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「Tech in Asiaが掲げるミッションと、メンバーに必要な"3つのマインド"とは?」【 日本代表 David Corbinインタビュー】

Tech in Asiaの文化や働く環境、メンバーの事がわかるカルチャーインタビュー。今回は、日本代表のDavid Corbinに、日本法人が掲げているミッションや、メンバーとしてジョインしてもらいたい人物像について聞いてみました!大事にしている「3つのマインド」や今後目指すことについてもご覧ください!

(以下、Tceh in Asia=TIA)

■まずは、TIAが担っている「ミッション」について教えてください。

「アジアのスタートアップエコノミーにおける事業機会の創出」というミッションを掲げています。なぜなら、私たちはテクノロジーとイノベーターが世界を変えると思っています。そのためのより良い未来を築くため、アジアの各国のテックエコシステムを世界級にしていきたいと思っています。

今後、そういった世界をリードするスタートアップは、アメリカや中国だけではなく、アジアや日本、どこの国からでもてくると考えています。重要なのはそのために、新しいビジネスや技術が生まれる環境をアジアでも創っていく必要があるということです。

そして、これからアジア全体のGDPが増加していく中で、日本は、大きな役割を果たす必要があります。アジアが世界をリードする存在になるために、いま、日本の経済を牽引している大手企業だけでなく、これから成長していく中小ベンチャー、スタートアップもその役割を担っていくことになると思います。

■そのミッションに対して、TIAではどんなサービスを提供していますか?

上記のミッションを実現するため、今、日本法人では3つの事業を行なっています。1つ目はTIAが主催するTech in Asia Tokyo カンファレンスです。国内外のスタートアップエコシステムにおけるキーパーソンが集まる「場」を提供することで、参加者がその場で「商談のチャンス、スキル、最先端の知識、ネットワーク」を得ることができます。また、国内外の企業が参加できるよう、同時通訳レシーバーなどを活用した英語と日本語両方のプレゼンも盛り込んだカンファレンスを行なっている点なども弊社の特徴です。

拠点、東京でで行われたTech in Asia 2017の集合写真。今年は9月20日・21日に開催予定です

2つ目はアジアのスタートアップのデータ&アドバイザリーサービスです。アジアのスタートアップへの投資や事業連携を検討している日系企業がもっと、アジアのテックエコシステムのプレーヤーとコラボできるように、現地の投資トレンドや企業情報を提供しています。弊社の持つ豊富なアジアのスタートアップに関するデータを活用し、「実は、日本は中国以上に海外に投資している」といったユニークな事実を示す独自調査レポートも公開しています。



そして3つ目は『スタートアップイベント/アクセラレータ企画・運営』です。TIA主催のカンファレンスだけではなく、より国内外のエコシステムが活性化する「場」を提供するため、自社のカンファレンスの実績やノウハウをもとに、様々なイベントを開催しています。例えば、大手企業とスタートアップのオープンイノベーションイベントや、スタートアップコミュニティのためのイベント、ピッチコンテストなど各社のニーズに合わせて企画・運営のサポートを行っています。



■どのような企業にサービスを提供されているのですか?

恐らく多くの皆様は弊社が提供しているサービスは「海外に進出を考えている企業だけが対象なのではないか?」と思われているかもしれませんが、私たちは国内で事業を行なっている企業様も、海外の企業とのビジネス経験で得た情報を国内事業に活かすことで、世界から注目を浴びる先進的な企業になることができると思っています。

また、弊社はスタートアップに限定してサービスを提供していません。ベンチャーや大手企業という企業の規模で分けてビジネスをしているのではなく、両社にとって有効なビジネスの機会の創出やイノベーションが促進されるようなサービスを提供したいと考えています。例えば、大手企業のイントレプレナーや新規事業担当の方も、スタートアップのネットワークや情報を手に入れることで、自社の事業に活かせると考えています。

さらに、弊社は国内のみならずアジア各国〜世界にかけて様々な繋がりを持っているので、TIAを活用していただくことで、日本を越えて世界の最前線のビジネスへと拡大するきっかけを創れると思っています。

多くの日本企業の方は昨今、「日本はどうやったらシリコンバレーみたいなれるのだろうか?」「中国の最先端の技術には敵わない」と、海外企業への憧れや劣等感が多少なりともあるように感じますが、そういう考え方ではなくてもいいと私は思います。

例えば、私は今まで日本で8年以上仕事をしてきて、「日本のビジネスはこういうスタイルだからしょうがないね、日本は未だに古い感覚でやっているね」など、日本人自身が日本を否定するような発言をされることを耳にすることがありますが、私は、そのようには考えていません。弊社のミッションとして、日本企業を国際社会で活躍できる世界的な企業になるようにサポートしていきたいと考えていますが、だからと言ってただ、海外の企業のやり方合わせたり、真似することだけをしなくても良いと思います。

日本やアジアのいろんな国から、その国のらしさを生かして場所を選ばず、トップレベルの世界的企業を目指せばいいと思っています。TIAは、その世界に羽ばたくためのプラットフォームとしての立ち位置であり、様々なサービスを持ち合わせているので、各社のニーズに合わせてパワーアップやスピードアップのツールとして使ってもらえたら嬉しいです。


