キャラクターの設定画に基づき3D化をします。今回は1万ポリゴン程度のゲームにおけるリアルタイム表示用モデルとして制作を進めていきます。
ご覧のように限定された資料だけでも、デザインのご提案をさせて頂きながらお客様が望むスタイルを構築していきます。
モデリング【実働工数:10日】
ややハイレゾのゲーム用リアルタイム表示データを想定して制作の目途を付けます。
目と口は動きを制御できるように形状で制作。フィギュアに見られる特徴的なルックと共に全体を整えていきます。
テクスチャー制作【実働工数:10日】
UV展開をしてテクスチャー画像を制作していきます。
ライトを使用しないシェーダーを想定、陰影を描き込み、各パーツのディティールを描き込むよう設定しています。
モーション制作【実働工数:5日】
バレエのようなターンをしてキメポーズをする動きを演出・設定しました。
髪・ジャケット・肩章・マントが稼働します。肩のマントは垂れ物として最小限の動きが出来る程度に留めています。
①前挙動→②1回転→③キメポーズ→④待機ポーズに戻る
完成モデル
ポリゴン数:11,080ポリゴン
テクスチャー:3枚(全身・顔・髪) 2,048×2,048(実際は1,024×1,024で使用)
ボーン・リグ構造:低ポリゴンデータに適したセットアップを施しています。
制作者のコメント
●こだわったポイント
ゲームを想定した際、ユーザーに違和感を持たせないようリアルな構造を意識しつつも、どの角度から見ても2Dイラストの印象に近づくように調整すなどしてキャラクターのイメージを気にしながら制作しました。シルエットにポリゴンを割いて、ローポリゴンに見えないように工夫をしました。
●大変だったところ
リアルに寄せる箇所とイラストに寄せる箇所のルックのバランス調整に苦戦しました。
●今後の仕事につなげたい事など
リアルな構造を意識すること、キャラらしさを残すことに気を配りながら引き続き制作に臨んでいきたいと思います。
●最後に
ゲーム業界で3Dデザイナーとして活躍している方、3Dデザイナーを目指している方、サンバードで一緒にお仕事をしませんか?
ぜひお話ししましょう!ご応募お待ちしています。