こんにちは。嶋田翔です。2023年5月からソフトバンクロボティクス(以下SBR)でフロントエンドエンジニアとして長期インターンをしています。
現在、大学院で材料科学を専攻しています。
「エンジニア職の記事なのに、情報系の専攻じゃないの?」と思った方もいるかもしれません。
SBRに入社するまでは飲食店のアルバイト経験しかなく、プログラミングは大学の授業と趣味で少し触った程度。研究室では実験器具に囲まれる日々を送っており、ITの実務経験はゼロでした。エンジニアとは無縁だった私が、SBRという環境でどのように成長したのか。
この記事は、「インターン未経験だけど挑戦してみたい!」「専攻が違うけれどエンジニアに興味がある!」という方に、ぜひ読んでいただきたいです。
目次
1.きっかけ
2.業務内容
3.働き方
4.成長するためにやった2つのこと
5.得られたこと、学んだこと
6.最後に
1.きっかけ
きっかけは、同じ大学の同級生からの誘いでした。 正直に言うと、私は大学入学からの3年間をどこかふわっと過ごしていました。コロナ禍で活動が制限されていたこともあり、飲食店のアルバイトと大学の授業をこなすだけの日々。 大学3年の終わりが近づき、周囲が将来に向けて動き出す中で、研究の道に進む決意もなく、かといって社会で戦えるような「武器」も持っていない。そんな自分自身に強い焦りを感じていました。
そんな時、すでにSBRでインターンをしていた友人が「うちでやってみないか」と声をかけてくれました。友人が話してくれたSBRは、インターン生でもガツガツ提案でき、「技術を使って、どうビジネス課題を解決するか」という実践的な視点が求められる場所でした。
ここなら変われるかもしれないと直感し、友人の紹介を通じて選考にエントリーしました。面接を経て合格をいただき、将来通用する確かなスキルを身につけたいという思いで挑戦を決めました。
2.業務内容
私が配属されたのは、マーケティング部デジタルマーケティング課(DM課)です。
ここでは、自社の公式ホームページの運用や、Webを通じたマーケティング施策の実行を行なっています。私の役割は、単に依頼されたコードを書くだけではなく、「技術を用いて、マーケティングチームが実現したいことを加速させること」でした。具体的には、以下の2つの業務に取り組みました。
一つ目は、自社サイトの更新やWeb記事の作成です。 HTML/CSS、JavaScriptを用いて、マーケティングチームが発信したい情報をWebページとして実装します。 単にコードを書くだけでなく、閲覧するユーザーにとって見やすいレイアウトになっているか、スマホ表示でも崩れないかなど、「ユーザー視点」を常に心がけてコーディングを行っています。
是非私が携わったwebサイトを見に行ってみてください。
https://www.softbankrobotics.com/jp/
https://www.takumen.com/magazines
二つ目は、 Google App Script やローコード開発ツールなどを用いた業務効率化スクリプトの作成です。
プレスリリースなどの公開を検知して社内チャットへ自動通知するシステムを構築しました。これにより社内コミュニケーションの活性化に貢献しました。 また、マーケティング戦略を立てる上で欠かせない市場データや自社サイトの数値データの収集を自動化しました。これにより、社員の方々がデータ集めの作業に時間を割く必要がなくなり、本来の業務に集中できる環境を作ることができました。
また、普段の業務とは別に、年に2、3回ほど展示会運営に参加する機会もありました。 ここでは他の課の社員さんやインターン生と協力して当日の運営を行います。普段ずっとパソコンに向かっている分、リアルな場でのコミュニケーションは新鮮で、部署を超えた横のつながりを実感できる非常に楽しい時間でした。
3.働き方
月に一度のインターン報告会の日以外は基本的に在宅での勤務が多いです。もちろん、社員の方からの要請がある場合や、対面で議論したい時などはオフィス出社も可能で、自分の状況に合わせて柔軟にスタイルを選べます。出社した日は仕事終わりに、よく社員さんや他のインターン生とご飯や飲みに行きます。進路や大学に関する真面目な話から、たわいもないふざけた話までワイワイ話せるこの時間が出社した時の楽しみです。
