1. はじめに
はじめまして、岸田です!
2026年5月1日、SORAMICHIにCXコンサルティング部のCXコンサルタントとして中途入社し、現在はシステムコンサルティング部でPMOとして働いています。
2. これまでのキャリア
早稲田大学の文学部に入学すると同時に俳優業をはじめて、そのまま9年俳優をやっていました。舞台を中心に、30本ほどの作品に出演して、自分でも舞台を主催したり、小さな役ですがドラマ・映画にも出演しました。
活動中はオーディションを受けたり、オファーをいただいたり。舞台を観に行くときにプロフィールを持っていって「出たいです!」とラブコールを送ったり。笑 ありがたいことに主演もいくつか任せてもらいました。
そこで培われたことのひとつが、台本の構造化でした。台本を読解するにあたって、事実と、事実から推察できることを分けて、仮説を立てる。そして実際に演じてみて、感じて、相手とセッションする。これは今の仕事にも通ずる仮説構築と検証の営みだったなと、いま振り返ると思います。もちろんほかにも色んなものを鍛えて育てていました。
2020年頃からは俳優業と並行してブログを書き始め、それがきっかけで個人事業主に。自分で企画して、サービスを作って、SNSで人を集める。自分で売って、自分で顧客対応する、一気通貫のSNSマーケティング事業を2年ほどやりました。その後は業務委託で、もっとAIの最先端に触れたいと思って、ChatGPTやGeminiのモデルの評価業務や、ToCの営業も経験しています。
形は変わり続けましたが、ひとつだけ変わらなかったのは、顧客への価値提供を第一義にするということです。お客さんに喜んでもらった瞬間が一番うれしい。個人事業時代に、企画から顧客対応まで手放さなかったのも、突き詰めればそのためだったと思います。届ける価値に、最初から最後まで責任を持ちたかった。
ただ、一人でやれることの限界も見えていました。「ひとりで早く」は個人事業で達成しました。次は「みんなで高く、遠く」へ行きたい。そんなことを考えていました。
あと、どうやら自分が問題が複雑であればあるほど興奮するタチっぽくて。ToCの営業よりも(もちろん難しさはあるのですが)、もっと複雑で難易度の高い、ToBの課題に挑みたい。お客さんの近くで、自分で仮説を立てながら、一気通貫で関わる仕事をやりたい。
そんなことを達成したくて、31歳にして初めて正社員になろうと決意し、転職(就職?)活動をはじめました。
3. SORAMICHIに入社した理由
初めての就活は、160社くらい受けました。経歴が経歴なので、おもしろがってくれる会社もあれば、当然、門前払いもありました(演劇活動に打ち込み、早稲田大学も中退した)。
たとえば他の会社では「ほんとうに組織の中でやっていけるの?」「今さらなぜ正社員なの?」という疑念を晴らすこと(当然です)にフォーカスされがちでした。そんな中でSORAMICHIは、やりたいことと、やれること、そしてやれそうなことを、ただ純粋にフラットな目で見てくれた印象が強く残っています。
決定打は、CXコンサルティング部部長の酒井さんとの初回面談でした。「お客さんに成果を上げていただく。お客さんが次のステージにいくにつれて、自分たちに求められるレベルも上がる。予算も1,000万から1億以上に大きくなる」……理想だなあ、と。売って終わりではなく、お客さんの成長にずっと伴走していく。自分が第一義にしてきた「顧客への価値提供」を、会社の成長モデルそのものにしている。最終的には内定を複数いただいていましたが、一次面接で一気に第一志望になりました。
入社の意志を高めたそれともうひとつ。僕はかねてから「この人に相談したら、何でも解決する。物事が前に進む」——そういう存在になりたいと思っていました。そんなとき、酒井さんの記事に「SORAMICHIに相談すれば、マーケティングやコミュニケーションを総合的に解決できる」と書かれているのを見つけて、「まさにじゃん!!!」となりました笑
承諾前に実際にオフィスにも足を運びました。ほどよく落ち着いていて、かつ仕事への熱量は高い。「熱血」「大人の部活」「文化祭」みたいな雰囲気のベンチャーも多く見てきた中で、その真逆の、プロフェッショナルな静けさがあるのがよかった。とは言え、採用基準は決して甘くないと思います。入社してみて実感しますが、経験も知識も技術も、そしてスタンスも、プロフェッショナルな方ばかりです。
ちなみに前職は休みなく月420時間くらい毎月働いていたので、オファー面談でおそるおそる「土日は……休みですか……?」と真剣に聞いた記憶があります笑。普通に休みでした笑
SORAMICHIはベンチャーといえど、ちゃんとしてるので、ご安心ください。
4. 入社3か月でやったこと
5月にCXコンサルティング部で入社して、6月からシステムコンサルティング部を兼務、7月からはシスコン専任として、保険系システムの更改プロジェクトのPMOをやっています。
