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レールの真ん中らへんにいたはずの私が、リクルート、エス・エム・エスを経て教育ベンチャーをはじめた理由

中退もせず、大きなトラブルにも巻き込まれたこともなく、傍目から見れば「レールの真ん中らへん」を歩いてきたような高校時代の私にだって「自分というものに対する危機感」だけは十分にありました。現に、高校時代の日記を読み返してみると「自分を変えたい、変えたい、変えたい、、、」と毎日のように綴られています。

センセイプレイスを立ち上げてから3年。全国各地に住んでいる何百もの若者との1対1の対話を、Skypeを通して繰り返し行ってきました。その中で、高校時代の自分が心の中でつぶやいたであろう言葉を、沢山彼ら彼女らから聞いてきました。

「今の自分が嫌だから、こんな自分を変えたい」
「やると決めたはずなのに、結局ずるずるときてしまった」
「自分に自信がない、、、」

現代に生きる若者の多くが、当時の私がそうだったように「中途半端な自分への危機感」をぼんやりと抱えているように思います。

私にとっての転機は、大学時代に出会った先輩達の存在でした。世話好きでユニークな彼らがいろいろな形で背中を押してくれたからこそ、「目の前のことに果敢にトライしていく」という基本動作が身についていったんだと思います。

背中をポンと押してもらったという話で思い出すのは、大学1年生のときに幹事をしたBBQ企画のことです。よくある河原でのBBQです。でも、それが自分にとってはじめての「人を巻き込んで何かを作る」経験でした。その幹事役をけしかけてくれたのが、そしてサポートをしてくれたのがその先輩達でした。当時の自分にとって、その企画は果てしなく難易度の高いものでした。自分発信で行動することってこんなにも大変なものなのか、そしてこんなにも充実感があるものなのか。そんなことをちっぽけな一つの企画から学びました。

こういった小さな積み重ねと人との出会いが、間違いなく今の自分を作ってくれています。あの時、あの人に出会わなかったら、あの言葉をもらっていなかったとしたら、今自分は一体どこで何をしているのだろう。そんなことを節目のたびに思います。レールの真ん中らへんにいたはずの自分は、人との出会いを重ねる中で「トライ」する機会を増やしていき、社会人としてリクルートやエス・エム・エスでお世話になり、そして気づけばベンチャーを立ち上げていました。

「人との出会い」が人生に与える影響は計り知れない。特に若者にとっての「出会い」や「背中押し」は、その後の人生を大きく左右するほど重要なもの。

私がセンセイプレイスを立ち上げた原点は、常にここなんだと思います。

創業から3年かけてようやくセンセイプレイスは「既存の教育サービスとは180°違う」独自の立ち位置を見つけることができました。それは、私が高校時代に欲しかったものでもありました。中途半端な自分の背中をいい具合に押してくれるもの。目の前のことに果敢にトライできるような人間に近づいていけるもの。

「こういうのマジで欲しかったな」と思いながら、今日もセンセイプレイスを作っています。

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