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「将来の夢は働かないこと」インフラエンジニア岡野がキスモで働く意味とは

こんにちは!
今回のブログは、キスモでのインターンの魅力をダイレクトにお伝えする「キスモインターン生インタビュー」の第2弾です。

第1弾では、データエンジニア兼コンサルタントの内山 敦史にインタビューをしました。

2ヶ月前まで大学の野球部のキャプテン。野球一筋だった体育会系の彼がAIベンチャーでインターンをする理由。 | KYSMO's blog
株式会社キスモの採用担当の三品です。キスモインターン生インタビュー第一弾。初回は、代表取締役の三野も絶大な信頼を寄せるインターン生のあっちゃんこと内山敦史くんにインタビューをしました。2ヶ月前ま...
https://www.wantedly.com/companies/tech3/post_articles/85272


第2弾は、Rancher 2.0を利用してKubernetesのクラスタを自在に操るなど、キスモが誇るインフラのスペシャリスト岡野 兼也に役員の鈴木がインタビューしました!
キスモでの業務内容ややりがい、将来の目標まで、、キスモでインフラエンジニアとして働く意味について熱く語ってもらいました。

プロフィール



岡野兼也

1995年生まれ、愛知県出身。豊田高専卒、名古屋大学工学部電気電子・情報工学科4年生。車載システムをはじめとする、組み込みソフトウェアを扱う研究室に在籍中。高専時代には高専プロコンで特別賞を受賞。インターンを行なっていたWantedlyではマイクロサービス用ログ収集基盤を作成。その他にも様々な企業でインターンを行なってきた。2018年4月よりインフラエンジニアとしてキスモでのインターンを開始。趣味は登山やキャンプ。

Kenya Okano Profile - Wantedly
Engineer/programmer
https://www.wantedly.com/users/18595001?aql=gaFxpuWyoemHjg

インターンを始めたきっかけ

鈴木:インターン生インタビュー第2弾は、インフラエンジニアの岡野くんです!

岡野:よろしくお願いします!

鈴木:ではでは、早速ですが、キスモで働き始めるようになったきっかけを教えてください。

岡野:端的にいうと、やりたいときにやりたいことができると思ったからです。

自分は他の企業でもインターンをしていたのですが、インフラエンジニアを目指している自分としては、そこではあまりやりたいことができませんでした。というのもまず、学生インターンにインフラを任せることは、会社にとってリスクのある選択だという前提があります。
東京では働く機会もありましたが、自分は名古屋の学生なので、そこで働くとなった場合は長期休みを利用するか、リモートワークをすることになります。また、個人的には顔を合わせて開発する方が好きなので、リモートをメインにしたいとは思いませんでした。
さらに言えば、アジャイル開発がメインの場合、フルタイムで働けないことのデメリットは無視できませんでした。
そんな時に三野さんから「社内のインフラの面倒を見てくれないか」と声をかけられ、自分の生活スタイルに合わせて働くことができるキスモでのインターンを決めました。

代表_三野との出会い

鈴木:代表の三野とはどこで出会ったんでしたっけ?

岡野:一番最初に三野さんと会ったのはOthloTech(※1)のイベントですね。BBQもしました。

※1 … OthloTechは名古屋で学生エンジニア/デザイナー向けの勉強会やイベントを開催するコミュニティです

鈴木:そうだったんですね、正直、三野の印象はどうですか?

岡野:はっきり物を言っていて、話の展開や未来の見据え方が他の人と違うな〜という印象ですね。

例えば、自分がやりたいと思うアクションに対して、それをやることで何がしたいのかを聞いてくれて、考えていなかったところに考えを巡らせるきっかけ作りをしてくれますね。また、違うものは違う、と言い切るところは僕にも同じようなところがあり、好感が持てました。

鈴木:確かに!ズバッと言うところは似ているかもしれませんね。

キスモの印象

鈴木:キスモの印象はどうですか?

岡野:最初は学生ベンチャーって聞いて、温度感を測りかねていたんですが、想像していたよりちゃんとしているなと思いました。

僕は、いわゆる「意識高い系」が好きではなくて、とりあえず起業しとけば良いという考えに良い印象はなかったんですけど、三野さんと話して、自分の意識やキスモへの印象が変わりましたね。

鈴木:「意識高い系」って具体的にはどんな系ですか?(笑)

岡野:一言でいうと、無責任なおすすめをしてくるような方々ですね。

例えば、留学はいいぞ、とか、起業はいいぞ、とか人生が関わる決断を個人の適性を何も鑑みずに言っちゃうような方々のことです。留学や起業でほとんど何も得るものがないという人はいるし、一様に伝えていいものではないと思います。
もちろん、やりたいことや得たいものが明確なら良いんですが、そもそも明確に言語化できている方々はそんな無責任なこと言わないんですよね。

鈴木:岡野くんらしさが全開ですね(笑)話が逸れましたが、三野と話してキスモへの印象はどう変わりましたか?

