エンジニア・ワーホリを経て森の国へ。新しい世界への探究心が尽きない彼が成し遂げたい事
こんにちは!サン・クレア人事チームの伊田です。
サン・クレアでは、3月に愛媛県松野町に「水際のロッジ」をオープンします。
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今回はそのオープニングスタッフである、大室さんについてご紹介していきます!
エンジニアを経験後、ワーキングホリデーでオーストラリアへ。アクティブで熱い思いを持つ大室さんに、これまでの経験やこれから成し遂げたい夢について、インタビューさせていただきました。
◼︎大室秀貴
自身の旅やワーホリの経験から、日本の地方の魅力を世界に発信したいと思っていたところご縁があり、19年10月にサン・クレアにジョイン。前職はSEのためTech系に少し強い。将来はブルワリー兼ゲストハウスを開くのが夢。
新しい世界へ飛び込みたい、エンジニアを経てオーストラリアへ
-まず前職についてお伺いできればと思います。
大学卒業後、システムの受託開発の会社に入社し、約1年半勤務しました。チームを組んでお客様から頂いた案件を請け負って、システムを作成していましたね。特に学生時代は理系だったわけではなく、未経験の分野でしたが就職して一から学びました。
-その後、ワーキングホリデーでオーストラリアに行かれていますよね。その経緯についても教えてください。
もともと海外志向が強かったんです。就職活動をしている際も、商社やメーカーなど海外と関わりが持てる仕事も探していたんですけど、縁がなくて。結果としてエンジニアとして働くことになりました。
いずれは何かしらの形で海外へ行きたいという思いがあったので、比較的早いタイミングではあったんですけど、ワーキングホリデーで海外へ行くことを決心しました。
-海外志向というワードが出ましたが、海外へ興味を持つきっかけがあったんですか。
もともとサッカーをやっていて、小学校くらいのときサッカー漫画を見ていたんですね。海外へ旅立って、一人で新しい土地で頑張っていく主人公の姿を見て、新しい文化に触れる面白さっていうのを感じました。
あとその頃、海外の内容を取り上げるようなテレビ番組も目について、どんどん興味が湧き出てくるというか。自分の知らない世界への興味が湧いてくる少年だったんだと思います。
新しい世界に飛び込むことへの恐怖がないので、いい意味でネジが外れているのかも。(笑)
-海外も様々な国を回っていたとお伺いしました!そのエピソードもお尋ねできればと思います。
大学1年生のときから、海外へはバックパッカーのような形で足を運んでいました。今まで20か国くらい回りましたね。最長1か月、後は2〜3週間くらいで旅をしていました。
一番印象的だったのはインドですかね。ちょうど足を運んだタイミングも大学3年の夏で、ちょうど就職活動を始める直前だったんです。よくインドに行くと人生観が変わるっていうじゃないですか。自分にとっても大事な時期、このタイミングで行くのも面白いかなと。
インドで受けた印象としては、とにかく人の熱がすごいんですよね!大声でいろんな声が飛び交ってて。(笑)純粋に人が多いっていうのはあるんですけど、生きているパワーみたいなものを感じましたね。それでいてみんな楽しそうですし。東京でも人は多いですけど、電車の中で辛そうだなーっていう人もたくさん見ていたし、それと比べて生命力を感じた。
あと大学のときは国内を自転車で旅するサークルにも入っていて、自転車で国内も回っていました。
大学生の時は、国内外問わず様々な場所に足を運んでいましたね。
-話を戻させていただいて…。オーストラリアでの生活についても詳しく教えてください。
オーストラリアでの生活はブリスベンからスタートしました。いろんな人とコミュニケーションをとって、英会話の能力・コミュニケーション能力を伸ばしたかった。あえて厳しい環境に身を置きました。
最初はシェアハウスに住んでいて、アルバイトもしようと思ったんですけど、英語力でギャップがあった。雇われるレベルではなかったんでしょうね。結果として、雇われなかった。
そこから方向性を変えて、ホームステイでお世話になることにしたんです。
労働力を求める農家や牧場の方と、労働力を提供できる人材を繋げてくれるWWOOF(ウーフ)というNGO団体があって利用させて頂いてました。
自分は農業を手伝う代わりに、住環境や食事を提供してもらっていましたね。
だいたい2〜3週間くらいお世話になって、次の家庭に行かせてもらう。5家庭くらい行きました。
向こうでは無農薬で農業をしていて、オーガニックにも関心が高い。そのへんの知識は身についたかなと思います。
自分の畑を持っている人も多く、日本よりも広大な規模で家庭菜園をしていて、野菜や果物など自分たちの食べ物を作っていました。
自分たちが食べる物を自分たちで育てて、周りの人にも分けたり交換したりっていうのも盛んでしたね。
自分が手伝った家庭も、仕事として農業をしているのではなく、自分の生活のために食材を育てているという家庭でした。
約6か月ほど、オーストラリアには滞在していましたね。
