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【社員インタビュー】自由に解析できる環境に魅力を感じ、新領域に挑戦し続ける、データ解析エンジニア

始めに、お名前とご経歴をお聞かせください。

小畑良樹(おばた よしき)と申します。今年31歳で、スマートドライブには2018年8月に入社しました。
学生時代は地域研究という、特定の地域の歴史・文化を研究するという分野を勉強していました。専攻は東ヨーロッパ、ユーゴスラビア、特にコソヴォの現代史でした。

なぜその地域なのかというと、90年代から2000年代あたりに、この地域で大変な紛争があった影響で国の体制が大きく動いたり、国が2つ3つに分割されたりという出来事があったのですが、そういったダイナミズムみたいなものに関心があったからです。

趣味でいうと、結構旅行が好きで、海外旅行にも色々と行きます。最近だと、ロシアの東端にあるウラジオストクに行きました。よく「日本から一番近いヨーロッパ」とも言われるのですが、ロシアの文化様式の建物があったりしつつ、一方で朝鮮半島にも近いからか、アジア系の文化も入ってきてミックスされている感じが面白かったですね。スーパーに行くと、ヨーロッパ系の食料品と同時にキムチが置いてあったりします。

今後飛行機の便も増えるそうですし、2時間くらいでいけるので興味がある方はぜひ。

あとは読書も趣味の一つで、仕事に関わる技術書はもちろんですが、大学での専門に近い地域研究の本は今でもよく読みます。その他、頻繁ではないですが、仕事で使っているOSSへのcontributeもプライベートでしていたりします。


現在エンジニアをやられていますが、理系ではなかったんですね。

実は大学に入学したときは理系だったんですが、途中で専攻を変え、最終的に先ほどお伝えした分野で卒業しました。

それでなぜ今エンジニア職についているのかと言いますと、大学時代に趣味としてプログラミングを少しやっていたんです。BlackBerryや、WindowsMobile、当時まだ出始めたあたりのAndroidのアプリ開発をしていました。Androidは簡単なものですが自分でストアに出したこともあります。

そういった経験がありましたので、大学卒業後に一社目でプログラマーとして採用されました。

スマートドライブに入社される前のご経歴を教えてください。

スマートドライブ入社前は2社経験しておりまして、1社目はジャストシステムという比較的老舗のソフトウェアベンダーでした。

そこでは主にスマホアプリ、特にAndroidの開発を担当しておりまして、経験した中ではAndroidの日本語入力アプリ(キーボード)の開発が一番大きい仕事でした。

2社目はいわゆるAIのベンチャーでして、未経験ながらそこで機械学習の技術を利用したシステム開発をやったり、お客様のところに営業の方と同行して技術的なアドバイスをしたり、と色々とやらせてもらいました。その後、そのベンチャーで一緒に仕事をしていた方との縁もあって、スマートドライブに入社した形となります。


転職しようと思ったのはなぜでしょうか?

前職ではデータ分析や機械学習の面白さを存分に経験させてもらったんですが、ベンチャーというのはやはりその規模の小ささもあって、たとえAIのベンチャーだったとしても、どこかと連携し、他社のデータを用いて分析・解析を行わなければいけないことが多々あります。そこでは当然ながらデータの利用に関してなんらか制限がかかることが多く、イニシアチブを持てないというか、どうしても解析の自由度が縛られてしまう、という苦い経験がありました。

スマートドライブのことは、「名前を聞いたことある」程度の認識でしたが、転職エージェントの方に紹介されて初めて改めて意識することに。そして詳しく調べてみると、これは面白いことをやっている企業だな、と。

面白いと思った点は2つあります。1つ目は、ベンチャー企業であるにも関わらず、自社でかなりの量のデータを保有しているという点です。縛りがなく、自由にデータをつかって解析し、事業開発までできる、というのは非常に魅力的でした。

もう1つの理由は、事故や渋滞等の社会現象を解析して、現実的なサービス開発に活かすことが出来るのではないかと考えたからです。これは、大学時代に「国際関係をゲーム理論で分析する」という授業を受けまして、簡単にいうと「社会現象を数学的なモデルで解釈し得る」ということなのですが、これに感銘を受けました。スマートドライブであれば、それに近いことが出来るのではないか、大学で面白いと思ったことと同じような流れのことができるのではないか、と考えました。

この2つが転職を決めた大きなポイントです。

いま、スマートドライブではどのような業務をされていますか?

