海洋ゴミを捨てられないプラスチック工芸品に。唯一無二の樹脂の器『reBirth』
はじめに・ご挨拶 株式会社テクノラボの有志の集まりPlas+tech project(プラステックプロジェクト)。プラスチックの未来について社会に提起できるようなプロダクト開発を技術とデザインの両方の側面で目指したいとの思いから発足しました。 プロダクトのご紹介 ...
https://camp-fire.jp/projects/view/209060
昨今“脱プラスチック"の運動が大きくなっています。「某チェーン店プラスチックストロー廃止」なんてニュースもたびたび聞くようになりましたね。しかし、それで本当にプラスチックを取り巻く問題は解決するのでしょうか。
私はプラスチック製品をつくる会社でデザイナーをしています。仕事で日々プラスチック製品を生み出す中、生活ではプラスチックを減らそうという社会風潮に挟まれ矛盾した日々を送っていました。
私の会社はIoTデバイスを中心に介護機器や医療機器などの製品を少量生産を念頭に開発を行っています。従来の大量生産品としてのモノづくりではなく、「目の見えない人の暮らしを豊かにするデバイス」「住宅介護を行っている人の負担を減らすためのデバイス」「共働き夫婦の生活を支えるIoTデバイス」など全ての人には需要はないけれど、一部の人にはとても喜ばれる製品が生まれており、この先未来の技術の発展は“個人”それぞれの暮らしを豊かになるのではと期待をしていました。
製品例【目の見えない方向けの“色”と“水の量”を判別するデバイス「みずいろクリップ」】
プラスチックという素材は人々の暮らしを豊かにするために人工的に開発された材料です。ガラスのように割れないし、木材のように腐らない。つまり、子供のいる家庭で安心して使えますし、繰り返し使うことができます。量産性があるのできちんと廃棄サイクルを確立すれば医療の現場などでは使い捨てとして清潔を保つこともできます。プラスチックの魅力は決して“安さ”だけではありません。プラスチックじゃないと実現しない製品があります。
[写真:プラスチックの新しい表現を模索する中で生まれたペレットの周りをインクでコーティングしたプロダクト]
私たちは世の中からプラスチックをなくすことを考えるのではなく、プラスチックの特徴を活かした製品開発がしたい。そのうえでプラスチックを生み出すメーカーとして社会で悪さをしている(社会のサイクルから外れてしまった)海洋ゴミを資源とし、樹脂ならではの特性と魅力を活かした製品(人々に大事にされる製品にしてあげたい)をつくりたい。
そんな思いから、プラスチックメーカーとして作り方から考え取り組んできた活動です。
従来のプラスチックの製作手法と異なり手作業の工程があるので手間が掛かります。
しかし、2度と複製できない唯一の模様/形は愛着の湧く器になります。
クラウドファンディングは2020年1月13日まで。あと1週間ほどとなりました。
慣れない消費者向けの製品。はじめてのクラウドファンディング。この活動に背中を押されて参加したビーチクリーン。私たちはこの活動を始めたことで、今まで話すことのなかった方々と出会う機会を頂いています。これらの方々の声が私たちが始めたプロジェクトを一緒に作り上げていってます。
もし少しでもご興味を持っていただけましたら、下記クラウドファンディングのページを見ていただけたらと思います。みなさまのご支援が私たちの活動の後押しとなります。宜しくお願いします。
https://camp-fire.jp/projects/view/209060