こんにちは🇰🇭
2024年3月-4月の約5週間、Sunrise Japan Hospital Phnom Penh(以下SJH)でIT部門でインターンをさせて頂きました、愛媛大学医学部6回生の野村珠優と申します。大学の春休み期間を利用してカンボジアのプノンペンに滞在しました。
臨床医としてのキャリア以外の選択肢も考えておきたいと、(漠然と)思っており、インターンを探していたところ、こちらの募集を見つけました。カンボジアに長期滞在できることも魅力的だと思い、応募に至りました。
半分以上、カンボジア旅行記になりそうですが、良かったら読んでいってください😌
【活動内容】
明確にやってみたいことがあった訳ではなかったので、リハビリ、医事課、看護師の方々にヒアリングを行いながら何をするか検討していきました。今回は、リハビリ部門で、患者さんや患者さん家族、そしてPT(理学療法士)の勉強をする方に向けたストレッチ動画、エクササイズ動画の作成をしました。
・OPDエクササイズ:週に1回、患者さんの外来の待ち時間を使って行っている、エクササイズイベントにも参加させていただきました。患者さんの悩みに応じたエクササイズを提案してみんなでやってみたり、個別のリハビリセッションを行っています。自分が想像していたよりも人が集まって驚きました。
▽OPDエクササイズの様子
カンボジアの方々は自国の医療をあまり信頼していないらしく、タイやベトナムに手術を受けに行って、フォローアップだけSJHのリハ科で、みたいなことがざらにあるそうです😳
そのほかにも、スタッフの残業時間のグラフ化や、Chat GPTを使った看護師のシフトの自動作成など、院内の業務改善に関わるような仕事にも挑戦させて頂きました。
また、ボランティア等で様々なイベントに参加したり、Sunrise Medical Center Sen Sokの見学に行ったり、他の病院の視察に同行させていただいたりもしました。
▽小学校の健康診断
▽Wing Bank Health Fair (企業の健康イベント)
▽シアヌークビルマラソンの救護ブース(次来る際は出場したいです)
【カンボジア生活】
実は今回の滞在の数ヶ月前にも約2週間ほどカンボジアに来ていて、こちらでの生活に対する不安は特にはありませんでした。気候がずっと夏なので暑いですが、個人的にはすごく過ごしやすかったです。メインの移動はトゥクトゥクで、慣れてからは自転車で通勤したりもしていました。
今回の滞在はクメール正月が重なっていたので、シェムリアップ(アンコールワットのある都市)に行って水かけ祭り(?)にも参戦してきました。また観光で来るなら、この時期を選びたいと思うくらい楽しかったです。
▽アンコールワットの朝日
▽みんな水鉄砲やバケツ、ホースで水をかけてきます。戦争でした。(しっかり水鉄砲買いました)
ちなみに、クメール料理の中では、マーケ部門の方に教えていただいた揚げバナナがダントツで美味しかったです。
お別れシーズンだったこともあり、滞在4日目でいきなり送別会のディナークルージングや、病院の屋上でパーティがあったり、飲みに連れて行っていただいたり、ご飯に行ったりと、5週間とても楽しく過ごさせていただきました▼
まだまだ医療システムや設備は発展途上ですが、これから新しい診療科を導入していく病院もたくさんあるでしょうし、日本の医師免許で医療行為ができるということで、医師としてのキャリアを考える上でも、選択肢が一つ増えました。
最初の頃は全然聞き取れなかった朝カンファレンスでのカンボジア英語も、数週間もすれば慣れてきますし、スタッフの皆さんも気さくに話してかけてくださります。自分のやりたいことベースで好きなことをやらせていただける、こんな環境なかなかないと思います、とても充実した日々を過ごさせていただきました。
5週間を通してお世話になりました、吉見さん、関わってくださったスタッフの皆様ドクターの皆様、本当にありがとうございました!
▽Svang DaraでLok Lakを食べる日々with吉見さん