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【社員インタビュー】新卒入社からテックリードになるまで。これまでの軌跡と今後の展望を聞いてみた。

人物紹介

開発部 プラットフォームユニット テックリード 小西悠太さん

明治大学農学部を卒業後、2019年4月よりソニックムーブへ入社。外部研修ののち、バックエンドエンジニアとしてキャリアをスタート。現在は自社サービス「COMSBI」のテックリードとして案件見積もり、設計などプロジェクトの上流工程から携わり、TypeScriptやNode.js等を使用したバックエンド・フロント開発業務に従事。そのほか、社内勉強会の主催/登壇・後進育成・採用業務まで携わる。

農学部出身。そこからWebエンジニアとしてのキャリアを選択。ほぼ未経験で感じたWeb業界の厳しさと自己成長のための動き方。

小西さんがエンジニアを目指した理由を教えていただけますか。

大学では農学部で英語農学を専攻していて、イギリス人の教授の研究室に所属していました。農学関連の文献を読んだり、研究したりしていたので、学部の授業でプログラミングに触れる機会は一切なかったですね(笑)。ですが、元々ゲームしたり、PCを触ったりするのが好きで、学生時代はプログラミングを用いて自分で何か作ってみたいなぁ~と考えてました。基礎的な部分は自分で勉強したり、スクールに通ったり、理工学部でやってるプログラミング系の授業に参加したり…してましたね。

学部などは関係なく、自ら積極的にプログラミングを学んでたんですね! ちなみに、小西さんが最初に作ったものって何だったんですか?

たしか、Pythonを使ってちっちゃいドローンを飛ばすアプリだったと思います!自分で試行錯誤しながらつくって、実際にドローンが飛ばせたときは嬉しかったですね。研究室の中でドローン飛ばして遊んでました(笑)。そういえば、ソニックの最終面接で提出したと思います! 

そういえば最終面接のとき、ソースコードを紙に印刷して持ってきていたような…?

あー懐かしい!今となっちゃ信じられないヤツだなって感じなんですけど(笑)。一応当時もGitHubなどのソース管理ツールも知ってたんですけど、当時ソニックの最終面接が対面だったので、印刷して持って行こう!って思ったんですよね(笑)!

すごく面白かったんですけど、根が真面目な方なんだろうなと思った記憶が蘇ってきました(笑)。ちなみに、ソニックムーブへの入社を決めた理由を教えてもらえますか?

ちょっとふわっとしてるかもしれないんですが、(以下の)ソニックの特徴を知って、社内の色んな職種の人と色んな事ができそうだなと思ったから ですかね。

  • 自社サービスと受託サービスの2軸で事業を展開している
  • 開発のみならず、プロジェクトの上流から関わっていける
  • 様々な職種のメンバーとワンチームになり、ワンストップな開発ができる

いちエンジニアとしてプログラムだけをただ書く!のではなく、ものづくり全体を見通しつつ、ディレクターやデザイナーと意見を交換できる環境なんだろうと感じました。プロジェクトメンバー全員の目線を合わせながら、プロジェクトを進めていくのが理想だったんで、僕にとって最適な環境がソニックだったんだと思います。

いちエンジニアではなく、ものづくりのプロを目指したい!という気持ちだったんですね。入社後「こんな仕事がやりたいな」というイメージはありましたか?

やりたかったのは、自社サービスのCOMSBI(LINEミニアプリ)ですかね。LINEは連絡手段としても日常的に使っていますが、LINEで企業の公式アカウントと会話ができる機能とかも学生時代よく使ってました。具体的には、2015年に女子高生AIとしてLINEに登場した「AIりんな」っていうのがあったと思うんですけど、あんな感じで特定のキーワードに対して適切なテキストやリンクの情報を返してくれたり、チャット画面でメニュー形式で選択肢を表示し、ユーザーが選んだ項目に応じて情報をくれたり、いわゆるチャットボットの機能ですね。

そんな身近なサービスづくりに携わって、LINEユーザーの方々にもっと便利で使いやすい機能を体験してほしいなって思いました。LINEは多くの人が触れるサービスなので、自分がつくったものをより多くの人に届けられるなと。それに、多くの人に使ってもらえるサービスをつくれるなんて、開発しがいがあるじゃん!と思いました。入社半年後くらいに希望通り、COMSBIの開発に携わることになったんですよね。

配属も希望通りだったんですね。入社して感じたギャップはありますか?また、入社1年目の時、特に心掛けていたことは何ですか?