就活や学会などで忙しい期間には、働き方を最大限考慮していただきました。 逆に、研究が落ち着いている時期や長期休みなどに集中して入ることも可能です。 メリハリのある働き方ができたおかげで、大学院での研究活動とインターンを無理なく両立することができました。
4.成長するためにやった2つのこと
働き始めた当初は、1日中エラーで煮詰まってしまい進捗が全く出ない日もありました。 そんな中で、業務に適応していくために、主に2つのことを意識しました。
- 生成AIとの壁打ち
本やwebを使った勉強はもちろんしましたが、何よりも「生成AI」が役に立ちました。
単にコードを書かせるだけでなく、自分の書いたコードと生成AIに出力させたコードを見比べて、自分の書き方だとなぜダメなのか、生成AIが考えるロジックの利点は何か など何度も考えました。また、私が生成AIを使い始めた当初はコーディングの出力精度が完璧ではありませんでした。逆にそれが良かったと感じています。そのままコピペではうまくいかないからこそ、動かない理由を自分で考える必要があり、結果としてより深い理解を得ることができたと思います。
- インターンと研究の相乗効果
SBRで学んだ技術を大学院の研究に応用することで、モチベーションを保ちながら勉強することができました。例えばSBRで身につけた自動化の知見やコーディングスキルを用いて、研究データの可視化や論文の要約などのスクリプトを作成し自動化、効率化を行いました。インターンのためにと割り切って勉強するのではなく、自分の身近なことを楽にするための手段として捉えることでより成長できたと実感しています。
5.得られたこと、学んだこと
- バックグラウンドの異なる相手に「伝える力」
SBRでのインターンを通じて、もっとも成長を感じているのは、技術力以上に「相手に合わせたコミュニケーション能力」です。
DM課には、企画職が多く、エンジニア職は決して多くありません。 また、朝会や月一のインターン報告会など、自分の進捗や成果を説明する機会が多く設けられています。 限られた時間の中で、エンジニアではない相手に対して、技術的な内容をどう噛み砕いて伝えるか。 「専門用語を使わずに説明する」プレゼン力や資料作成のスキルは、研究発表や今後の社会人生活でも活きる武器になりました。
- システム設計の重要性
インターンを始めた当初の私は、まずは動くものを作ろうと、いきなりコードを書き始めてしまう癖がありました。 しかし、書き進めるうちに「この処理だと時間がかかりすぎる」「例外を拾いきれていない」といった問題に直面し、何度も手戻りを経験しました。
そこで痛感したのが、実装前の設計の重要性です。コードを書く前に APIやライブラリのプロパティをよく読み込み、「与えられたリソース内で、どのロジックが最適なのか」を考えることを徹底しました。このシステム設計のプロセスを挟むことで、結果的に開発スピードが上がり、バグも減ることを学びました。この意識が定着するまでには時間がかかりましたが、エンジニアとしての基礎体力が身についたと実感しています。
SBRでのインターンを振り返って、技術は単なる知識ではなく、手段として使いこなし課題を解決するというエンジニアの本質を学ぶことができました。「自分が書いたコードが実装され、それが誰かの役に立ちビジネスを動かしていく。」という経験は、授業や個人開発では得られない現場ならではの醍醐味だと思います。
6.最後に
春からは、大学院での専攻とは異なるIT業界へ進みます。独学や研究だけでは決して得られなかった技術によってビジネスを動かすという経験やSBRで身につけたスキルは、これからの私を支える糧になると確信しています。
未経験でも、「成長したい」という思いがあれば大丈夫です。SBRでは、 あなたの全力の挑戦に対して、社員はプロの視点で真剣に向き合い、フィードバックをくれます。そして隣には、高い志を持って切磋琢磨できる優秀なインターン生たちがいます。 ここには、エンジニアとして、そして一人のビジネスパーソンとして、どこまでも成長できる環境が整っています。
フロントエンドエンジニアとして自分の価値を高めたい方も、未経験だけど自分の力を試してみたい方も大歓迎です。 少しでも迷っているなら、ぜひ「話を聞きたい」のボタンから気軽に声をかけてください!