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森林と都会をつなぎ、木材の価値を作りたいという話

こんにちは。木材コーディネーターの五江渕です。
私は内装・家具業界を中心に国産材を使った建材・家具の加工・販売をしています。

デザイン会社や施工会社への営業をしながら、案件受注後は工場の工程管理や品質管理から納品まで木材利用における幅広い対応をしています。


木材には、「産地や作り手のストーリー」がある

木材製品は作られる過程で、例えば、〇〇県の地域の森林で、〇〇さんによって伐採され、〇〇さんが加工するという様々な人の手が加わります。そして、最終的には製品となって私たちのもとに届きます。

大半の木材には、このような産地や作り手のストーリーがあり、私がお手伝いさせていただくプロジェクトの多くでも、そうしたストーリーを持つ木材を使用することがほとんどです。

しかしながら、お客さま自身はそれが実際にどこで伐った木で、どのような過程を経た製品なのか、通常であれば私が作った提案資料以上の情報は知る由もありません。

木材の価値を高めたい

私はただ製品を販売するのではなく、納品されるまでのストーリーも付加することで木材の価値を高めたいと考えています。

木材には提案資料だけでは伝え切ることができないほど数え切れない価値があります。

最近では、お客さまを実際に木材が生産される森林や加工される製材所に案内し、木材の価値を伝える機会を増やしています。

この機会を通じて、お客さまはサステナブルな企業経営に必要な森林や木材の使い方を学ぶことができ、林業家や木材業者は自分たちの伐った木がどのような人がどんな形で使っているかを知ることができます。木材を生産する林業家や木材事業者にとって、そのようなことがモチベーションに繋がっているのだということを最近気が付きました。

森林と都会の橋渡しとなる

私の仕事は全国各地の木材を多く扱うので、地域の森林組合、製材所、家具・木工所などと連携して、案件に合わせたチームビルドがとても重要です。発注書と仕様書だけで物事を進めるのではなく、森林と都会の人々の間に関係性をつくり、お互いの顔を思い浮かべられるようなモノづくりを価値にしていけるようにこれからも精進したいです。

商業施設の内装プロジェクトにて間伐体験を実施した際の写真
森林組合、製材所、施主、デザイナー、施工監理のプロジェクトメンバー全員で


この記事を読んで、木材コーディネーターに興味を持った方はぜひお気軽にご連絡ください。

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