思った以上に自主性が求められる環境だなと思いましたね。新卒の時点で、指示を聞くだけ、教えてもらえるのを待つだけ…だと、完全に置いていかれる厳しい側面もありました。だから、技術のキャッチアップは自力で頑張りました。

僕は入社時点で、同期とのスタートラインに差があって、プログラミングの知識や開発の経験も多く持ってる方ではなかったと思うんですよね。

そんな僕が特に心掛けてたことは、ひたすらコードを読んで理解すること(COMSBIの基盤となるコード等)と、プライドなんて無いも同然で同期や先輩にわからないことをめちゃくちゃ聞きに行くこと。限られた時間の中で、わからないところの原因を特定して、端的に聞けるように努めてましたね。

大切なのは、お客様の要望をなんでも叶えるのではなく、クライアントの要求仕様を意識し、最適なものづくりを提案すること。

入社6年目ということで、現在の業務について教えていただけますか。

今は自社サービス(COMSBI)のテックリードとして、要件設計、開発メンバーの課題管理、コードレビューなどを主に担当しています。COMSBIを導入しているお客様(1企業)に対し、基本エンジニア2名体制で追加機能やプラットフォームの基盤機能の開発を行っています。

COMSBIの開発を担当しているエンジニアは全体で10名程度で、少数精鋭な開発環境なので、開発に特化するだけでなく要件定義や設計など幅広い業務に携われる点が気に入ってます。元々設計を自分で考えるのが好きだったんで、今の環境は自分にフィットしてるなーと思いますね。

開発業務だけでなく、いわゆる上流工程からプロジェクトに参画されているんですね。小西さんが普段の案件を進めるうえで気をつけてることは何かありますか?

お客様の”要求仕様”を意識すること、これですね~。

結構ある話なんですけど、これつくってよ!っていうお客様からのオーダーを何でもそのまま体現するってのも、お客様の希望を叶えるという点においては良いことだと思うんです。でも、お客様の解決したい課題とやりたいことがズレてしまって、エンドクライアントのために機能を追加したことで逆に使いづらくなってしまうケースもあるんですよね。

なので僕は、お客様が本当に解決したい課題は何かという軸を常に持ってものづくりに取り組んでいます。これをつくることによって、いつ、誰が、どこで、何をして、どのようになることが理想なんだっけ?みたいな5W1H的な感じで原点回帰をするようにして、お客様に伴走して良いものをつくっていけるように努めています。

そのように考えている理由は何でしょうか?

自分で納得できるものづくりをしたいと思ってるからだと思います。自分の納得できるものっていうのは、より面白くて便利なものを指してるんですけど、それをつくるためには、お客様の本質的な課題を見極めたり、それを具現化するために何が必要か?エンジニアの視点で提案したりして、課題解決に働きかけることが理想なんですよね。

基本はディレクターに顧客折衝をお任せしているんですが、意思決定する部分から関わっていかないとその理想は叶えられないんですよね。なので、今後の目標としては、開発側の責任者として、お客様の生の声を聞いて、どんなプロダクトにするか?その目的は何か?を設定して、本質的な要求仕様を意識したものづくりをしていきたいですね。

ものづくりのプロとして、お客様の課題を解決するように努めたいということですね! 小西さんが普段、ものづくりにおいて大事にしていることは何かありますか?

ちょっと稚拙な表現になっちゃうんですけど、「面白くて楽しいものを簡単に作れるようにする」っていうのが、昔からやりたいことで、今でもものづくりにおいて大事にしている考え方だと思ってます。

実際面白くて楽しいものって、結局UI/UX体験が良いよねっていうものだし、簡単に作れるっていうのは要するに効率がいいよねってことだと思うんですよ。なので、新しい技術やツールなどは積極的に取り入れて、その理想に近づいていけるようにしています。

