家計簿アプリ「おカネレコ」無料で人気の家計簿
初心者さんにも使いやすいシンプルな家計簿アプリ!面倒な会員登録や初期設定もナシ! 銀行口座やクレジットカードとの連携もしないので安心してお使いいただけます。 お金を使ったら、その場ですぐに入力!起動してからたった2秒で入力が完了します。 ご自宅はもちろん外出先や移動時間など、いつでもどこでもささっと入力が出来ます。 ...
https://okane-reco.com/
スマートアイデア社はおカネレコを2012年の秋にリリースしており、
現在ではアプリのダウンロード数も450万に達するなど、多くのユーザーを獲得している。
そんな江尻社長にお話しを伺ってみた。
初めまして!スマートアイデアの江尻と申します!弊社は『世界の人々の人生を豊かにする便利なアイデアを提供する』『Happy Money Life』を目標に、世界の人々と協力してアプリ開発を行うFintechベンチャー企業です。提供している家計簿アプリは、現在シリーズ累計450万DLを突破し、ベトナムに開発スタジオを開設し、日本だけではなくグローバルなマーケティングを展開しています。
2018年6月には約1億5000万円のファイナンスを完了し、世界中の人々が便利になるNo.1アプリを目指し、邁進していきます!
自分で言うのもなんですが、今とても勢いに乗っている家計簿アプリです!(笑)
おカネレコの特徴としては入力が簡単・シンプルな操作性・支出に特化した家計簿であり、家計簿が続かないというずぼらな方でもおカネレコなら続くと好評を受けてます。
実は、ユーザーのおよそ7割が女性で、マネーフォワードさんやZaimさんのターゲットとしている所謂、「金融リテラシーが高い層」ではなく、弊社はマジョリティ側を対象とし、主婦層中心に早期に450万DLを達し、日本の「金融教育」という切り口からリテラシー向上の底上げのため尽力してます!
現在、日本だけでも家計簿アプリは100種類以上あり(!!)、このレッドオーシャンとも言える市場でどうマーケティングしていくか、共に戦略を立て、実行していく必要があり、弊社はこのアプリをメインとして、日本だけではなく、グローバルなマーケティングを展開していくつもりです。
私には、子どもの頃、家族で大変な時期がありました。
お金がないことによって、生まれた不安、不満な気持ち、苦しい気持ちはいつまでも忘れません。起業してからもそんなことがありました。なので、自分自身の原体験からこのサービスを作るに至りました。
そのモチベーションの源泉をみなさんに3つご紹介したいと思います。
冒頭に書かせていただきましたが、子供のときに家族がお金がなくなった時があるんですよね。父親が、海外赴任をしていたのですが、急に手当てがなくなってしまって。私の家族は5人兄弟でして、6人を食べさせていかなければならなかったです。そこから、お金がないという苦労をしましたね。苦労というよりも「何かが制限される」ということへの縛りを特に感じたことを覚えています。これが今のサービスの原点です。この気持ちを今でも忘れないようにしております。
--当時はどんな感じだったのですか?
おやつが食パンのミミでしたし、それを炒めてシナモンデザートにしていたりしましたね。これはこれで美味しかったのですけど(笑)あとは、レンタルビデオを一個借りて、全員で見るというなことも経験しましたし、食費を削りに削ったので、外食ななかったですしね。今思えば、辛いとかとかそんなことはなかったように思えますが、当時は多感な時期でしたし、そんなときに気持ちが縮こまってしまうというのが辛かったと今振り返ってます。
--中高時代はどんなストーリーがありますか?
中高時代は、親がアメリカで工場を立ち上げることになり(?!)家族ごとアメリカに引っ越しをしました。ただ、ど田舎に引っ越しまして(笑)。アメリカで5年、高校を卒業までいました。アメリカ人は家族をものすごく大切にされるんですよね。そこは日本を見習うべき点かと思います。アメリカでの生活は今の起業にも通ずることがあります。
--また、いきなりの展開でしたね!!(笑)通ずるところとは、例えば、どんなことですか?
1つは、貧富の差を目の当たりにしたことです。これはものすごく大きかったですね。当たり前ですが日本よりも両極端です。弁護士の親は子どもも弁護士へ。医者の親は子どもも医者へ。一方で、ブルーカラーの親や子どももブルーカラーへ。今となっては違う解釈の仕方をするかもしれませんが、当日強く思ったのは、「あぁ、世代が変わっても変われないんだな」ということです。「世代間の時代を跨いだ、お金のリテラシーが必要なんだ」と子どもながらに思いましたね。もう1つは、単純ですが、英語、ベトナムにて直接エンジニアとコミュニケーションできる英語力を身につけることができて、今でもかなり重宝しています。
2つ目は「人に役に立つサービスを創りたい!」と思いまして。今でもサービスをとにかくユーザー目線を大事にしてまして。ユーザーオリエンテッドは弊社の譲れない行動バリューなんですよね。この想いが芽生えたのは大学時代からMBA時代でした。
大学は理系にいきまして、電子工学を専攻しました。ただ、数学が不得意だったんですよね(笑)もう周りがすごいんですよね。アメリカの数学はそんなにレベルが高くないんですよね(笑)理系なのでエンジニアになろうとしていました。そこで、アルバイトでプログラミングをしてみたら、そんなに得意じゃことが判明しまして(笑)ここから、自己分析がスタートしましたね。
--おお、そうだったんですね(笑)
自分が本当に好きなものは何か?とこの時本当に真剣に考えましたねぇ。その時に思ったのが、稚拙かもしれませんが「人に役に立つサービスを創りたい!」ということでした。エンジニアとしては、才能が難しいけども、人の気持ち、求めているものをサービスにするというをやりたいと。では、そういうことができるファーストステップはなんだろな、と思ったときに、マーケティングだと思いまして。最初の会社をマーケティングができる仕事を求めて、外資系の携帯電話メーカーの商品企画のポジションに有難く新卒で初めての配属をさせていただき、入社しました。
--なるほど。江尻さんのユーザーオリエンテッドな志向はここが原点なんですね。その1社目ではどんなお仕事をされたんですか?
商品企画部署で、調査、マーケティングに関わらせてもらい、2年目にはなんとサービス企画にタッチさせてもらったんです。当時、携帯電話でカメラが付き始めた頃でした。いまでは、信じられないと思いますが、当時写真を送れたのは、同じ携帯電話会社を使っている友達だけ(笑)。だけど、他の携帯電話会社を使ってる友達にも写真を送りたいんですよね。当たり前ですが(笑)
で、携帯電話メーカーとして、そんなサービスを提供したらどうかと2年目の私は提案を行いました。そのとき、他の携帯電話メーカーの携帯電話とも差別化できるサービスも必要としていたところもあり、面白いとなり、プロジェクト化されました。そのサービスを苦労して作り上げ、当時の新しい携帯電話とともに、サービス提供されました。
実は、このサービスが2万人まで使われるようになりまして、広がっていく面白み、醍醐味、まさにそういうのをやりたいなぁと思ったんですよね。当時他のゲーム会社の人と色々やったりしてまして、とにかく楽しかった。(笑)本当に人に役に立つサービスを作りたいと思っていた私にとっては、人に使ってもらえるサービスを作れたということは本当にうれしかったです。
ただ、やり切った経験をしたからなのか、これで完了感が出まして、1つの区切りかなぁと思ったんですよね。自分の中では、起業だと思いました。ただ、怖くてですね(笑)
そこから慶應大学のMBAに行き、そこにマーケティングについて、みっちりしごかれる日々を送りました。
インタビューありがとうございました!(後編に続く)