スタイル工房社員インタビュー、第1回目は設計室の植田純子さん。SEから1転、建築の世界へ入り、貪欲に学び続ける彼女に住まいづくりの楽しさ、これまでの道のり、今後の目標について聞いてみました。
どうせ働くなら好きなコトを
植田「もともと建築は好きだったけど、学生時代は深く考えてなくて。エスカレーターで行った大学に建築科が無かったので、工学部を出てSEになったんです」
新卒でSEになったものの、嫌いではないけれど好きでもない。目標となる先輩もおらず、この仕事一生続けていくの?という疑問が生まれたという植田。悩んだ末、まずは好きなコトをしてみよう!と退職、ワーキングホリデーでカナダへ留学。そこで気付いた自分の「好き」なこととは?
植田「カナダではインテリアを仕事にしている人と出会ったり、普通の人でも自分たちで自分の家のインテリアを色々工夫してやっているのを見て、なんていうか生活が豊かだな。と。で、こういう仕事がしたいなー。って思って、帰国してから学校に通い始めたんです。でも色々な建築家の作品を見るうちに、自分がやりたいことを実現するには建築から勉強しないと意味ないなって気付いて」
植田「空間そのものを作っているのは箱で、その空間によって感じ方が違うことに衝撃を受けたんです。それはインテリアでは実現できない。こういうのをやるには器=箱からやらないと出来ないんだろうな。って」
設計事務所からスタイル工房へ。リアルな住まいをお客様と共につくりたい
そこから改めて建築の専門学校に通い、設計事務所に入社。地元関西から関東へ移動することになったタイミングで出会ったのがスタイル工房だったそうです。
植田「設計事務所も面白いんだけど、設計事務所って建築家の先生ありきで、その色が好きなお客さんが依頼に来て、先生の色で設計をしていく印象…。わたしはそんな風に自分の色で提案をしたい。というのが無くて、どちらかといえばお客さんがいいというものをより良い形で提案する。そんな仕事がしたかったんです」
お客様の暮らしに寄り添い、お客様を中心にしたチームで住まいづくりをしていくスタイル工房の仕事の仕方に共感を受けたのが入社の理由の一つだと当時を振り返ります。
植田「リフォーム自体をやったことが無かったので、勉強にもなるかな。と。あと、ただカッコいい家づくりじゃなくて、なんというか…親しみやすい?背伸び感が無くて、生活にそったリアリティのある空間作りが出来るのがいいな。とも思って入社を決めたんです」
アシスタントとして入社し、プランナーになりたい!という目標に向かって歩み始めたものの、現場のことが分からず落ち込むことも多かった日々、それでも目標に向けて夢中で進んできたといいます。
植田「現場のことをこんなに知らなきゃいけないんだ。全然分からない。と愕然としました。工事部(施工管理)からも怒られたりして、めちゃめちゃ落ち込んで。けど、とにかく3年くらいは修行だな。と思って、夢中でしたね。ひとつひとつのプロジェクトを終えることに必死で。とにかく勉強して、知識つけて、現場のこともちゃんと分かった上で提案できるプランナーになりたい!という一念でした」
入社後、プランナーを目標に夢中で仕事をしていたという植田。後編ではその後の道のりと彼女の現在の挑戦について引き続きインタビューします。
スタッフインタビューVol.1 後編に続く