新しい技術を使うか否かの判断は、導入コストを見つつ、効率が上がりそうか、障害耐性があがりそうか、新しいものに置き換えて作業者が楽になるか、等の観点で行います。

慣れ親しんだ既存技術を使い続けるのは安定性や効率性もあっていいんですけど、使い続けることによって、現行のサービスが古すぎてサポートが終了したり、デファクトスタンダードから外れることでその技術を使える人自体が減ったりと、限界があるというか。新しいものを取り入れていかないというのは、今よりも”もっと良くなる可能性を潰してる”ということにもなるから、バランスは難しいんですけど、日ごろから「この新しい技術使えないかな?」って考える意識はちゃんと持っとくんですよね。

理想はいいエンジニアが育つ組織。各個人のキャリアを大切にできるチームをつくりたい。

新卒からキャリアを積む中で意識したことは何でしょうか。

新卒からの目標が2つあるんですけど、1つは、ものづくりのプロを目指しているので、バックエンドだけでなくインフラやフロント等技術の守備範囲を広げつつ、プロジェクトの下流~上流まで、僕1人いればカバーできる領域にいくこと。もうひとつは基本的にやりたいと思った仕事には積極的に手をあげること。ですかね。

ソニックでは若手の内から「その仕事、やりたい!」と手をあげると、チャンスが回ってくる環境でもあるので、新卒1年目の時から、実装に挑戦できたり、上流工程から携われたりするんですよね。自分のやる気次第で対応できることの幅を広げていける環境なので、僕は自分から積極的に手をあげるようにしていました。

同じ部門で働くメンバーについて、どんな方が多いでしょうか。

やっぱ技術もそうですがものづくりが大好きな人が多いですよね。人柄でいえば、みんな気さくで親しみやすいな~と思います。僕が所属しているユニットでは週次で朝礼とかもあるんですけど、その時に結構技術の話しもするんですよね。例えば、処理のフローを考える時など「こうしたらいいんじゃないか」「ああしたらいいんじゃないか」「ちょっとここ調べてみよう」みたいな会話がどんどん出てきて、みんな親身になって考えてくれるんですよ。何ていうか、技術が本当に好きで、問いを与えられると解きたくなっちゃう!ってタイプの人が多いと思います(笑)。

小西さんの中長期的なキャリアのご志向を教えてください。

今はいちエンジニアとして仕事をしていますが、組織開発に興味を持っていて、いいエンジニアが”集まる”というよりは、自分たちで”いいエンジニアが育つ組織”にしていきたいなと思ってます。

今僕のチームでは、TypeScriptやNode.js等を使ったいわゆるモダンな開発をしているんですけど、それをどうやって、新しく入社してきた人に、すばやく理解してもらえるか?オンボーディングの設計を考えているんですよね。導入のしやすさ、開発のしやすさ、理解のしやすさ…など、どのように伝えていくべきかは、早期戦力化であったり、共通認識を醸成するうえで結構重要だなと思います。

中期的には「もっとこのチームでやっていきたい」って思える環境づくりがしたいです。組織の底上げや後進育成、新入社員のオンボーディングなどにも着手していきたいなと考えています。

長期的には、チームメンバーがこの先のキャリアをどれだけ見据えられるか。キャリアアップの側面でサポートしたいと思います。チームの中でも、どうすれば成長といえるのか?の指標が一つあるといいんじゃないかなと思っているので、エンジニアひとりひとりの志向性に寄り添った”成長のかたち”を叶えられるのが理想ですね。

最後に読者へメッセージをお願いします!

ソニックムーブに勤めて6年が経ちました。その中で感じたのは、結局エンジニアの成長っていうのは”自分でどれだけ勉強できるか”、”どれだけ学習へのモチベーションを保っていけるか”。これに限ります。エンジニアの世界はかなり厳しい環境ですが、僕がここまでがんばってこれたのは、きっと同期や先輩社員、チームメンバーと切磋琢磨できる環境があったからです。これからも周りの人の存在に感謝しながら、自己研鑽していきたいなと思ってます。

また、僕のチームメンバーは、前項で話しているように、ものづくりが大好きというのが根底にあって、困っている人の悩みや課題を解決してあげたい!と親身に考えてる人が多いです。もし今回の記事をお読みいただき、少しでも気になるところが出てきたよという方はぜひ一度面談でお話しましょう! 

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