、ただの開発子会社ではないことが分かっていただけたのではないでしょうか?“開発子会社”ではなく“戦略子会社”です。形式上、資本関係としては親子の関係で表現されますが、テモナ株式会社とテモラボ株式会社は単純な親子関係ではなく、補完関係にある対等な会社同士です。

私の想いに共感して、道なき道を開拓するロマンに付き合ってくれる創業メンバはこのメンバです。

私自身は、今まで10年間以上、教育者として人を創り、ビジネスマンとして事業を創り、エンジニアとしてプロダクトを創ってきました。エンジニアほど、不確実性の高いプロジェクトにチャレンジをし続け、日々研鑽し、世の中のために価値を創っている素晴らしい職種はないと心から信じてやみません。どこまで行っても、最高のものを求め続ける探究心は求めているお客様、ひいては世の中のために、存分に発揮しようではありませんか。自分達が誇れる仕事をしましょう。正しい価値を正しく創り、正しく届け続けましょう。自分達の可能性を否定せず、チャレンジしていきましょう。

ここまで駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

ここまで色々、思いの丈を語りましたが、まだびっくりするぐらい何もありません。

「ないものはない。」裏を返せば、「あるものはある。」
というわけで、テモラボ株式会社。


PS. デザインの価値を証明したいデザイナー、この難易度の高いビジネス実装にチャレンジしたいデータサイエンティスト、腕っぷしでおっとドヤりたいエンジニア、将来起業したいエンジニア、チョコが欲しい人、気軽に連絡ください。

チョコを用意して待ってます。

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