当初はiOSのアプリエンジニアとして入社し、アプリ開発をメインで行っていました。開発は今もやってはいますが、現在は少し比重を変えて、以前にインタビューがありました第5期MVPの勝田(https://blog.smartdrive.co.jp/5th-year-mvp/)と同じチームで、走行データを利用したデータ分析に関わる諸々を担当しています。

具体的には、走行データから何かしらの知見を導き出し、その導き出した知見をサービスとして運用するためのアプリケーションに実装などをやっています。

ただ、私も統計や機械学習に関して専門的な教育を受けている訳ではないですし、特にサービスとして運用するという点では、多くの企業が手探りで進めている最中の技術領域でもあるので、都度都度、本や論文を漁ったりしています。毎日が勉強というか頭がついていかない日々なのですが、非常にエキサイティングで充実しています。


「走行データの分析」とのことですが、そもそもどういったデータを、どうやって分析しているんでしょうか?

実際に人が運転した車の走行時のセンサーデータ(GPS、加速度、ジャイロ等)をつかって、新しい知見が得られないかと試しているところです。

たとえば、テレマティクス保険へ活用するため、走行データから今後事故に繋がりやすい運転なのかどうかを判別をすることで、最適な保険料の提案に繋げられるようにしています。他にも色々とありますが、まだ検証している段階のものが多いです。

分析方法としては、まず「どういう問題設定にするか」「求めたいものが何か」ということを考えて、手元にあるデータを様々な角度から分析を試していきます。データの形を変えてみたり、アルゴリズムを何種類か試してみたりして、その中で1番妥当で目的にあうものを選び出す、という流れでやる場合が多いです。

分析は面白いですか?

はい。すぐさま具体的な成果に繋がるものではなく、やはり調査や開発、検証の段階ですので、いわゆるR&Dに近い感じで、あんまりいい結果がでないと苦しいことも多いのですが、その中で自分で考えて結果を出せたときは面白いですね。

スマートドライブで働いていて、よかったなと思うこと、面白いなと思うことはありますか?

それこそ実デバイスから取得できるデータをほぼ自由に扱える、というところは大きな魅力かと思います。また、自由に解析等ができる環境が既に出来ていて、スピード感を持ってサービス開発ができる、というのも面白いところです。

あとは他の方のインタビューでも触れられていましたが、なにか構造的な問題がおきても、組織として概ね良い方向に変わっていけると感じます。会社としても、成長に合わせて変わっていきたいと思っているし、実際に変えられている、というのは良い点だと思います。

基本的に皆さん自立して動ける方ばかりなので、そのあたりもストレスなく働ける環境も、働きやすいなと思います。


今後やっていきたいことはありますか?

今は車に取りつけたデバイスのセンサーデータをつかっていますけれども、それ以外にも車外の画像や映像のデータですとか、車ではなく人についたデバイス(眠気、バイタルサイン等)のデータがとれれば、分析の幅も広がるので色々と面白いことができるんではないかな、と思っています。画像や映像などは自分自身未知なところもありますし、会社としても新しいところではあるので、チャレンジしてみたいですね。これからも新たな知見を得て、社会に還元できるように引き続き準備を進めていきたいと思っています。

最後に、今後どんな方と一緒に働いていきたいですか?

分析に限らない広い話になりますが、きっと誰もやっていないような、新しい領域の仕事がどんどん出てくると思います。そこを楽しみながら出来るメンタリティといいますか、考え方の人と一緒に働けると面白いかなと思います。

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