株式会社スペサンの新卒内定者の高野です!!
今回は、COO(Chief Operating Officer)の小見山薫さんにお話を伺います!スぺサンでは経営陣と現場のメンバーの方々の距離が近いように感じるのですが、小見山さんはどんなことを意識しているのでしょうか?そしてスぺサンにはどんなメンバーが集まってきているのでしょうか?いろいろと聞いてみたいと思います!
ちょっと緊張しますが・・・がんばります!
主体的で、互いの意見を交換しながら議論できるメンバーたち
🎤:まずは、小見山さんの普段のお仕事内容について教えてください!
肩書きとしてはCOOを務めています。スペサンには、個人向けにオリジナルウェディングをプロデュースするHAKUと、法人向けに企業文化づくりをお手伝いするCultiveの2つの事業部があります。僕の仕事を簡単に言えば、この2つの事業部の責任者ですね。
🎤:各事業部では、小見山さんはどういった役割を担っているのでしょうか?
いろいろなことをしていますが、一番大切な役割は責任者として意思決定することです。チームで意見が割れて判断に迷っているときに「じゃあ、Aのプランで行こう」と意思決定すること、その上で判断の責任を負うことが大事な仕事です。
事業部ごとで言うと、HAKUでは、「これからどこへどうやって向かうか」という事業計画を描くことに振り切っています。現場で判断できることはすべて現場のメンバーを信頼して任せています。
対してCultiveはサービスが立ち上がって間もないので、クライアントの声を直接お聞きするために僕も積極的に現場に出ています。並行して事業計画について「ああでもない、こうでもない」とマネージャー陣とディスカッションを重ねるなど、現場とマネジメントの業務量の割合としては50:50くらいでしょうか。
🎤:メンバーとのコミュニケーションではどんなことを心がけていますか?
基本的には、否定しない、受け入れる、賞賛する、笑うことですね。ただし、「これは絶対に伝えた方がいい」と思ったことがあれば、言いづらいことでもまっすぐに伝えることも心がけています。
🎤:たしかに、スぺサンではチームの文化としても、互いにまっすぐに伝え合うことが多いとお聞きしました・・・!
スぺサンはそれぞれが主体的に考えて動いている組織なので、日常的に互いの主張をオープンにぶつけ合っています。僕は全体を俯瞰して見る役割から「現場ではAと言っているけど、自分からはBの方が良さそうに見えるよ」と伝えたり、逆に「薫さんはAと話しているけど、現場から見える景色ではBだと思います」と意見をもらったり。
それぞれの立場から見える景色を共有して、議論して、最終的に意思決定することはもちろん楽なことばかりではありませんが、イエスマンばかりのチームよりも、主体的なメンバーたちと働く方が絶対に楽しいですよね。だから僕はいまのチームが好きです。
1on1は一緒に悩む時間。多忙でも時間を確保するのはなぜ?
🎤:経営陣と現場のメンバーの距離感が遠い会社もあると聞きますが、スぺサンではいかがでしょうか?
組織のサイズが大きくなるにつれてどうしても両者の距離は生まれがちですが、僕らのような規模感の組織ではどこも基本的に近いと思いますね。ただ、社長がワンマン気質のために経営陣へ言いたいことが言えない空気感が漂うベンチャー企業はときどき目にします。あくまで僕が勝手に思っていることですが、スぺサンのメンバーは経営陣に対して「気になることがあるなら言わない方がよくないから、言っちゃえ~」みたいな距離感でいてくれている気がします(笑)
🎤:メンバーとの1on1にもかなりの時間をとっているとお聞きしましたが、なぜ対話の時間を大切にしているかも伺いたいです。
他の組織よりは時間を使っているかもしれないですね。先日も、とあるメンバーの目標設定の面談で2時間、振り返りで3時間くらい話しました(笑)。
なぜそこまで時間をかけるのかというと、現在のスぺサンの事業は単一のプロダクトを扱って特定のKPIを伸ばしていけばよいものではないので、目標設定や評価が非常に難しいからです。営業で100万円の売り上げを立てればOKのようなシンプルなものではないんですね。
これから事業を一人前にしていく途上で、経営から目標数字を一方的に伝えるというより、事業やチームへのインパクトを考慮しながら自分自身のモチベーションにも繋がるような目標を、対話しながら一緒に探し出したいと思っています。
目先の効率性を重視してこれを諦めてしまうと、スぺサンが大切にしたいことが壊れてしまう気がしていて。組織は人ですから。組織の向かう方向にメンバーが納得して全力疾走できる環境をつくることが大事だと思っています。
🎤:なるほど。1on1では、プライベートな話もしたりするんですか?
