1
/
5

バインミーを深掘る

こんにちは! ホーチミンで海外インターン生活をしているMarcoです。
今回はベトナムのソウルフード、バインミーを深掘りする回です。

手軽に食べれて美味しい!バインミー

ベトナムの至るところの露店やカフェ、コンビニでも買うことができるバインミー。

フランスパンのようなパンに切り込みを入れてレバーパテ、ハム、野菜などの具材が入っているサンドイッチのような食べ物。

バインミーは直訳すると「小麦の軽食」だそうで、ベトナム人はあまり主食で食べることはなく朝食として食べたりしているそうです。

フランスパンとは明らかに違う。
バインミーの特徴

フランスパンの様な見た目をしておりますが、触感が全然違います。

外は薄くて堅く、中は空洞が多くとても軽い。 しっとりとしたフランスパンと比べてスカスカなパン質は具材と合わせやすく、サクサク食べられます。

このような特徴的なパンが生まれたのにはベトナムの歴史と深く関わりがあります。

バインミーの誕生

バインミーのルーツはベトナムが過去にフランス領インドシナだった時代にさかのぼります。
19世紀中頃フランスによって植民地となっていたベトナムはフランスの文化が半ば強制的に取り入れられました。

フランスパンもたくさん売られていたそうですが多くのベトナム人が働いていました。
そこでベトナム人がパンの作り方を覚えていく中、ベトナム人の為にもパンを作るようになっていきます。

中身の詰まったしっとりとしたフランスパンを作るのは当時貧しかったベトナム人にとってとても高価な為、ベーキングパウダーを増やすことで少量の小麦でパンを作るようになりました。
そして厳しい労働環境のベトナム人たちにもサクッと食べられるように、パンに具材を挟むスタイルになったそうです。

フランスの文化が混ざりつつ、ベトナム人の為にベトナム人が独自に進化を遂げさせていったのがいつしかバインミーとなりました。

色んなバインミー

今回気になった三つの店のバインミーを食べ比べしてみました。

高級なバインミー「my banh mi」

https://www.mybanhmivietnam.com/

ここはローカルなバインミーより約10倍の金額で売っているお店。
高級すぎて気になったので寄ってみました。

店員さんに聞いたオススメのバインミーがこちら。

ローストビーフがたくさん入っていて、比較的パンがしっとりしている
ドレッシングなど細部までこだわりを感じる、オシャレバインミー。

柔らかいローストビーフにドレッシング、パンが良くマッチしていて他より高級感がある味でした。

店内もとてもおしゃれな雰囲気でした。

とてもおいしかったのですが、パンから何からこだわり過ぎて、「バインミー」から遠ざかっている気が、、、笑



カフェのバインミー!「highlands cafe」

https://www.highlandscoffee.com.vn/

ベトナムにしかないベトナムで有名なコーヒーチェーン店です。
ここでもバインミーが売っているんです。

ここではツナが入ったバインミーを食べました。

少し小ぶりで、硬めのパン生地。
パクチーとツナのコンビネーションとコショウが良く効いて、味の濃いのベトナムコーヒーも合う。

「バインミー」感を残しつつもさらに万人受けしそうなテイストに仕上げています。
さすが大型チェーン店。



ホーチミン像の近く「Bánh Mì Ba Lắc」

https://goo.gl/maps/nueBkMPLETwvbK5Y8

ベトナム建国の父、ホーチミンさんの銅像の近くにある、よくある屋台形式のお店。
屋台なのにも関わらずネットのレビューが多かったので食べてみることにしました。

「special」と書いてあった1番美味しそうなバインミーを注文

3種類のハムがそれぞれキャラが濃く、食べるたびにテイストが変わります。
クリームチーズも入っていて全体をほんのりおしゃれな味に仕上げてくれています。
パンの質は空洞が多く軽めで食べやすかったです。

今回3つ食べたバインミーな中で一番バインミーらしく、一番美味しかったです。
他にもたくさん店があり、「シュウマイしか入っていない」バインミーの店や、ケバブ屋さんの「ケバブバインミー」など変わり種の店もあるそうで、これからもいろんな店に行ってみたいと思いました。

以上!

海外の食べ物を深掘りしていくと、その国の時代背景なども知れるのでとても楽しかったです。
是非ベトナムにお越しの際はバインミーを食べてみてください。


ありがとうございました。

SHIFT ASIA's job postings
7 Likes
7 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like 斉藤 聖音's Story
Let 斉藤 聖音's company know you're interested in their content