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マーケティング部門でのインターン体験記

初めまして、こんにちは。
現在、茨城県内の大学で看護学を学んでいる笠原葉子と申します。

2023年4月~5月の中旬の間、サンライズジャパン病院のPR・マーケティング部門でインターンをさせていただきました。

インターンに参加したきっかけ

私がインターンに参加したきっかけは将来の進路選択について悩んでいたことです。

大学入学後、看護学生として日々課題や実習に追われる中で、
「看護師になってやりたいことってなんだろう…」
「このまま看護の道に突き進んでいって良いのかな…」
「看護師として働くこと以外の他の選択肢を知りたい…」
といった思いを抱えていました。

そのような悩みを抱えていた時、社会人の友人から看護とは別分野でのインターンの参加を勧められました。
その時、看護学生である私にも他の大学生と同じように、自分が選択した会社で就業経験を積む機会があるのだということを再認識し、インターンについて調べていきました。

そんな中、偶然にも東京でサンライズのカンボジア人スタッフの方と出会いました。その出会いが運命のように感じられ(?)サンライズのインターンに応募することを決めました。

マーケティング部門を選んだ理由

私はもともと医療の社会的な側面に興味を持っており、マーケティング部門では、看護とは異なる視点で医療に関わることができることに魅力を感じました。特にカンボジアという異国の地で、どのように病院の魅力をアピールし、患者さんの信頼を得ているのかについて興味が湧き、それを知るには自分自身の目で見て感じ、経験したいと考え、マーケティング部門でのインターンを希望しました。

また、将来的には世界のどこにいっても通用する人間になりたい、という野望もあり、グローバルな視点で医療に関わることに興味がありました。そこで実際に海外で働く日本人の姿を目にすることで、自身の意欲をさらに高めることができるのではないか、と考えました。(実際にカンボジアに渡航して、サンライズで働く沢山の日本人スタッフの方々の活躍を目にしました。異文化を受け入れ尊重しながら自分の意見や考えを主張する、といったことを実践されていたのが印象に残っています。)

今回のインターンで取り組んだプロジェクト

今回は、小児科の患者アクセス情報源の作成と発信について関わらせていただきました。マネージャーの中山さんに様々なアドバイスを貰いながら、プロジェクトの実施内容を決定し、渡航前から少しずつ準備を進めました。

実施計画

”カンボジアには、患者が気軽にアクセスできる健康もしくは病気情報のアクセス源が少なく小児科外来で同じことの説明をする機会が多い。”
という現状を踏まえて、
患者家族が気軽に欲しい情報にアクセスできる情報源を作ることにより、患者家族も安心し、かつ外来運営も効率よくなること”、を目標としプロジェクトを計画、実行、評価しました。

実施内容

期間中、患者家族が知りたい病気・健康情報提供の内容の決定や掲載方法の決定、資料の作成、評価を行いました。特に、患者家族が必要とする情報を収集し、それを具体化して掲載することに重点を置いて準備を進めました。

具体的には、小児科外来の待合室で、患者の家族に対して子供の病気・子育てに関する不安や疑問についてのQRコードを使ったアンケートインタビューを行いました。また、医療スタッフがよく受ける患者家族からの質問内容についても調査しました。

小児科スタッフに行ったアンケート結果(一部抜粋)

アンケートの集計結果から、

・子どもの病気・症状とその対処法
・子育て
・子どもの成長・発達

について情報提供を行うことを決定し、今回は、小児科の医師の方々がこれまでに作成した資料をもとに再構成して、資料やチラシの作成を行いました。

作成資料の評価

作成した資料をGoogle FormにまとめQRコード化し、小児科外来に訪れた患者家族の方々に実際に使用していただきました。患者家族の方々には使いやすさやデザイン、内容について意見をいただきました。


↑ フィードバックの際、実際に使用したチラシ


↑ 配布したFAQの表紙

実際にインタビューをした結果、多くの方から資料デザインや構成についてポジティブな意見をいただくことができました。

一方で、多くの保護者が子どもの健康や子育てに関して多くの疑問や不安を抱えていることを再確認しました。また一部の保護者の方々の中から、普段から子どもについて不安を抱えているけれども、相談できる相手がなかなかいない、気軽に相談できる場がないという声も挙がりました。

そういった状況で、病院が適切な健康・病気情報を積極的に発信することは、患者の不安解消、意識向上に役立てられ、且つ病院の認知度や信頼性の向上につながると考えられます。
特に子育てに関する情報提供では、一つの正解や方法論に固執せず、多様な意見やアプローチを紹介することが病院に求められていると痛感しました。

挑戦できる環境

上記のプロジェクトを実施した際、執筆した資料や自身の行動に対して適宜フィードバックをしていただきました。何か業務で行き詰ったことがあったらすぐに相談できる環境だったため、課題点の再認識に役立てることができました。サンライズジャパン病院は部署ごとの垣根がなく全体的にオープンな雰囲気だったため、インターンである私も快適に過ごすことができました。

そして、なによりもインターンという立場でありながら大きな裁量を持ち、自身の担当する業務においては積極的に企画の立案から実行まで幅広く任せていることも非常に魅力的だと思います。やりたい、挑戦したいという声に必ず耳を傾けてくれます。

反省

恥ずかしながら、私は
”サンライズで○○に挑戦したい。☐☐を成し遂げたい。”
という具体的な実行計画を持たず、
単純に面白そう、行ってみたい!という漠然とした気持ちだけでインターンに参加してしまいました…
(前の文章で、マネージャーの中山さんからアドバイスを受けたように書きましたが、実際にはほぼ100%プロジェクト内容を提案していただきました。)

もっと丁寧に自分の想いややりたいことや、悩んでいること、目標などをしっかり伝えるべきだったな、と反省しています。
ですので、これから参加される方は限られた滞在期間で何ができるか、ということについて少しでも考えてみることをおすすめします。そうすれば、一日一日をより有意義な時間にすることができるのではないでしょうか。(自戒を込めて…)

その他いろいろ

その他にもインターンの一環として、Phnom Penh市内のイオンモール2にオープンしたSunrise Medical Centerの記念式典に参加させていただいたり、マーケティングの会議に出席させていただいたり、院内での脳外科セミナーの準備に携わらせていただいたりと、毎日貴重な時間を過ごさせていただきました。



↑ Sunrise Medical Center 記念式典の様子

また休みの日には、シェムリアップに旅行したり、地元のマーケットを訪れたりしました。特にクメール正月(カンボジアの旧正月)の期間中の水かけ祭りは本当にクレイジーで、良い思い出です。



↑ シェムリアップにて

最後に

私にとってサンライズのマーケティング部門でインターンをすることは、看護職以外の形で医療にかかわることや、カンボジアの医療事情について学ぶ貴重な機会でした。また、同時に自分の志向や今後のキャリアを改めて検討することもでき、本当に参加してよかったと感じています。

カンボジアという国についても、実際に行ってみると、毎日毎日新たな出会いや発見、気づきがあって、それらはいつも私を刺激してくれました。私はまだ世界のことを全然知らないんだなと、気づかせてくれました。

最後に、このインターンは何かやりたいことがある、挑戦したいことがある、という人にはぴったりの機会です。

ぜひ、飛び込んでみてください。
きっと、そこには素敵な出会いがあるはずです。

拙い文章となってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

オークンチュラウン!(ありがとう)






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