-そこから日本に戻ってくることになったのには、何か理由があったんでしょうか。
いろいろな環境で生活して英語力の伸びは実感していたんですけど、喋れるようになったとしても、喋りたいものがそこまでなかったんですよ。
それを作る方が今の自分には必要かなと思って、そこで一度日本に戻ってそこをはっきりさせたいという思いがありました。
自分が主となって地方から素晴らしい日本の魅力を発信したい
-帰国後、サン・クレアを知った経緯を教えてください。
学んだ英語を活かせる仕事は視野に入れつつ、東京で転職活動をしていたタイミングで、人事の栗田さんからWantedlyでスカウトメッセージをいただきました。そのメッセージでグッと引き込まれるところがあって、すぐにSkypeで面談させてもらいました。これからどういったことをやるのか伺い、自分の意志も伝えさせてもらって。自分の心が動きましたね。
もともと宿泊施設は就職先として見てはいなかったんですけど、新しく一からホテルを作るという話しを聞いて、直感的に面白そうだなと感じました。
あと自分は割とお堅いところが苦手というか…。(笑)
カジュアルな雰囲気や環境というところも、合っているなと感じました。
エネルギー系の分野にも興味は持っていて転職活動の際も頭にはあったんですけど、仕事としては自分が楽しめるものの方がいいなと思って。お客さんとのコミュニケーションだったり、新しい出会いがあるところの方がいいのかなと。
-最終的にサン・クレアへの入社の決め手になったのは何だったんですか。
サン・クレアのミッションである、「地域から魅力を発信する」という部分が、自分の考えと一致したことですかね。
外に出たことで、日本人としてのアイデンティティがあるんだなっていうのを感じたんです。自分が主となって、地方から素晴らしい日本の魅力を発信したいと思いました。
日本の地方って魅力あるところなのに、掘り起こされていない部分がある。海外の人はもちろん日本の人にも魅力を発信して、日本をもっと明るく盛り上がらせたいなって、ワーキングホリデーに行って思いました。
それに自分は東北出身で西日本は知らないことも多いし、西日本を拠点にすることで新しい地域性を知れる、日本全体のことを知れる機会にもなるのではないかと思いましたね。
あとは栗田さんを始め、サン・クレアの皆さんと、このチームで一緒に働いてみたいと感じたことも大きかったです。
-実際にサン・クレアの一員となった今、感じていることを教えてください。
前職と比較すると、スタッフも含め圧倒的にコミュニケーションの量が多い。サービス業という業務内容もあるとは思うんですけど、人と人との関わりあいが濃いということを日々感じています。
あとは、サン・クレアにいる人たちはバックグラウンドが様々で、多様性があって人の面白さという部分は強いですかね。全国各地から人が集まってきていて、雑談ベースでもいろんな話が飛び交いますし面白いですね!
さらに今はビジネスホテルから、地域の魅力を発信するホテルを作るという変化の時期。変化の中にはもちろん痛みもあるとは思うんですけど、貴重な時期にここにいることができて、みんなと一緒に仕事ができるのは刺激的だし、「仕事ってこんなに楽しくできるんだな」と日々感じています。
これから軌道に乗せるところも重要ですし、自分たちが作っているものがお客様に伝わって広まっていくのが、自分の中で描ける部分があるので、楽しみですね!
-これからどんなホテルを作り上げたいですか。
自分から歩み寄って、自分自身がハブになるというか、お客様同士の繋がりが生まれたらいいなと思いますね。非日常を演出できる場所や環境だと、新しい繋がりができやすいと思うので、この部分は自分が作ってあげたい。
あとは新しい学びや人生観が変わるとまではいかないかもしれないですけど、旅という非日常の空間の中で、新しい発見を持ってまた日常に戻ってもらえたら。
来たことで変わるというか、変化を加えてあげられたら嬉しいですね。
-サン・クレアという枠を超えて、ご自身の人生において実現したいことも教えて下さい!
いずれは自分でビールを作るブルワリーを立ちあげたいっていうのがあって、それと併設してゲストハウスを作りたいですね!地域の人と外から入ってきた人との、コミュニティの場をゆくゆくは作りたい。
僕、ビール党なんです。(笑)大学生のときからビールの魅力にどっぷりはまっちゃって。お酒の中でもビールは敷居が低くてカジュアルな飲み物だと思っていて、そこから生まれる繋がりとか化学反応みたいなものがあるんじゃないかな、と。
歴史・政治・科学・もちろん食もですし、ビールっていろんなものが詰まっていて、すごく魅惑的なものだなと感じてます。それを媒体としてやってみたいなという思いはありますね。
-最後に大室さんが感じる、サン・クレアに合った人材像を教えていただきたいと思います。
固定観念がなく、オープンで柔軟に対応出来る方。あと新しいことにチャレンジするのに抵抗がない方、苦しい部分も楽しめる方っていうところですかね。
そういった価値観を持つ方は、今のサン・クレアにマッチするのではないかと思います!