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【社員インタビューvol.1】シェアフルの社長に聞いた!〜スキマ時間を価値に変えるとは?〜

先月11月13日に、総合人材サービスのパーソルホールディングス株式会社と、フリーランス総合支援プラットフォームを提供するランサーズ株式会社が、共同出資による新会社、シェアフル株式会社を設立することを発表しました。(リリース記事

2019年1月設立、サービスもこれからのリリース、ということで、シェアフルについてまだあまり情報が世に出ていないので、社長に色々とインタビューしてきました^ ^
ちなみに、こちらの記事はシェアフル Advent Calendar 2018の25日目の記事です。


シェアフル株式会社 代表取締役社長 大友潤
1997年インテリジェンス(現パーソルキャリア)に新卒入社。ペイロール事業、派遣事業、事業企画等、さまざまな分野での業務を経験した後、2010年に同社経営戦略本部長、2012年には同社BI本部長に就任、40億円規模のIT投資を統括。2015年にテンプスタッフ株式会社(現 パーソルテンプスタッフ株式会社)へ異動。2018年からは、同社執行役員に。派遣BPOセグメントの事業戦略、サービスブランド開発、M&A、Innovation推進等を統括してきた。

シェアフルとは

ーーどんなサービスなんですか?

「スキマ時間を価値に変える」を掲げ、まずは短期間・短時間の仕事に特化し、柔軟な働き方を望む個人と必要な時に必要な分だけ人材を活用したい企業をつなぐオンデマンドマッチングプラットフォームを提供します。

ーー難しいですね。具体的には?

個人側は、専用アプリから自分のスキマ時間を登録するだけでその日の仕事が表示され、さらに自身の経験やスキル情報を入力することによって仕事紹介の精度をあげていくことができます。企業側は、マイページから即時に求人情報を登録・掲載することができ、「すぐに・自由に・簡単に」人材を採用することが可能です。また、就業条件明示・勤怠管理・給与計算などの給与計算アウトソーシングサービスも利用できます。
就業後は、個人・企業が互いの評価を登録し、その評価の蓄積が双方の信頼となり、次の仕事紹介や人材採用へつながっていく仕組みです。

ーー個人ユーザーにとっては、「自分の空いた時間を活用して、カンタンにお仕事を探せる」、企業にとっては「ちょっと人手が足りないこの日だけ、というニーズも含めて、働いてくれる人材を確保できる」便利なサービスなんですね!

前進のサービス名は・・・モーニングムスコ!?

ーーなんでこのサービスを作ろうと思ったのですか?

実は、もともとの構想自体は、遡ること17年くらい前。当時のインテリジェンス(現パーソルキャリア)が、新規ビジネスコンテストのようなものを開催していたのですが、そこで近い構想を発表していました。人々の経験・スキル・ノウハウや時間を本業とは別の軸で活かせないか、という観点から新しいビジネスを考えていました。いまでいう副業的なイメージですね。
当時から、隙間時間のマッチング、というのは頭のすみにあって、それをビジネス化できないか考えていたのですが、その時は、「スキマ時間を活用して働く」といった社会的なニーズが顕在化していなかったこともあり、事業化には至りませんでした。

ーー結構前から前進になるサービスプランは考えていたのですね!

サービス名は、【モーニングムスコ】笑

ーーまさかとは思いますが、モーニング娘。から取ったのですか?

はい笑

ーー恐ろしい。。でも、このモーニングムスコを原点に、ずっと事業化チャンスを狙っていたのですね!

インテリジェンスは形を変えながら、新規事業創出のためのプログラムを長くやっていて、その後数回にわたり、自分の新規ビジネスプランを発表してきました。(ある意味)無駄になっているものを掛け合わせて、価値あるもに変化させたい!という自分の想いはずっと共通していたかもしれません。
自分のキャリアも、コーポレート全体の経営戦略やグループのITガバナンスを統括するようなミッションが増え、ビジネス全体を俯瞰して捉えるように意識が変わってきました。

ーー大友さんのビジネス経験を通じて、事業構想はどんどんブラッシュアップされてきたんですね!