岡野:話を聞いているうちに、解決したい問題や会社の目指す方針の明確さが伝わってきて、目標に対して一歩一歩進んでいるような印象を受けましたね。ただの「意識高い系」ではないなと。(笑)

鈴木:それは良かったです(笑)実際キスモに入ってみてどうでしたか?

岡野:感じていた印象はそのままですね。

ただ、キスモは黎明期ということもあり、社内の働き方の効率化に関しては徹底されていないように感じました。例えば、勤怠管理が厳密でなかったり、GitHubの便利な使い方が徹底されてなかったり、社内インフラの整ってなさはあるなと思いました。全体的に自動化ツールがうまく使えていないのではないかとも感じました。
ですが、所謂ITベンチャーの割にオンとオフのメリハリがしっかりしていて驚きました。残業、休日出勤なしどころか、平日の労働時間も短いのは流石にびっくりしましたね〜。業務時間内にタスクを解消できるように全員の能力を最大限に生かしている様子は、見ていて気持ちいいなと思います。

キスモでの業務内容

鈴木:では、インフラエンジニアの岡野くんは主に何をしているんですか?

岡野:社内システムの整備です。

具体的にいうと、開発者がインフラ基盤を意識することなく開発だけに集中できる環境や、やりたいと思った時にコンピュータシステム等をなんの承認もなく、すぐに試すことのできる環境作りです。

キスモに入って最初にした仕事は、リモートで働くための環境作りでした。それまではリモートワークが不可能な状況でしたが、VPNを絡めて安全に作業ができるネットワーク環境を構築し、社内のシステムにアクセスできるようにしました。

また、複数のPCを1台と見立てて管理し、開発者がメモリやGPU、CPU等を使いたい分使えるようにしました。これによって、どこにメモリがあるのかを開発者が意識することなく管理できるので、開発者が気にせずに好きな分だけ利用することができるようになりました。

鈴木:なるほど、、岡野くんのおかげでエンジニアがとても助かっている様子は肌で感じます。

岡野:どのコンピュータでできるのかを調べたり考えるのは時間がかかりますし、面倒ですからね。
僕自身、やりたいと思ってから実行できるまでにハードルがあるのは嫌で、エネルギーの浪費だと感じます。どこにシステムを動かしても実行できる携帯性の高い環境が担保できるようになったことも大きいと思います。

キスモは専属のインフラエンジニアがおらず、僕は週3回の出勤なので、現在でも0.5人しかいないと言っても過言ではないです。

今後、会社を大きくするためにはコンピュータが増えていくでしょうし、増やす必要があります。複数のサーバを1台に見立てることで簡単に各サーバの維持・管理ができますし、これに自動配備ツールを組み合わせることで、1台1台セットアップする無駄を排除できます。
僕が関わらずとも開発者が仕事をすることができるような仕組みが理想です。

大変なことや楽しいこと

鈴木:インフラエンジニアとしてキスモで働いていて、大変なことや楽しいことはなんですか?

岡野:大変なことは、決断と技術調査ですかね。

新しい技術を取り入れようとしたとき、時間をかけて調べて、いざやってみて違った、、となることがあります。そうすると、それにかけた時間はまるっと潰すことになりますし、またイチから調べ直しなので大変ですね。

鈴木:それはきつそうですね、、では逆に楽しいことはなんですか?

岡野:新しい技術や計算資源を好きなように使えるので、仕事と遊びが表裏一体になっていることですね!

基本的に社内インフラの全てを任されているので、自分の管轄内であれば自由に使えます。
これを使うぞと決めてから実行し、うまくいけばみんなに使ってもらえるという楽しさは大きいです。もちろん、キスモにとって可能な限り最良の選択を行うという前提はありますが、興味のある技術を大きな規模で試せる環境はなかなかないので、やりがいはあります。
また、0から構築していくことができるので、とても自由ですし、好き勝手やらせてもらっています(笑)大前提として、成果を出すことは最低条件としてありますけどね。

0からやったこと

鈴木:0から構築していけるとのことですが、実際に0からやったことはなんですか?

