This page is intended for users in Singapore. Go to the page for users in United States.

アーティストからプロデューサーへ。紆余曲折を経て見つけた、自分の強みが活かせる「統合プロデューサー」という仕事。

今回お話を聞いたのは、株式会社SEESAWで統合ディレクターとして活躍する、白尾佳也(しらお かなり)です。日本の大学を卒業後にドイツへ留学し、アーティストとして活動をしてきた彼が、統合ディレクターとしてのキャリアを選択した理由は?今の仕事のどういうところに魅力を感じているのか?白尾さんのこれまでと、今の仕事にかける想いを聞いてみました。

期待と現実の違いを感じた新社会人時代。ドイツの大学院と出会うまで。

ー学生時代は音大に、卒業後は映像制作会社で働いた後、ドイツ留学をしていたと聞きました。そのようなキャリアを選択した経緯を教えていただけますか。

僕は国立音楽大学の音楽文化デザイン学科に通っていました。この学科は器楽科や作曲科とは少し違って、音楽に携わる全般を学ぶ学科です。コンピューター音楽がコアな軸なのですが、それに付帯するPA(Public Address)についてや録音、発表会などで使用するパンンフレットのデザインなど、包括的に学びました。

コンサート運営などの経験から、「プロダクションマネージャーのような、制作の仕事をしていきたい」と思い、就職活動の時期には制作会社やテレビ会社など数社を受けた後、映像制作会社にプロダクションアシスタントとして就職しました。将来的にはプロデューサーになって、「自分が今までやってきたニッチな世界の音楽を取りれた映像を制作していきたい」という野望なんかも抱いていました。

ですが、働いていくうちに「自分は本当にこういう仕事がやりたかったのか?」と疑問を持つような出来事が続き、仕事にいろんな違和感を感じるようになり、入社して8ヶ月程で退職することになりました。

その後は、母校である国立音大の研究室に助手補佐として働きながら、自分のやりたかったことを見直す期間をとりました。助手補佐として働く傍ら、音を譜面上に構築していく作曲法以外の音響的な表現に興味を抱くようになり、実験的な模索をします。
働き始めて2,3ヶ月ほど経過した頃、ドイツのベルリンにある「ベルリン芸術大学院サウンドスタディーズ学科」の存在を知りました。この学科は、音と人の関係性について多角的に研究することができるので、自分の音への関心と合致し、「海外留学という道もあるんだ」と思い、色々調べた後にその大学院を受験しました。

ードイツではどのようなことをされていたのですか?

ドイツには6年間滞在していたのですが、最初の3年間は、大学院にあるサウンドスタディーズ学科に通い、「音とはなんなのか?」を考えるオーディティーコミュニケーションを専攻していました。

時刻システムと人間の時間知覚との関係性をコンセプトとするオーディオビジュアル作品「on time」
動画:https://vimeo.com/123552139

大学院を卒業後は3年間ほどフリーランスでアーティスト活動を続けつつ、副業として色々なことをして生計を立てていました。日本に戻ろうと決断するきっかけがあり、帰国することにしました。

帰国した当時は31歳だったのですが、職歴は3年間のアーティスト活動がメインだったため、就活はとても難航しました。何社も応募しましたが、なかなか面接まで繋がらないという状況でしたね。

ーSEESAWのことは、どのように知ったのですか?出会ったきっかけを教えてください。

姉の紹介です。帰国後に入社したWeb制作会社は自分の働き方に合わずすぐに退職をし、次の就職先を探していた時、姉の知人であったSEESAWの成田さん(SEESAW 取締役)を紹介してもらいました。

成田さんに会うまで、SEESAWの存在は知りませんでした。

「ゼロから何かを生み出す」その過程に携わる楽しさを知った。

ーSEESAWに出会い、統合ディレクターという仕事にも出会ったのですね。

そうですね。その時はとにかく安定して働ける就職先を見つけたかったため、会社や仕事内容に強くこだわらずに入社を決めました。 SEESAWではデザイナーかディレクターのどちかの道があったのですが、今までの経歴から「デザイナーとして一から経験を積むよりも、ディレクターとして入った方がキャリアの道が早い」という話になり、統合ディレクター職として働くことになりました。

統合ディレクターの仕事は制作進行が多く、スケジュールを引いたり、プロジェクトの提案や進捗管理をします。このポジションは一般的にいう「ディレクター職」の中の一つで、クライアント側にも寄れるし、制作側にも寄れる包括的な立場です。プロジェクトによっては営業にもなるし、PMやプロデューサーのような動き方もします。

一番多く携わる業務は、打ち合わせやヒヤリング、Web案件ならワイヤーフレームの作成なので、コミュニケーション能力や見通しを立てる力、クリエイティブ領域での総合的な知識は重要になってきますね。

ー今のお仕事のやりがいや楽しさを教えてください。

制作進行をしていて、何も見えなかったプロジェクトがも形になっていく過程が見れるのは楽しいですね。動画のPMを担当させていただいた「SEKAI NO OWARI INSOMNIA TRAINからの脱出」はSEESAWが、ロゴ・WEB・グラフィック・PR・広告運用など包括的に関わった案件でしたが、その中で自分も一つのパーツとして動くことができたのは嬉しかったです。

統合ディレクターという立場では人と人の間に立って仕事をするため、連絡のキャッチボールをどれだけ円滑にできるかが重要となってきます。自分が連絡を回すということは簡単なように見えて、実は「言葉の選択」や「パスを投げるタイミング」がとても重要なため、上手く回せている時は「仕事をしているな」と面白さを感じる瞬間ですね。

あとは仕事をする上で「丁寧な仕事をすること」と「チームの雰囲気を大切にすること」は意識しています。連絡のパス回しもそうですが、チームの雰囲気をよくして仕事に取り組むことは大切ですし、ミスが少ないように丁寧に進めることで、周りの負担を減らすよう心がけています。

ーSEESAWで働く魅力とは?

いろんな知識が身につけられることですかね。多種多様な案件が多いため、その都度学ぶことはたくさんあります。サービスデザインから関わる案件は特に、市場調査なんかも一緒に行うため、調べた知識が自分のものとして身についていきます。

あとは上流案件が多いため、将来サービスとしてリリースされた時に、「僕がやったんだぜ!」って言えるサービスに関わることができるのは魅力ですね(笑)。

SEESAWから発信するプロジェクトやサービスをつくりたい

ーこれまで様々なステップを踏んで来られたかと思いますが、今後実現したいことはありますか?

SEESAWでは自主企画がどんどんプレゼンできるようなディレクターになりたいです。アーティストとしてドイツで活動していたこともあり、「違った角度から物事を切り開いて、一つのプロジェクトを立ち上げる」のは、自分が本来やりたいと感じるコアにあることですね。そのために今は予算管理能力や、プレゼン能力を高めることを意識して仕事をしています。

また、この仕事を通して、フリーランスとして働いていけるくらいの知識やスキルは身につけたいと考えています。独立するか?時期はいつかなど、具体的には決めていないですが、それくらいのレベルに達したいとは思っています。

ー白尾さん、お話ありがとうございました!

株式会社SEESAW's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
If this story triggered your interest, go ahead and visit them to learn more