小さな会社だった1800年代から、現在のグローバル企業になるまで。
2010年にThe Stanley WorksがBlack & Deckerと統合したとき、それはまだグローバル企業をつくりあげるための一歩でした。
その時すでに、The Stanley Worksはアメリカ以外の国からの販売が半分近くに及び、国際的な存在感を示していましたが、Black & Deckerとの統合により、強力な国際ブランドと販売チャネルが加わり、世界的な市場シェアを拡大することができました。
1843年を創業の起源とするThe Stanley WorksとBlack & Deckerは、小さなボルト製造・設計技術工場から、2017年には売上高約130億ドルのグローバル企業にどのように変身したのでしょうか?
1890年代、創業50年を迎えたStanley Worksは、カナダに一軒の輸出代理店を構えていました。彼らはさらに遠くへ進出することを切望し、ついに営業専門部署を設置しました。当時CEOであったGeorge Hart氏は、ニューヨークに輸出事務所を設立し、中南米、ヨーロッパ、オーストラリアなどに大きな貿易を展開しました。
1914年、Stanleyはオンタリオ州ハミルトンに製造工場を購入しました。この工場が成功したため、冷間圧延工場を併設し、スタンレー・スチール社(The Stanley Steel Co. Ltd.)を設立しました。
またStanley社は1937年にイギリスのシェフィールドにある工場の経営権を購入しました。戦時中はその施設の拡張を中断していましたが、1946年に残りの3分の1の施設を買い取りました。
その後、エクルズフィールドとウェールズのカーディフに製造拠点を設け、他の世界市場にも積極的に進出することができました。創業から100年以上経った現在、Stanleyはドイツ、イタリア、メキシコ、ブラジル、コロンビア、グアテマラ、オーストラリアに拠点を構えています。
ソ連崩壊後の1991年、スタンレーはポーランドの製造会社2社と合併し、Stanley Tools Polandを設立しました。
コネチカットの多国籍企業の中で、東欧諸国に最初に施設を開設したのは同社でした。
2005年、Stanleyは1918年創業のフランスのハンドツールメーカー、ファコムを買収し、ヨーロッパ市場へのアクセス拡大と優れたブランド力を獲得しました。
Stanleyは、すでに売上の30%を北米以外の地域から得ていましたが、5年後のBlack & Deckerとの合併までには、44%まで成長しました。
Black & Decker社の歴史もまた、国際展開への強い意志を示すものでありました。1910年に設立された同社は、1925年に輸出部門を開設し、1927年には最初の海外営業担当者を採用しました。その後半世紀にわたり、Black & Decker社は国際的な事業拡大と流通を続け、ヨーロッパ、南米、アフリカ、極東の40カ国以上で製造や輸出を行いました。