岡野:三野さんからの「使いきれてない計算資源があるから、柔軟に使えるようにして。」という抽象的な要望に応えたことですかね。

この時は、まず、中長期的にどういうビジョンなのかしたいことを聞いて、今後何が実現できないと困るのか、現在の業務に対して何ができないと支障が出るのか、また、現状できていることの確認をしました。これをすることで、抽象的な要望を具体的なタスクに落とし込みました。

その後、どういうシステムであればこれらの要件を満たすのかを考えて、自分で決めてから構築しました。

かなり新しい技術を使っているので、社内に知見が揃っておらず、頼れる人はいないという状況でした。そのため、自分の力でやるしかなかったです。助けがないことはしょうがないことだと思っていますし、自分で調べて自分で試すという部分はやりがいに繋がっています。

キスモで得られたこと

鈴木:キスモでの仕事を通して、岡野くんが得られたことはありますか?

岡野:決断力ですね。

インフラエンジニアに必要なことの1つは「決断力」だと思っています。無数の選択肢があるインフラ技術の中から全てを精査するのは徒労であることも多いです。
現状、インフラというシステム基盤の重要な選定をインターン生にさせるのか賛否が分かれます。その中で、キスモでは全部任せてもらえ、好きにやらせてもらえており、将来にとって有益で大切な時間ですね。各領域で、インターン生が自由に業務にあたっているように感じます。自由だからこそ責任を持って決断する力は確実に培われていると思います。

将来の目標

鈴木:将来にとって、という話が出ましたが、将来の目標はなんですか?

岡野:「働かないこと」ですね!(笑)

良いインフラによってインフラエンジニアが社内からいなくなることが目標であり、夢です。

インフラエンジニアの仕事は日々変化しています。オンプレミスの時代はハードウェアのメンテナンスからする必要がありました。AWSをはじめとするクラウドシステムの台頭でハードウェアが社内にいらなくなると、コンテナ技術の広がりでOSを意識しなくていい世界になりました。1人で10台のサーバの面倒しか見られなかった世界から、1人で100台、もしくは0人で何千台もみられるような世界が来るのではないかと思っていますし、そうしていきたいと思っています。

鈴木:なるほど、将来的に「働かない」を実行するために、今、働いてやらなければいけないことはなんですか?

岡野:インフラを抽象化する基盤を構築していくことですね。

インフラ技術は、抽象化と自動化を繰り返して現在まで進化を続けていると思っています。例えば、ハードウェアに対するIaaSとプロビジョニングツールや、DockerとKubernetesがこれにあたるのかなと思います。

しかしながら、まだまだ開発者は作りたいものの下で動くインフラを意識しなければなりません。新しい技術が生まれたら、それについて開発者が学習をするという行為は必要不可欠ですし、導入したインフラの上で動くよう、サービスを修正することも少なくないでしょう。そういう意味ではまだまだ、インフラ技術のブレイクスルーは必要だと思っています。

FaaSとかサーバレスとかいわれる技術は、開発だけやっていればいいという理想の世界に近いです。ですが、これはインフラ技術をベンダに特化させることで実現されており、そのシステム上でしか動かない構成になっています。インフラを意識させない開発基盤という意味では、具体化ではなく抽象化が適切なアプローチだと思っています。

インフラエンジニアとは??

鈴木:インフラエンジニアは網羅する範囲が広いように感じますが、岡野くんにとってのインフラエンジニアとはなんですか?

岡野:僕はインフラエンジニアを大別すると、

・開発者(労働者)の労働生産性をあげ、最大化することに従事する
・社内インフラの堅牢性(セキュリティ)を向上させていく

の2つに分けられると思っていて、僕は前者をやりたいです。開発者はやりたいことだけをやっていればよくて、開発以外の周りのことはインフラエンジニアが巻き取って解決していけばいいと思っていますし、それがインフラエンジニアの仕事だと思っています。

鈴木:キスモのビジョンに岡野くんのインフラ論は似てるように感じました。面倒なことは機械でやって、働き方を変えていこうとする姿勢に共通するものがありますね。

キスモに向いている人

鈴木:では岡野くんが思う、キスモに向いている人はどんな人だと思いますか?

岡野:責任を持って選択して仕事を進めていくことに、充実感を感じられる人ですね!

会社が若いので、個人の実力次第でどこまででもやらせてもらえます。キスモは各領域にスペシャリストを置いているので、役員さえ知らないような技術が出てきます。その時に、自分が決めたことが会社の決めたことになります。自分で考えて決断できる人は大きなやりがいを持って業務にあたれると思います。

最後に、岡野くんからひとこと

鈴木:では最後にひとことお願いします。

岡野:特定の分野でスペシャリストになりたい!No.1になりたい!と思ってくれる人に来て欲しいなと思っています。僕はインフラエンジニアとしてキスモに来て、大変そうなインフラ基盤の実現という部分に面白さを感じますし、「キスモにはこれをやりに来た」と言い切れるような人にきて欲しいなと思います。

鈴木:ありがとうございます!

少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ一度、オフィスに遊びに来てください!

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