転機になったのは、6年前、旧インテリジェンスのIT部門長になった時のこと。簡単に、すごく分かりやすく言うと、ITを活用することで、事業が本当にドライブすることを体験したんです。その後、グループ会社のテンプスタッフ株式会社(現 パーソルテンプスタッフ株式会社)へ異動して、基幹システムの改修プロジェクトがあって。本当に大掛かりなプロジェクトで、いろんな調整ごとも本当に本当に大変だったんですが、テンプグループとしての多くのリソースがあることに気がつきました。

ーーパーソルグループ全体を俯瞰できた訳ですね。

インテリジェンス単体では比べようにならないほどの顧客数(法人も個人も)を誇り、全国にここまで多くの営業がいる。ビジネスとしては非常にリソースリッチな状態。それでも、現場でやっている業務は非常に非常にアナログなこと。。もったいない、としか言えなかったです。なので、自分がなんとかしようと思って、色々また頭を使って考えました。この潤沢なグループ全体のリソースを、ちゃんと活用して、事業を成長させようと。既存ビジネスの拡大はもちろん、新しいサービスも創れると思ったんです。

ーーその、もったいない!と思う実体験が、今のシェアフルにつながった?

単純に、無駄な時間を価値に変える(お金に限らず。生産性を高めるとか)手段って、自分にとってプラスだし、周りにとってもプラスだし、グループ内へのプラスの影響はもちろん、社会的に考えても、働きたくても働けない人がまわりにいて、そんな社会的に困っていることへの解決手段を何らか創りたいと思ったんです。それが、少しずつ今のシェアフルの事業の形になっていった感じですね。

テクノロジーの力で新しい価値創造を

ーーなるほど。テクノロジーの力で、既存の業務の効率化はもちろん、新しい雇用創出、ビジネスチャンスは創れる!と言うことですね。

ちょうど、いろんなご縁が重なって、ランサーズ株式会社とタッグを組むことになり、テンプグループ以上に、テクノロジーに強い、色々なノウハウを持ったスペシャリストの面々も集まってくれて。ランサーズは、クラウドソーシングで企業と個人をマッチングする技術に非常に大きな強みを持っていました。ランサーズとしても、「働き方の変革」のビジョンに合致しており、非常に前向きに技術的・人員的な協力をもらえることになったのです。
とても素晴らしいチャンスを掴んだと思っています。テンプグループは、基本的には、人材に関わるソリューションを多数持っていますが、唯一やっていない領域があったんです。それが、「日々紹介」の領域でした。

ーーひ、ひびしょうかいとは?

1日単位の人材紹介です。派遣とは異なり、就業先の会社が雇用主となり、採用決定したら、雇用主である企業から紹介手数料をいただく、と言うビジネスモデルです。ご存知の通り、慢性的な人手不足が続き、短時間、短期間労働力へのニーズの高まりが強く叫ばれています。短時間・短期間労働市場の中で、全体の50%を占めているのが、事務、販売・飲食、軽作業の3職種です。この領域は、我々パーソルグループ内の既存取引アセットとの親和性がとても高いのです。

ーーなので、短時間・短期間の働き方に、まずはフォーカスを当てているのですね。

そうです。まずはこの領域からスタートして、様々な雇用形態で、個人と企業のニーズをつなぐプラットフォームを目指します。初めは、グループ内の強みを活かせる短時間・短期間の領域からスタートしますが、将来的には、国境も性別も年齢も、業界や職種や雇用形態も関係なく、広く様々な方に使ってもらえるサービスにしたいです。

ーーおお、一気にグローバルな感じですね。

人々がもっと自由に、もっと多様な働き方を選択できるようにしたい。時間(能力・経験)を価値に変える手段をもっと増やしたい。この想いで、シェアフルをつくっています。雇用形態にとらわれることなく、必要な時に、必要な環境で、必要とする仲間たちと、仕事をし、成果を出す。
その評価が適切に蓄積され、次の成果の土台となっていく。この実現のために、テクノロジーと人の力を融合させて、今までとはちょっと違ったやり方をどんどん提案し、人・組織が満たされる世の中を創っていきたいと考えています。


ーー「人と組織の成長創造インフラ」を目指すパーソルと、「個をエンパワーメントする」ランサーズが、テクノロジーと人の力を融合させて、人・組織が満たされる世の中を創っていく!これからのシェアフルが楽しみですね^ ^

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