このシリーズでは、株式会社シナジーの社員や役員にインタビューを行い、
「シナジーってどんな人がいるの?」「ぶっちゃけどんな仕事してるの?」「シナジーに決めた理由は?」
などなど、赤裸々に話してもらいます!
シナジーの雰囲気や歩み、社風などを知っていただければ幸いです!
今回はシナジーの「クレド」について、小濱執行役員に聞きました!
──シナジーでは「クレド」を作っている、と聞きました。ミッションやパーパスと比べると、あまり聞き馴染みがない言葉のように思いますが、いったいどんなものでしょうか?
小濱:クレドは「信条」や「約束事」に近いものです。行動指針というか。
経営理念やミッションを達成するために、必要な価値観を明文化したものですね。シナジーでは、このクレドを冊子にしており、社員は1人1冊持っています。
──なるほど、クレドは信条や行動指針なのですね。なぜクレドを導入することにしたのですか?
小濱:経営理念やミッションは、時として抽象的でわかりにくいことが多いですよね。
そのため、これらの抽象的なものを具体的な行動に落とし込むための「ベース」や「ガイドライン」としてクレドを作ることにしました。
これにより具体的な行動を通して、経営理念やミッションの達成に向かっていく努力をすることができます。
ークレドを導入する前の背景や、導入からの変遷について教えてください。
小濱:初代のクレドは、約14年前の2011年に導入されました。
今のクレドは2代目で、2016年にリニューアルされました。クレドを変更した理由としては、事業が増えてきてシナジーの目指すところにも変化があったことが挙げられます。
7~8年前には事業部ごとに独自のクレドを作成しようとしたこともありましたが、これはうまくいきませんでした。
各事業部で考え文章化したものの、結局活用されず風化してしまったという印象です。
ー今のクレドは2代目なんですね。どんな文言があるか教えていただけますか?
小濱:もちろんです。全部で10個あります。
──シンプルで明確なものばかりですね!番号が振られていますが、数字に優先順位などなにか意味はあるのですか?
小濱:優劣はありません。時と場合によって、当てはまるクレドも変わってくると思うので。
ただ、順番は大事だと思っているので、1番から取り組んでほしいとは思いますね。
──ちなみに、1番目である「ベクトルを合わせる」については、どういった意味合いを込めているのでしょうか?
小濱:各ページには、ちょっとした補足の文言も記載されています。まず、「ベクトルを合わせる」のページに書かれている言葉を載せますね。
“「何」をやるかではなく「誰」とやるかが重要。
組織のビジョンに共感した人を集め力強い組織を創る。
判断基準は「個人のやりたいこと」ではなく
「組織が成し遂げたいこと」で考える。
迷うときは違いを認め合い言葉を重ねることで未来を創る。
仕事の成果=能力×情熱×考え方
シナジーにとって大切なのは人材ではない。
方向性の合った人材こそ財産である。”
シナジーでは、採用において「誰」と働くか、ということを最重要項目として考えています。
まずはビジョン、向かう方向性を理解してもらい、共感してくれる人と働くことを大前提で考えています。
そして働いていく中で組織のビジョンを見失うことのないように、コミュニケーションをとりながら、みんなで同じ方向を目指して進んでいこう、という意味合いのクレドです。
──各ページに補足も記載してあるのですね。これなら解釈に困ることもなさそうです。ちなみに、小濱さんとしてはどういう時にこのクレドを使ってほしいとお考えですか?
小濱:何か判断に迷うことがあった時に、立ち返る時に使ってほしいですね。
ちなみに、毎週の朝礼でクレドを1つ取り上げ、実際に自分がどう行動できているかを持ち回りで発表しています。
──毎週誰かが発表してらっしゃるんですね。社員の方はどのような場面でクレドを確認するのか、具体例もお聞きしてみたいです。
小濱:社員に聞いてきたので、2名分紹介しますね。まずはHさん。
それから、Tさん。
──形骸的なものでなくて、実際に社員の行動の指針になっているのですね。
小濱:そうですね。社内に飾っていたり、朝礼で見たり何度も見ることで、社員も意識してくれているのではないでしょうか。
以前と比べて、自走力があったり、変化に適応できる人が増えていると思います。
──シナジーの行動指針、クレドについてお聞きすることができました。ありがとうございました!