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【社長インタビュー】日本初のデジタルエージェンシー「スパイスボックス」を立ち上げた理由と経緯

こんにちは、スパイスボックス・採用広報担当の阿久津です。

スパイスボックスは、設立から17年が経ちました。時代に合わせ形を変えていくスパイスボックスを見続けてきた社長の田村さんに、改めて立ち上げた当時の経緯や、これから考えていることなどをインタビューしました!

学生時代のお話や、「独立or起業」すると決めていた田村さんが、大学時代に事業を立ち上げるも、一度は広告代理店に入社し、数年してから今の会社を起業した理由についてもお伺いしました。


◆大学時代から事業を開始

ーー学生時代は、どんなことを学んでいたのでしょうか?

学生の頃は法学部に所属していたので、ゼミでは憲法について学んでいました。実は一瞬だけ弁護士を目指した時もありましたが、毎日熱心に大学に通うタイプではなかったので(笑)、弁護士の予備校に通いはじめたものの、司法試験に合格するための勉強量があまりにも多いことを知り、本格的にやり出す前から逃げたしてしまいました(笑)。ただ、3年生の時から自分で事業をしていたので、その経験が「起業したい」という意志に繋がっていたんだと思います。

ーー学生で事業を立ち上げるのは大変そうですが……どのようなキッカケがあったのでしょうか?

私には“師匠”みたいな人がいて、その方とはかなり歳も離れていたのですが、色々事業を展開されていて、人生のことも相談に乗ってもらう関係でした。エンタメ、メディア業界についても詳しい方だったので、最初はその方の会社に所属する形で、新しい事業をはじめました。

ーー具体的にはどんな事業だったのですか?

自分が幼いとき海外に住んでいたこともあり、周りに帰国子女が多かったので、50人くらいを束ねて、通訳・翻訳の人材派遣やアルバイトの事業を開始しました。海外のタレントさんと軽く会話をしたり、スポーツのイベントで選手に帯同するなど、細かな需要に応えることができました。クライアント側は比較的安価に通訳を頼むことができますし、こちらも学生にとって普段経験できないような通訳の仕事ができて、お互いにWin-Winな状態を築けていました。もちろん組織を運営する上では苦労もありましたが、「ビジネスとはなんぞや」を責任ある立場から学べました。

ーーそのまま卒業後も事業を拡大していくという選択を、なぜしなかったのでしょうか?

もちろん最初は考えたのですが、せっかくなら「大きい会社」に入って、外の世界も見てみたいなと思ったんです。ただ、広告業界に絞ったのはかなり早かったです。学生時代にファッションやスポーツのイベント、エンタメ系の仕事が多かったこともあり、メディアの方との接点も多く、「おもしろそうだなぁ。楽しそうだなぁ。」と感じていたからですね。

ーービジネスを自身で手掛けていたからこそ、大きい会社にも所属してみたいという気持ちになっていったのでしょうか。

そうですね。大きい会社や組織で自分がどう頑張れるのか、どう仕事がをできるのか見るいい機会だなと考えていました。だから5年くらいで辞めるつもりで就活をしていました(笑)。


◆新卒で大手広告代理店の営業に

ーー実際に入社された博報堂では、どういうお仕事をされていたのでしょうか?

最初は、営業職として企業の海外向け広告を日本で作る仕事をしていました。学生の頃から仕事をしていたこともあり、新人の時からどんどん積極的に仕事を作りたいと考えていたので、クライアントのキーマンに何度も懇願して、もともと博報堂は参加予定ではなかったコンペに入れてもらって、勝ち取ったなんて経験もあります。

ーー先程、「5年で辞めるつもりだった」とお聞きしましたが、11年ほど在籍された理由はなんですか?

5年目の頃には、何社か並行して比較的中規模の取り扱いがあるクライアントを受け持っていて、さまざまな仕事を経験しました。当時博報堂には5年経つとジョブローテができる人事制度があったので、今よりも規模の大きい扱い、案件を受け持つことで、新たな経験をしたいと考えていました。

実際に大手自動車メーカーの担当になったのですが、全国規模で人脈が広がり、より大きな規模の業務経験を積めたと思います。

ーー博報堂での11年間、仕事以外ではどのように過ごしていましたか?

入社してすぐ社内のサッカー部に入りました。体育会系で元Jリーグの選手もいて、自分にとってかなりレベルの高い環境でサッカーをするのが楽しくて、土日も会社に行く時間より早く起きて、朝8時半から千葉のグラウンドで試合をしていました(笑)。サッカー部の先輩後輩とは飲みに行くことも多かったので、他部署との交流が生まれ、色々なことを教われていい経験になったと思います。サッカー部引退後はサーフィンやゴルフも始めたので、当時も今も休みの日はとにかく動き回るタイプですね。


◆起業をするのは「今しかない!」と思った

ーー博報堂を退社した2001年頃にはサイバーエージェントに転職されていますが、こちらはどのような経緯だったのでしょうか?