開発もPMOも未経験なので、キャッチアップしながらプロジェクトを前に進めるのは正直大変な瞬間もあります。それでも、どうしたら進められるかを常に考えて、相談して、手を動かしながらやっています。
そこで入社1ヶ月半から、Claude Code(AIエージェント)を仕事の基盤に据えました。議事録は録画から構造化まで自動のパイプラインに、毎週の進捗報告書はWBSからの自動集計・自動生成に。「記録と集計は機械に任せて、人間は判断に集中する」——未経験の自分が複雑なプロジェクトを前に進めるための、生存戦略でもありました。
AIを使い倒したい僕にとって、PMOとして日々遂行する大小さまざまな仕事は、宝の山です。もちろん負荷の高い場面もありますが、どうしたら進められるかを常に考えて、相談して、手を動かしながら、周りに助けてもらいながら、楽しく働いています。そして——複雑な問題ほど興奮するタチだと書きましたが、大規模システムプロジェクトは、望んでいた通りの複雑さでした。いや、思ったよりややこしくて、燃えてます、はい。笑
最近はClaude Codeの勉強会を、部署を跨いで実施しました。どんどん推進していきたいです。
5. 入社して気づいたこと
面接のときに「好奇心の強い人が多いです」と言われたのを思い出します。実際、お客様へ提案する打ち手・施策の幅がとても広い。顧客への価値提供を第一義に考えている結果なんじゃないかと思っています。これは単にカルチャーの話ではなくて、キャッチアップに積極的な人ほど活躍しやすい構造なんだなど。
入社してから、会社の目指す方向が「丸抱え」だという話を聞きました。戦略から実行まで、縦に一気通貫であることはもちろん、領域を横断する意味でも「丸抱え」でお客さんを支える。必然、人材も、横断に対応できる人を求めている。
「顧客への価値提供に、最初から最後まで責任を持つ」を、個人ではなく会社ごとやろうとしている。まさにもとめていたものでした。
人との距離感も、ほんとうにほどよいんですよね。冷めきっているわけでもなく、近すぎるわけでもなく、落ち着いている。ふらっと、タイミングが合ったときに「ご飯行きませんか?」みたいな感じです。最近は、非公式の部活のポーカーが楽しみです笑
そして、31歳で入社した僕より年下の人たちが、ぐんぐんプロジェクトを推進している。尊敬するばかりです。「この人と仕事したいなあ」という人ばかりで、幸せです。
6. これからやりたいこと
「広く、深く、そして高く」。
ジェネラリストかスペシャリストか、という話はよくありますし、入社後にも「どうなりたいか」を聞かれました。スペシャリスト、かっこいいなと思います。ただ、時間は有限で、広さと深さある程度トレードオフになることも分かっています。ぼくはきっとジェネラリストの道に進むと思います。一気通貫でやってきたので。
一方で、AIについては突き抜けたい。未経験の僕にとって、AIはまだみんなのスタートラインが横並びの領域なんですよね(まだある程度は)。
と、戦略っぽく言いましたが、本音は、シンプルにAIに触っている時間が楽しくて仕方ないだけです。プライベートでもClaudeに重課金して、通勤中や休日に一次情報にあたって勉強したり、セミナーに参加したり、自分でアプリを作ってみたり。「やりたい」と「やる」と「出来上がる」の距離がとにかく近くなったのが、たまらなく嬉しい。
最近は、その先も見え始めています。AIを「使う」ことそのものより、AIが最大限働けるように、ビジネスサイドからデータやナレッジの基盤をどう設計するか——オントロジーのような領域に、職種としての興味が湧いてきました。
思想として「人間ができることは、すべてAIができる」というスタンスで臨んでいて、そうなると「なぜ今やっているこの業務は、AIができないんだろう?」となる。そうなって突き詰めていくと、どこか哲学的な問いに行き着くというか、本来定性でしか判断できないような「経験・知識」などを、どう定量に落とし込んでいくか、みたいな向き合い方になっていて。これはあくまで感覚的な話で、うまく説明はできないんですが、俳優時代の台本に向き合う態度と、どこか近いところがある気がします。
AIの性能は、渡す文脈(コンテキスト)の質で決まる。ならば、ビジネスの現場に入り込んで、その文脈を設計できる人が要る。まずは社内のAI推進を進めながら、将来的にはお客さまのAI推進や基盤づくりまで踏み込んでいく。そんなことに今は興味が湧いています。
会社が「SORAMICHIに相談すればなんでも解決する」を目指すなら、僕はその個人版をやりたい。「岸田に相談したら、何でも前に進む」——いまはAIを中心として、部署の間でも、戦略と実行の間でも、人とAIの間でも。それが、僕なりの「丸抱え」です。
7. 最後に
やりたいことはなんでもできる会社です。かと言ってそれは、未整備の山だから、というわけではありません。整った環境の中に、まだ誰もやっていないことが山ほどある。それが一番おもしろいところだと思います。
好奇心強い人、おすすめです。
一緒に仕事しましょう。