■TIA のメンバーに持っていてほしいと思う「スキルセット」 や「マインド」はありますか? TIAが求める人材像について教えてください。

メンバーとして迎えるにあたり、この3つのマインドや価値観に合うかどうかを見ています。

1.Ecosystem First

強いスタートアップエコシステムを作るためには、スタートアップはもちろん、投資家、メディア、大企業、政府など様々な役割の異なるプレイヤーが必要です。様々なセクターの人と協力をして全体としてエコシステムが成長していけるように活動するマインドが必要であると思っています。

2. First Mover

チームの他のメンバーが行っている仕事だとしても、「自分なりに何かできないか?」ということを常に考えて行動してほしいです。他のプロジェクトで何か進んでいないのであれば、「自分のタスクではないから関係ない」とそのまま放置するのではなく、声をかけ合いながら、問題を発見したら自分は何ができるのかを考えて行動してあげて欲しいです。そして、その時は、「これがだめだ」、「あれができていない」と指摘するだけではなく、何をすれば解決できるかという視点でアドバイスしてあげて欲しいです。

TIAのメンバーには、指示待ちではなく、自分のミッションを考えながら自身で行動できるセルフスタータであって欲しいです。それは今、私たちが少数精鋭でやっているからというだけでなく、どんな人数の規模になってもそうありたいと考えています。

それぞれのメンバーが変わらず、スピード感をもって動けるように、チームやプロジェクト内でリーダはいますが、それぞれが受け身でとりあえず待っている、言われなかったら動かないというのはダメです。リーダ1人ができるチームより、リーダーがいなくても自ら動ける3人というようなチームを作っていきたいです。

3. Quality > Quantity

形よりも中身や求められる結果にコミットすることの方が大事です。例えば19時に仕事が終わってるのに、私や上司がいるからと必要ではない残業をして、一緒に仕事するフリをすることは意味がありません。お客様に対してもです。成果の図り方は色々あると思うのですが、何が本当の満足度につながるのか?を重要視して動くことが必要です。

例えばイベントなどで「来場者数500人を達成する」と言うように「数」が大事なのか?それともイベント会場でビジネスに繋がるようなマッチングが生まれた数の多さなのか、当日の運営がスムーズにいくかどうかが大事なのかなど、本当にお客様が満足するために求めているものを見極めて、それを達成するにはどうするかを考えて動いて欲しいです。

今のTIAのチームのみんなは、こういった3つのマインドを持って動いてくれていると信じています。

Tech in Asia SIngapore2018年の時のJAPANメンバーとの集合写真


◼️仕事でメンバーやクライアントと接する上で意識している事はありますか?

メンバー同士で信頼しあえる関係になるには、正直に意見を言い合えること、そして相手の意見を聞く姿勢があることが大事です。マイナスなことや問題があった時に、一人で抱えてしまって誰にも言わずにいるのはよくありません。早めに言ってもらえれば、すぐにみんなで改善することができますよね。

例えば「私は入社したばかりだから、経験も浅いから」と考える必要もありません。すぐに上司に伝えしましょう。そして何か伝える時は厳しく指摘というかたちではなく、愛を持って伝えて欲しいですね。「みんな頑張ってるからこそ、もっと良いものができるように、フィードバックしあう」という気持ちで伝えて下さい。部下から上司に伝えにくいというのも避けたいですし、部下に伝えるときも嫌われたらどうしようという気持ちではなく、その人のためを思って接するるようにして欲しいです。

メンバーには、彼らがもっと自分の成長に繋がるような社内のシステムや、仕組みをつくっていくことが大切だと考えています。仕事やキャリアだけが大事というより、わたしは人生はキャリアだけでなく個人のものでもあると考えているため、仕事のプロフェッショナルでありつつ、プライベートも豊かな人生を送って欲しいと考えています。あとは、先ほど話した3つのマインドを大事にしながら、みんなと常日頃コミュニケーションをとっています。

クライアント企業様には、目標を達成し、着実に結果を出すことを意識しています。そのためには掲げた数字面だけでなく、担当者の方が社内で期待された以上の報告ができるように、そのニーズや課題をしっかり把握することが大事です。

一つの例ですが、企業様がイベントを開催したいとご依頼があっても、それは目の前のニーズを満たすための手段の一つであって、それを持って「どんな課題を解決したいのか、何を実現したいのか」を一緒に考え、サポートできることが弊社としても一番嬉しいことですので、必ず先方の「ゴール」を確認してお話するようにしています。


普段から、コミュニケーションを大事にしているTech in AsiaメンバーとDavid


■今後、TIAが目指していることについて教えてください。

日本国内のスタートアップエコシステムをより成長させるため、そしてアジアのスタートアップエコシステムにおける日本の地位を上げていきたいと思っています。

日本は、海外から見てもいまだに鎖国的なイメージがあります。それは言語の壁や外国から日本へと事業参入しにくい制度や、海外へ進出するための情報が足りていないということがあげられます。だからこそ、日本の企業が世界でも通用し、国際社会の中で重要なメンバーの一員としてやっていけるのだという認識を高めたいです。それを促すことがTIAの目標です。




Davidさん、インタビューありがとうございました!TIAのミッションやマインドに共感してくださった方、事業やサービスの持つ可能性に興味を持った方、まずは一度オフィスに話を聞きに来ていただければと思います!

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