2000年以降、インターネット業界やベンチャー企業が注目されるようになっていった中で、ご縁があってマネジメント層への転職の機会がありました。博報堂にいれば営業として現場での経験は積めますし、人脈も増えていきますが、経営面や組織のマネージメント分野にも関心が出てきて、いずれ独立、起業することを考えたときに、早い段階で経営、マネジメント面も経験ができるベンチャー企業への転職を決めました。

ーースパイスボックスの起業は、どのようなきかっけだったのでしょうか?

クライアント目線で見たときに、デジタル領域において戦略部分からクリエイティブ〜メディアまでワンストップで扱える会社のニーズがこの先増えていくと考えていました。というのも、当時のデジタル領域は、戦略性やクリエイティブ要素よりも、いかにクリックされるか? コンバージョンはどのくらい出るか? というインターネット広告運用業務が大きなウェイトを占めている時代だったので、将来クライアントから求められるデジタル領域のワンストップ対応ができる会社をつくり、広告業界自体を変えたいという思いが芽生え始めていました。マス広告とインターネット広告のそれぞれの特徴を理解した上で、両方の良さをあわせ持ったエージェンシーが求められていると考え、日本初のデジタルエージェンシーの起業を決意しました。

ーースパイスボックスという社名に込めた想いはなんですか?

きちんと思いが込められていて、かつ温かみのある言葉にしたいと創業メンバーで話していました。いろいろなワードを出し合った中で、単語として「スパイス」が出てきたんです。広告業界に新しい趣や良さを添える存在としてのスパイスや、集まるメンバーが持ついろいろな特徴や経験、強み=スパイスが混ざり合うことで、よりよいアウトプットが生まれるという意味で「スパイス」に惹かれました。

「ボックス」にも、会社という器と、箱をカラカラ回すと何かしらの解が出てくる2つのイメージを持っています。以前のロゴは、そんな意味を込めたデザインになっていました。


ーー当時から「スパイス」を持つ人を採用しようと意識していたのでしょうか?

起業当時は、経験者を中心とした中途採用に力を入れていましたので、ウェブの制作会社で経験を積んだ方や、インターネット広告運用の経験者、もしくはデータ分析ができる方など、主にスキル面を見て採用していました。ただ、その中でも人柄や内面は重視していましたので、会話の内容や、コミュニケーションの仕方から、誠実なところがあって一緒に仕事をしたいと思える方を採用していきました。

採用基準は今でも大きくは変わらないのですが、新卒の場合はポテンシャルでの判断になってしまう面も大きいので、趣味や日常生活の領域でも、なにか“トンガリ”がある方や徹底的にやり切っている方、または一点突破な要素を持つ方を評価しています。仕事においても、グッとのめり込んで熱中する力や、探究していく力が求められていると思います。

◆今のスパイスボックス。これからのスパイスボックス

ーー創業して17年が経過し、他にも同じような事業を展開する会社が増えていますが、スパイスボックスの強みはどこにあると考えていますか?

SNSのデータを分析・活用できる点は強みだと考えていますし、もっと業界内で顕在化させていきたいです。人材面では、個々の仕事に対する責任感が非常に強いと同時に丁寧なコミュニケーションを常日頃こころがけている社員が多いと自覚しており、実際にお取り引きをしている企業や、パートナーからもその点を評価いただくことが多いので、引き続き会社のカルチャーとして伸ばしていきたいです。

ーー今後、成し遂げたいことや目標、そのために伸ばしていきたい領域などはありますでしょうか?

創業メンバーと掲げた「業界自体をいい方向に、先駆けとして変えていきたい」という想いは今でも変わっていないので、引き続き大切にしつつ、まだまだ変化の激しいこの業界にしっかりと向き合っていきたいです。インターネット広告も健全性に向けて大きく変わろうとしていますし、SNSの重要性は益々高まってくると思いますので、新しい取り組みを自分たちが率先して行ない、業界や社会に対してもっと貢献できるよう事業を推進していきます。

また、SNSのデータから把握できる実態やイシューを重要視しつつも、生活者は気持ちによって動く部分も大きいので、その時その時に合わせた情報設計ができるよう、私たちは常に世の中の変化には敏感でありたいと考えています。

ーー新たに挑戦したいことなどはありますか?

SNSを活用したマーケティングはまだまだ予算が大きくなく、スケールしにくい領域でもあるのですが、一方でSNSは企業にとっても生活者にとっても大切なプラットフォームになっていますので、業界のビジネスモデルを変えられるような挑戦をし続けたいですね。

◆就活生や求職者へのメッセージ

ーー最後に伝えておきたいことなどはありますか?

採用の面接をしていて思うことは、もっとたくさんの情報を仕入れて、自分で考える癖をつけてほしいということです。受けている会社の事業内容や扱う商品、そこで働く人、報酬面、業界内での評価など、挙げればキリがありません。そして志望企業だけでなく、競合にあたる会社まで、いろいろな情報を収集し、比較分析することも重要だと思います。ただ、考え方や価値観は、その人によって変わりますので、正解や不正解はありません。存分に調べてほしいです。そうして志望動機を高めている方は、採用者側から見ても魅力的に見えるのではないでしょうか。存分に自己を表現できるよう準備していってほしいです!

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