【CTOインタビュー】お客様と真剣勝負?ユーザー目線を徹底追求する開発部の4つのバリュー | 部署紹介
組織開発の話題で耳にすることが多い「バリュー」。バリューとは、仕事をする上での価値基準のこと。"企業DNA"と言った方がピンとくる方も多いかもしれませんね。今回は、当社の屋台骨である開発本部を率...
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スマレジのさまざまな部署にスポットを当て、仕事内容をご紹介する【スマレジ部署紹介】。
今回は、開発本部CTO室について、CTO宮﨑さん・テクニカルチームのリーダーUさん・プロダクトチームのリーダーOさん3名にインタビューしました!
プロダクト開発チームとは異なる、CTO室ならではのミッションとは?
発足から約2年、新体制を敷くことになった経緯と今後の展望は?
ぜひ最後までご覧ください!
▽CTO宮﨑さんの個人インタビューはこちら★
🟥 CTO宮﨑:
CTO室を新設した2021年当時、ちょうどサービス開発から10年ほどが経過し、ミドル・ソフトウェアのバーション刷新などのシステム的な負債が滞留していました。また、年々サービス展開も拡大していたので、新規プロダクトの開発やプロダクトを横断するような仕事が増えていたんですよね。
正直、技術的要件が高いケースも多く、既存の開発メンバーでは十分に解決できなかったこともありました。なので、難易度の高い課題をスポットあるいは根本的に解決するための組織として、CTO室を発足させました。当社の開発部は担当プロダクトによって縦割りの組織になっているので、チームを横断した課題解決をするのがCTO室の役割です。具体的には、下記の業務に取り組んでいます。
🟦 U:
私は2016年にスマレジに入社後、元々はオーダーエントリーシステム「スマレジ・ウェイター」の開発チームに所属していました。ウェイターチームのリーダーを務めながら、CTO室にアサインされました。
🟦 U:
CTO室の業務に割ける時間があまり取れないことは予期できたので、どちらかというとウェイターチームの業務を優先していました。その間CTO室の業務については、兼務が外れるまでの準備期間として、そもそもどんな共通課題があるのかを見つけることに努めていました。
🟨 O:
私も2017年に入社後担当してきたiPad/iPhoneアプリの開発と並行して、CTO室の業務も行うようになりました。
🟦 U:
当社の各プロダクトにおける共通課題を解決をするための調査や施策の検討を行い、開発チームに展開していました。CTO室に所属する前から取り組んでいた、スマレジ・プラットフォームAPIの認証基盤の開発も引き続き担当しています。
🟨 O:
私も同じようなイメージで、複数プロダクトにまたがる課題解決のための調査や提案に取り組んできました。会社の規模が大きくなるにつれて生じる“業務の隙間”を埋めることを常に意識してきましたね。
🟦 U:
課題解決に必要な技術的な知識に触れながら、新しいことを知ることができるのはやはり楽しいですね。その一方で、ある意味得られる知識に際限が無いのが辛い部分でもあり、苦労している点ではありますね(笑)。
🟨 O:
横断的にいろいろなプロダクトで発生する課題に携われるので、得られる経験の多さは魅力だなと思います。ただ、どうしても複数のタスクが並行して進むことが多い上に、次々に新しい課題が生まれてくるので、優先順位決めには苦労しています。
🟨 O:
まずは代替手段がありそうかを考えますね。あとは、課題の重要度(仮にその課題を解決できない場合に及ぶ影響力)と、緊急度(問題が今発生しているのか近い将来発生しそうなのか)の2軸で考えるようにしています。
🟥 CTO宮﨑:
2023年9月からプロダクトを支援する「プロダクトチーム」と技術的な面を支援する「テクニカルチーム」に分割しました。CTO室全体の業務としては大きく変わってはいませんが、チームを分けることでそれぞれの観点から、より行き届いた支援ができると考えています。
🟥CTO宮﨑:
当社は開発バリューでもある「ユーザードリブン」や「技術は手段」を大切にしていることもあり、元々プロダクト志向のメンバーが多く、問題解決はできるものの技術的な統一感が薄いことが課題でした。
そのため、中長期的なサービスや組織の発展のためにも、会社全体として技術標準をしっかりと定め、技術が集約される体制が必要だと考えたんです。
🟥CTO宮﨑:
はい。複数サービスの展開に伴い、プロダクトごとの独自仕様が散見されるようになっていたので、課題に感じていました。自由度があるのは良い面でもあるんですけどね。
🟦 U:
そうですね。せっかく新しいプロダクトに注力することになっても、既存プロダクトの開発を通じて得られた知見を上手く活用しきれていないケースはあったかなと思います。
その他にも、特に主要プロダクトは技術的負債の影響を受けて、小回りが利かなくなっているのも正直なところです。これらを解消するためにも、組織編成を契機に改善できる点はあると思います。
🟨 O:
個人的には、開発組織全体として組織やプロダクトに対するミッションやバリューが浸透しきれていないのも、現状の課題だと思っています。Uさんのおっしゃる通り、知見の横展開が不十分な部分もあるので、チームごとに取り組み内容や価値観の差が生まれてしまっているのもあるのかなと。こうしたチーム間のばらつきを改善することも、今後のCTO室のミッションですね。
🟥 CTO宮﨑:
耳が痛いですね(笑)。「ぜひお願いします」という気持ちです......。
“CTO室”と言うと先進的な事ばかりやっている印象が強いと思うのですが、技術やプロダクトに加えて、バリューなどの方針を決め、浸透させていくことも必要ですよね。
プロダクトの価値を最大限に高めることがCTO室の役割なんだと再認識させられました。
🟦 U:
各開発チームが担当プロダクトの機能開発に注力できるよう、技術面でしっかりサポートしていきたいと考えています。
より専門性が求められる部分もあると思いますので、“広く浅く”というよりは、得意な領域や専門領域をしっかり持ちつつ、周辺の領域にも挑戦する意欲のある方が向いているのかなと思います。
🟨 O:
プロダクトの価値とは「お客様の課題をいかに解決できるか」だと思っています。常にお客様の課題解決に貢献できているかを意識した開発をしていきたいですね。
ただ、お客様の課題解決と一口に言ってもその内容はさまざまですし、特定のお客様だけの要望を叶えることにも限界があります。全体最適の視点で課題解決に取り組むことが重要だと考えています。
🟥 CTO宮﨑:
私たちはお客様の課題を見て、背景を知り、適切な解決法で課題を解決するエンジニア集団を目指しています。中でもCTO室には、技術はもちろん、ビジネス観点を持ち合わせた「プログラマー」ではなく「エンジニア」なメンバーが多く活躍しています。
スマレジ開発部の中枢となるような問題解決力・技術力に興味のある方、エントリーをお待ちしています!
🟦 U:
私たちが直面する課題は本当に複雑で.......。知恵の輪のように複雑に絡み合った課題解決をぜひ手伝ってほしいです(泣)。
🟨 O:
私も同様ですね(笑)。プロダクト開発の本質的な課題解決に挑戦したい方、心よりお待ちしています!
今回は当社のCTO室について、詳しくご紹介しました。
発展途上の組織ならではの魅力を感じていただけたでしょうか?
現在CTO室では、新たなメンバーを大募集中です!
私たちと一緒に、プロダクトの価値を最大化するための難課題に挑戦してみませんか?
少しでも興味を持っていただけた方がいらっしゃれば、ぜひお気軽にお問合せくださいね。