そういう話ももちろんありますよ。スペサン内での目標ももちろんだし、プライベートな相談とか、将来の夢を聞いたりもします。全てに応えられるかは分からないけど、みんなが叶えたいことのために会社を存分に使ってほしいと思うし、その糧となれるような会社に成長させなきゃなと考えています。
スペサンはまだまだ発展途上な会社なので、そこに集まってきてくれたみんなは "家族" だと思っています。いつかそれぞれの道に進むことがあっても、「あのときスペサンにいて良かったな」と思ってもらえるようにしたいですね。
「成長」って何のこと?スぺサンで身につくポータブルスキルとは。
🎤:スぺサンで働くことでどういった能力が得られると思いますか?
将来、どの会社に入っても通用するようなポータブルスキルが自然と身につく環境だと思いますね。例えばディレクターの仕事は、一口に「ディレクション」と言っても、カバーする範囲はとても広いです。ステイクホルダーを巻き込みながらプロジェクトを完遂させるために、資料作成、スケジュール管理、ゲストのフォロー、関係各所との金額交渉など、営業力や企画設計力だけでなく、Excelなどのツールを駆使する力なども求められます。そのため総合格闘技のように、様々な能力が鍛えられる環境ではないでしょうか。
もちろん、最初からそれらのスキルを身につけていなくても大丈夫です。メンバーも徐々に培っていますから、仕事を通して身につけてもらえると思います。
🎤:よく言われる「成長」って少し曖昧な言葉だと個人的に思っているのですが・・・小見山さんがスぺサンで成長したと思う方ってどういう人でしょうか?
採用の謳い文句で使われる「成長できます!」という言葉は僕個人としてはあまり好みません。僕の場合は、「成長」という言葉そのものよりも、自分がなりたい姿に向かって前進できているか、そして振り返った時に自分自身で変化を実感できるかということを重要視しています。成長曲線の描き方は人それぞれで、成長の実感も人それぞれなので。
そのためメンバーの面談でも一方的に「成長しなさい」と言ったことは一度もないと思います。「以前よりもできることの領域が広がっているから、これは言い換えればおそらく『成長』だけど、捉え方は君次第だね」という表現をよくしています。
あえてスぺサンなりに表してみるなら、クライアントや仲間からもらえる感謝、「Special Thanks」の量が増えることが、一般的に言われる「成長」に近いような気がします。感謝の量が増えるということは、それだけその人のできることが広がっているということですから。現場でお客様に一生懸命向き合っていれば、それは自然と増えていくものだと思っていますね。
ALL GIVERの集団だからこそ、ここからの飛躍に必要なこと
🎤:小見山さんから見て、スぺサンで働く方々にはどんな共通点がありますか?
みんな素直、そして仕事に対してまっすぐですね。言葉にしづらいこともストレートに伝えるし、逆に受け取ることもできるし。これまでの人生の中で、何らかの形で愛をちゃんと受け取っていて、 その愛を誰かに与えることの大切さを自然と体感しながら成長してきたような人が多い印象です。
『GIVE&TAKE』という本では、人を「TAKER」と「GIVER」と「MATCHER」に分けて定義しているんですが、それを読んだときにスぺサンは「GIVER」しかいないなと思ったんです。良くも悪くも「ALL GIVER」で構成されているチームだからこそ、ここから化けるかどうかは、いままさにチームとして試されているタイミングですね。
🎤:ここからさらにスぺサンが伸びていくためにどんな人が必要でしょうか?
スぺサンは表向きには優しくてやわらかい印象を抱かれがちですが、お客様の "幸せな瞬間" を自分自身の手で創り出すという意味では、「主役級」の気概を持った人たちばかりです。「お客様が主役で自分はただの裏方です」というサポーターではなく、お客様の喜びを生み出すという点において、自分が主役だという想いで動いています。それぞれの意思をぶつけ合うこともありますが、そのプロセスがあるからこそ、結果的にお客様が一番の主役になるような仕事が日々生まれています。
「GIVER」集団である僕たちがいまの「らしさ」を大切にしながら、さらに突き抜けていくためにも、「主役」の気概を持ちながら裏方の仕事ができる方に入ってきてもらえると嬉しいです。それはまさに、社名「スぺサン」の意味にも繋がる「Special Thanks」な人だと思います。
🎤:「Special Thanks」な人?どういう人のことですか?
それはうちの創業ストーリーとも絡んでくるので、ちょっと長くなりそうです(笑)。スペサンという会社誕生のきっかけとなった僕らの原体験と、その気持ちに共感してもらえるような人に来てもらいたいという気持ちなんですが・・・。
🎤:創業ストーリー!気になります!
では続きは次回記事にしましょうか(笑)。
🎤:ぜひ!というわけで皆さんも次回記事をお楽しみに!